リスクオフ相場突入! 世界的株安、欧州危機不安 ~10月19日の戦略~

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2018年10月19日

リスクオフ相場突入! 世界的株安、欧州危機不安 ~10月19日の戦略~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎保有中のポジションと戦略

 

EUR/USDのShortポジションはホールドしています。次の目標は前回安値”1.1430”そして”1.1400”です。 ”1.1400”割れたとこで追加を考えています。 イタリア予算案の懸念が大きくなってきているので、もうちょっと引っ張っていきたいと思います。

日足チャートの平行チャネル(白)を下抜けしたことで、安値更新しにいくのかと思います。

 


EUR/USD 時間足チャート

 


EUR/USD 日足チャート

 

 

AUD/USDのShortポジションはホールド中。 昨日の豪失業率は強い結果だったものの、米中関係の悪化から中国株下落が大きく影響。 AUDは下落しています。 米中関係が改善するまではホールドしておきたいと思います。

 


AUD/USD 時間足チャート

 


AUD/USD 日足チャート

 

 

 

その他通貨では、カナダドルを注目しています。 本日発表のCPIが強い結果であった場合、カナダドル買いを検討しています。 ペア通貨はCHF・AUD・EURのどれかを考えています。

 

 

 

 

◎本日の注目点

 

 

1)イタリア予算案

昨日、EUサミットでイタリア財政懸念についての言及がありました。 イタリア出身のドラギ総裁は、名指しはしませんでしたが「EUの財政規律を守る事は大事」と発言。 欧州委員会はイタリア予算案の拒否を示唆しました。 イタリア側は予算案の修正に応じるのかは不明。 今後両者の間で、どのように折り合いをつけるのか注目です。 また、イタリアについては月末の格付け発表が控えています。 イタリア発の欧州危機に繋がらないか注目されています。

 

イタリア予算案を巡ってユーロは乱高下! 何が問題なの?を解説

 

 

2)米中冷戦と中国株価

先日、ペンス副大統領は中国に対し、批判的な発言。 米国と中国の関係は貿易・関税問題ではなく、冷戦と言ってもいい状況です。 米国の中国批判を受けて、中国株(上海総合指数)は大崩れ、大幅下落となっています。 米中関係は改善の兆しが見えてこない、長引きそうな気がします。 中国の景気見通しに注意しておきたいと思います。

 

 

3)サウジアラビアと米国

サウジ記者を巡って、リスク懸念が大きくなってきています。 世界的に、サウジアラビアに制裁をとの声が出始めています。 米国は同盟国として擁護していますが、今後の動きに注目です。 懸念の一つに原油価格があります。 アナリストによって予想は違いますが、原油価格200ドルという意見もあります。 これ以上、この問題が大きくなるかどうか注視しておきたいと思います。

 

 

4)Brexit交渉関連

昨日のEU首脳会談では、これと言ってBrexit交渉について道筋を作ることは出来ませんでした。 それどころか、開催が噂されていた11月の臨時EUサミットも流れたのではないかと言われています。 離脱の移行期間について、延長という意見も出ていますが、英国側は受け容れることはないと思われます。 このような結果になってくると、次に懸念されるのがメイ首相の進退です。 Brexit交渉と英国政治に注目です。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

10/19(金曜日)

EU首脳会議(18~19日ブリュッセル)
アジア欧州会議(18~19日ブリュッセル)

11:00 CNY 中国GDP
15:35 JPY 黒田日銀総裁発言
21:00 CAD カナダCPI(消費者物価指数)・小売売上高
22:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言

10/20(土曜日)

01:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
01:10 GBP カーニーBOE総裁発言
01:45 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

↓↓↓週間スケジュールと注目点は以下を参照↓↓↓

EU首脳会議開催、ユーロ・ポンド大荒れの1週間! ~10月13日週の注目点~

 

 

 

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