トルコ金融政策、CPI、PMIの発表に注目! 「10月18日週の注目点とイベントスケジュール」

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2021年10月17日

トルコ金融政策、CPI、PMIの発表に注目! 「10月18日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は、ドル円は2018年10月以来の114.46円まで上昇、ポンド円も2018年2月以来の156.15円まで上昇と、クロス円の上昇に驚く1週間でした。

原油価格や石炭価格など燃料資源価格の上昇により、資源輸入国の日本は貿易赤字になるのではないかとの懸念から日本売り、円売りが進んでいるのではないかと言われています。

燃料資源価格の上昇は、資源輸出国であるカナダドルや豪ドルの下支えとなり上昇しています。

IMM通貨先物ポジションでは、記録的に積みあがった豪ドルショートポジションが減少に転じています。

 

燃料資源価格の上昇から物価上昇に繋がり、スタグフレーションが懸念されていることから、原油価格を抑えようとサウジアラビアに原油増産を依頼しましたが、サウジアラビアは増産を拒否。

増産を拒否したことで原油は高値を更新しています。

まだまだ、燃料資源価格の上昇は注目される展開が続くのではないかと思います。

 

今週は、重要指標も数多く予定されており、中銀メンバーの更迭で史上最安値を更新しているトルコでは政策金利が発表されます。

材料が豊富で、今週もボラティリティの高い1週間になるのではないかと期待しています。

 

◎今週の注目点

 

1)経済指標

 

CPI(消費者物価指数)

今週はニュージーランド、英国、カナダでCPI(消費者物価指数)が発表され、コロナ禍からの景気回復、燃料資源価格の上昇、人手不足など、事情はそれぞれ違いますが各国インフレに注目されています。

 

ニュージーランドでは住宅価格の高騰が懸念され、物価上昇に注目が集まっています。

先日のRBNZ理事会では主要国中銀では先陣を切って、0.25%の利上げに踏み切りました。

声明文ではインフレに注目しており、一時的に4%を超える懸念に触れており、追加利上げの可能性にも触れています。

今週発表のCPI(消費者物価指数)の数字がどこまで上昇しているのか、追加利上げに繋がるのか注目です。

 

英国は燃料資源価格の上昇、人件費の高騰が注目されています。

英国はEUから離脱したことで、欧州からの低賃金で働いてくれる労働者が引き上げてしまい、労働者不足が問題になっています。

先週の英雇用統計では、平均賃金が7.2%上昇しており、人件費の高騰が物価上昇に繋がるのではないかと注目。
物価の上昇が進んでいる場合、早期の利上げに繋がる可能性が高くなることから注目されています。

 

カナダは原油価格の上昇から、産油国としてカナダドルが買われています。
カナダ国内でも物価上昇が進み、テーパリングが完了し利上げに進むのではないかと注目されています。

CPI(消費者物価指数)の発表で利上げ期待が高まれば、原油高と併せてカナダドル買いの追い風となるのではないかと注目しています。

 

 

 

製造業・サービス業・総合PMI

コロナ禍からの景気回復、回復のピークアウト、物価高によるスタグフレーションが懸念される状況で、各国の景気見通しがどのようになっているか注目されています。

PMIは企業の中で景気に敏感な担当者に、この先の景気見通しをアンケートして、結果を指数化したものです。

今週のPMIは速報値なので、予想と結果が乖離する可能性があります。

コロナ禍から景気回復してきているところから、予想を大きく下回りピークアウトしているようであればリスクオフに繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

2)トルコ中銀金融政策発表

 

トルコではエルドアン大統領によって中銀メンバーが3名更迭され、トルコリラが下落し安値を更新しています。

エルドアン大統領が更迭した3名は利下げ反対はと見られ、今週のトルコ中銀金融政策発表では利下げするのではないかと予想されています。

トルコ中銀は金利目標をコアインフレ率を上回る水準として、9月23日の政策発表で1%利下げを発表し、19%から18%に引き下げました。

その後発表されたCPI(消費者物価指数)は19.58%、コアCPI(消費者物価指数)は16.98%となっています。

インフレ率は前月と比べて上昇していますが、トルコ中銀が目標としているコアCPI(消費者物価指数)の水準よりは政策金利のほうが1%高くなっているため、今回の金融政策発表では1%の追加利下げを発表するのではないかと予想されています。

 

予想通り利下げをした場合はトルコリラが売られ、ストップが並んでいるところまで売られた場合はリラクラッシュが起きる可能性があります。

また、予想以上の利下げとなった場合は、中銀が発表していた金利水準を下回る結果となり、大きくトルコリラが売られる展開となり、リラクラッシュの可能性が高まります。

トルコリラが暴落した場合は、デフォルト懸念などから欧州にも影響が出てくるのではないかと気にしています。

トルコの政策金利発表に注目です。

 

 

 

3)要人発言

 

各国中銀が政策変更のタイミングにある中、要人発言に注目が集まっています。

 

