地政学リスクに発言や指標など材料豊富な1週間! 「2月28日週の注目点とイベントスケジュール」

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2022年2月27日

地政学リスクに発言や指標など材料豊富な1週間! 「2月28日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週はロシアのウクライナ侵攻でリスクオフが進み上下に大きく動く展開が続きました。

ウクライナ侵攻だけで言えばマーケットは織り込みが進んでリスクオフが後退していますが、週末の間もロシアの一部銀行にSWIFTから排除の制裁が発表されるなど、新たなリスクオフ要因が出てきています。

 

今の所、週明けのウェリントン市場は窓開けするのではないかと、ニュースを追いかけている状況です。

 

今週もウクライナ情勢をマーケットがどこまで織り込むことができるのか、ウクライナ情勢がマーケットの中心になるのではないかと思っています。

また、月末月初の週ということで、特殊な値動きや重要指標ラッシュなど取引材料が豊富な1週間なのでボラティリティの高い1週間となるのではないかと思っています。

◎今週の注目点

 

1)ウクライナ情勢

 

軍事侵攻

ロシアはウクライナ首都キエフに侵攻し、ゼレンスキー大統領はじめ現親欧政権の壊滅させようとしているのではないかと考えています。

対して欧米はウクライナには軍の派遣はしないと発言しており、ウクライナでの軍事衝突は避けられるのではないかと考えています。

今週はロシアの侵攻目標が東部地域の独立と現政権の壊滅なのか、それともウクライナの非軍事化まで求めるのか、ウクライナ侵攻がどこで終了するのかがポイントになりそうです。

軍事侵攻の最終目標が見えればマーケットは地政学リスクを織り込み、あとはリスクオフが後退していくのではないかと考えています。

仮に、ウクライナの完全武装解除に加え、東欧のNATO地域からの米軍撤退まで求めるようであれば、さらなる軍事衝突の可能性が出てきて、もう一段のリスクオフが進む可能性があるので要注意です。

 

 

 

SWIFTからロシア排除

先週はイタリアやドイツなど欧州のいくつかの国が反対したことでSWIFTからロシア排除が見送られましたが、週末に一転しドイツやイタリアもSWIFTからロシア排除に賛成しました。

ただ、SWIFTからロシア排除は一部のロシア銀行ということで、抜け道があるのでどこまで実行力があるのか詳細を見極める週となりそうです。

また、ロシア中央銀行に対しても制裁を課すとの事で、ロシアルーブルへの介入やロシアの外貨準備にどこまで影響が出てくるのか見極めたいと思います。

欧米の経済制裁がロシアにどこまで影響力を持つのか、SWIFTからロシア排除やロシア中銀への制裁が世界のマーケットにどこまで影響が出てくるのか注目です。

 

 

 

エネルギー価格・資源価格

ロシアに制裁を課したことでロシア産の天然ガスや原油、鉱物資源などの輸出がどうなるのかが注目です。

先週はウクライナ侵攻で原油価格は上昇し、一時100ドルをつけました。

今週はOPECプラス閣僚級会合が予定されていますが、OPECプラス閣僚級会合にはロシアも含まれます。
ロシアからの原油供給が減る可能性の中で、その他の産油国がどのような対応をとるのか、原油価格がどうなるのか注目です。

また、天然ガスも同様に価格が上昇しています。

制裁による(ロシアの制裁報復による)天然ガス供給減がどこまで影響し、天然ガス価格が上昇するかに注目です。

その他に、今回のウクライナ侵攻でタンカーが攻撃されるなど海運にも影響が出てきています。

小麦など穀物価格の上昇も出てくると思われます。

このような物価上昇がどこまで進むのか、物価上昇が株価下落や中銀の引き締めにどこまで影響が出てくるのか注目です。

 

 

2)金融政策

 

RBA理事会

今週の豪州政策発表、RBA理事会では据え置きが予想されています。

注目のポイントは声明文で利上げはまだ先と言っていた部分が前倒しになるのか、ハト派からタカ派に変わるかに注目です。

お隣ニュージーランドは先週の政策発表で0.25%利上げし、0.5%利上げもあり得たとタカ派姿勢を強調しています。

先日発表された豪州の雇用統計では労働参加率は回復したうえで、失業率も回復してきています。

ウクライナ侵攻で物価上昇も予想されます。

このような状況を考えると、タカ派に転じる、引き締めのヒントが出てくる可能性があるのではないかと注目しています。

 

 

 

