4月1日(月曜日)にトルコショックの再来か!? 窓開け注意!!

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2019年3月29日

4月1日(月曜日)にトルコショックの再来か!? 窓開け注意!!

記事を書いた人:川ちゃん

 

トルコリラが騒がれています!

 

トルコで何が起きてるの!?

 

川ちゃんと岡ちゃんで雑談の延長で、動画にしてみました!

 

トルコがXデーを迎えるかもしれません。。。

 

 

 

 

 

 

目次

◎トルコの10年国債

 

トルコ10年債利回りチャート

 

 

トルコ10年債利回りを見ると、昨年のトルコショック(2018年08月10日)の時のような金利上昇しています。 金利水準は、もうちょっと届いていませんが、上昇スピードがトルコショック直前の動きに似ています。

 

 

 

◎トルコスワップ金利

 

 

サクソバンク スワップ金利カレンダー

 

 

サクソバンクのスワップ金利ですが、ここ2日間の金額が大変なことになっています!

 

カレンダーの見方は、左から「日付」「売りスワップ金利」「買いスワップ金利」「付与日数」です。 このカレンダーは、1万通貨に対する金額です。

 

注目して欲しいのは、先週まで売りスワップは「-150円」くらいでした。 それが、一昨日は「-1,076円」、昨日は「-2,982円」となっています。 1万通貨のトルコリラ円を売っていると、1日で-2,982円金利が付く(金利支払い)ことになります。 しかも付与日数が「1」なので、付与日数が「3」の3倍デーとなると、1万通貨の売りポジションで約-9,000円の金利が発生することになります。

 

1万通貨で、この金額です。 個人投資家ならまだしも、ヘッジファンドや銀行などは、数十・数百・数千倍の取引額です。 そうなると、実質トルコリラ売りは出来なくなってしまいます。

 

 

 

◎トルコで何か起こっている!?

 

上記のように、トルコリラを売ると大変なコストがかかるということで、リラ売り抑止となっています。 当然、エルドアン大統領(トルコ大統領)は、リラ売り抑制のためにやっているのですが、マーケットの自由取引を強引に、力業で締め付けています。

 

昨年のトルコショックは、政策金利の引き上げに動こうとしたトルコ中銀に圧力をかけて、利上げが出来ないことが原因でした。 今回も強引に流動性と金利を動かしています。 一部報道では、マーケットに喧嘩を売っているなどと書かれていました。 それだけ、強引なことをしているということです。

 

 

 

 

◎今後の予想

 

 

一部噂では、金利が下がったところをヘッジファンド等が狙っているといわれています。 上記の様な力業は長続きしません。 なので、金利が下がったところを、一斉にトルコリラ売りを仕掛けようとしているようです。

 

では、いつ金利が下がるのだろう!?

 

多くの予想が、「トルコの統一地方選挙」です。 そもそも、今回エルドアン大統領がこのようなことをしている背景が、選挙対策ではないかといわれています。 リラ売りを止めて見せることで、自信の成果をアピールして、選挙戦を有利に進めようとしているのではないかといわれています。

 

ということは、選挙が終わると金利を戻すのではないかと見られています。

 

選挙は、3月31日(日曜日)です。

 

今週末、今日中にポジション調整しておかないと、月曜の取引開始時には大きく窓開けの可能性もあります!

 

要注意です!

 

 

 

 

 

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