米国FRBは年内テーパリングが確実視され、来年1回の利上げもかなり織り込みが進んでいます。

来年2回目の利上げがあるのか、23年は何回利上げがあるのかに注目が集まっています。

発言内容で利上げ織り込みが進むようであれば、米金利が上昇するのではないかと注目しています。

また、前回のFOMCで発表されたドットチャートでは9名のタカ派理事ですが、そのうちローゼングレン・ボストン連銀総裁とカプラン・ダラス連銀総裁、クウォールズFRB副議長が退任しています。

なのでタカ派が減った状況で、ハト派の理事がどのくらいいるのか、ハト派の理事が利上げについてどのように考えているのか注目です。

 

英国は、来月11月のSuper Thursdayは政策変更の期待が高い政策会合です。

引き締めよりも利上げが先と発言しているベイリーBOE総裁の発言や、物価上昇から、来月もしくは来年2月の利上げ期待が高まっています。

ハト派とタカ派が拮抗している状況で、ハト派からタカ派に変更する理事がいないか、発言に注目です。

また、英10年債利回りは上昇しており、米国に追いつく勢いです。

利上げ期待が高まれば、英10年債利回りはさらに上昇するのではないかと注目しています。

 

欧州ECBは12月にPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の終了を検討するのではないかと注目が集まっています。

タカ派のメンバーからはコロナ対応の緊急措置なので、コロナ禍が収束に向かったり売状況でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)は終了すべきという意見と、ハト派のメンバーからは

、まだまだ緩和政策が必要でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に変わる緩和政策を検討すべきとの意見が出てきています。

追加緩和、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に変わる緩和政策などの意見が強くなってくると、引き締めに向かう中銀が多い中で緩和に向かう中銀として、通貨が売られやすくなるのではないかと注目しています。

 

RBA理事会は来年2月まで、現在の緩和政策を継続するとしていますが、その先の金融政策で引き締めを進めるのか、利上げを進めるのか、ロウRBA総裁の発言に注目です。

 

 

 

4)中国リスク

 

中国恒大集団は先日、社債の利払い履行すると発表していますが、マーケットでは国内の投資家の反発・暴徒化を抑える為に、国内向け利払いは履行していくのではないかとの意見が見られます。

その上で、18日・19日にもデフォルトを宣言する可能性があるのではないかと懸念されています。

デフォルトが発表された場合、中国でどこまで影響が広がるのか、ドル建て債(海外投資家向け)はほとんど利払いされていない状況で、どこまで影響が出てくるのか注目です。

 

また、中国はトランプ政権時に合意した貿易協定(第1弾階通商合意)を履行できていないとして、米中で協議されています。

米国では例年10月中旬に為替報告書が発表されることから、今週にでも為替報告書が発表され中国の為替操作国認定が発表され、貿易協定の不履行と併せて貿易摩擦が再燃する可能性があります。

米中貿易摩擦が再燃すると、報復関税などに繋がる可能性があるので要注意です。

 

 

 

5)燃料資源価格の上昇

 

先週に続き、今週も燃料資源価格の上昇が注目される展開が継続すると見ています。

中国や欧州の電力不足問題から、資源価格の上昇に繋がっています。

また、OPECプラスによる増産拒否も資源価格の上昇に繋がっています。

燃料資源価格の上昇はコスト増に繋がり、物価高に繋がり、スタグフレーションが懸念される展開となっています。

資源価格の上昇は米金利の上昇に繋がり、燃料資源輸入国の日本は円売りに繋がり、今週もドル高円安トレンドが続くのではないかと注目しています。

資源輸出国のカナダや豪州は底堅く推移するのではないかと注目しています。

 

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

10月18日(月曜日)

 

06:45 NZD NZ四半期CPI(消費者物価指数)

11:00 CNY 中国GDP・鉱工業生産

23:30 GBP カンリフBOE副総裁発言

 

 

10月19日(火曜日)

 

03:00 USD 米月次財政収支

03:15 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言(23年投票権)

09:30 AUD RBA理事会議事要旨

19:00 GBP マンBOE外部理事発言

21:00 EUR パネッタECB専務理事発言

21:05 GBP ベイリーBOE総裁発言

22:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

21:30 USD 米建築許可件数

 

 

10月20日(水曜日)

 

00:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

03:50 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)

15:00 EUR ドイツPPI(生産者物価指数)

16:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

16:20 EUR エルダーソンECB専務理事発言

18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)

21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

22:40 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

23:30 USD 原油在庫量

 

 

10月21日(木曜日)

 

EU首脳会議

 

00:20 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言

01:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁(23年投票権)、ボスティック・アトランタ連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁(22年投票権)、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(23年投票権)発言

02:00 USD 米20年債入札

03:00 USD ベージュブック(米地区連銀経済報告)

20:00 TRY トルコ中銀金融政策発表

21:30 USD 米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数

23:00 USD 米中古住宅販売戸数

23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)

 

 

10月22日(金曜日)

 

EU首脳会議

 

04:00 AUD ロウRBA総裁発言

08:30 JPY 日CPI(消費者物価指数)

15:00 GBP 英小売売上高

16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

21:30 CAD カナダ小売売上高

22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

23:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

 

 

10月23日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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