カナダ政策金利

カナダは今週の政策発表で0.25%利上げし、政策金利を0.5%に引き上げるのではないかと注目しています。

原油価格の上昇や物価上昇などを考えると主要中銀と足並みを揃えるように引締めていくのではないかと考えています。

ポイントは声明文で今後の利上げ回数や物価の見通しなどについてです。

原油価格が高騰していることなどからカナダドルが底堅くなっていることから、タカ派な内容が出てくるようであればカナダドルがもう一段上昇するのではないかと注目しています。

 

 

 

FRB要人発言

3月16日のFOMCで0.25%利上げするのか、それとも0.5%利上げするのか注目が集まっています。

来週からはFOMCを控えてブラックアウト期間に突入することから、今週は要人発言から3月16日のヒント探しになると思います。

特に気になるポイントはウクライナ情勢を巡る地政学リスクが米国経済にどのくらい影響し、物価上昇にどのくらい影響するのか?

物価上昇に対してFRBが緊急的に動く必要があるのか?

などに注目したいと思います。

3月のFOMCで0.5%利上げの可能性が出てくるのか注目です。

また、今週はパウエルFRB議長の議会証言が予定されています。

当然、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの影響と物価高について質問が出てくると思います。

議会証言には注目しておきたいと思います。

 

 

 

ECB要人発言

ウクライナ侵攻の影響を大きく受けやすい、地理的に近い欧州がどこまで影響を考えているのか、ECBの要人発言に注目です。

天然ガスなどエネルギー価格の上昇が欧州の物価にどこまで影響するのか、物価上昇が深刻であれば早期の引き締めに繋がる可能性出てくるのではないかと注目しています。

また、今週はECB理事会議事要旨が発表されます。

前回のECB理事会と状況が変わっているので、どこまで議事要旨の内容が重要になってくるかわかりませんが、一応注意しておきたいと思います。

ラガルドECB総裁のタカ派発言からユーロ買いが始まりましたが、ウクライナ情勢で引き締めが遅れるなどの発言が出てくる、もしくは議事要旨の内容が予想以上のハト派だった場合はユーロ売りが進む可能性があるので注意したいと思います。

 

 

 

BOE要人発言

英中銀もウクライナ情勢を受けて物価高が進む可能性が高く、英中銀が利上げを急ぐのか注目が集まっています。

2月の利上げ時に0.25%の利上げではなく、0.5%の利上げを支持したメンバーがラムズデンBOE副総裁・ソーンダースBOE外部理事・ハスケルBOE外部理事・マンBOE外部理事の4名です。

その4名が次回利上げでも0.5%利上げを考えるのか、また4名以外のメンバーから0.5%利上げを支持するメンバーが出てくるのかに注目しています。

物価上昇を抑える為に0.5%利上げを支持するメンバが出てくればポンドが底堅くするのではないかと考えています。

そうでない場合はウクライナ情勢を受けて地理的な影響からポンド売りが進む可能性を考えています。

 

 

 

3)経済指標

 

雇用統計

先月の雇用統計は予想を上回る結果だけでなく、11月や12月の雇用者数まで上方修正されるポジティブサプライズの回となりました。

今週発表されるADP雇用統計やNFP雇用統計が多少悪くてもマーケットの反応は限定的ではないかと考えています。

多少悪い、もしくは予想以上の結果が出てくれば0.5%の利上げの確立が残るのではないかと考えています。

ネガティブサプライズが出てくるようであれば0.25%の利上げが濃厚となるのではないかと考えています。

雇用者数以上に人件費に繋がる平均時給に最も注目したいと思います。

人件費の高騰は物価上昇に繋がり、利上げに最も影響すると考えています。

 

 

 

ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数

ウクライナ情勢や物価上昇、FRBの引き締めなど米国経済にはネガティブな要因が控えています。

ここからの米国経済の見通しが良いものなのか、それとも景気後退の懸念が出てくるのか、ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数の結果に注目です。

利上げ期待の高まりから10年債利回りの上昇スピードよりも2年債利回りの上昇スピードのほうが上回るなど逆イールドの可能性が注目される中で、景況感がどこまで底堅く推移できるか注目です。

 

 

 

欧州HICP(消費者物価指数)

欧州ではエネルギー価格の上昇が問題となり物価上昇に繋がっています。

ウクライナ情勢によるエネルギー価格の上昇が懸念される状況で、物価上昇がどこまで進んでいるのか、物価上昇が予想以上に進んでいた場合はECBの引き締めに繋がるのではないかと注目しています。

 

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

2月28日(月曜日)

 

09:30 AUD 豪小売売上高

17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

20:30 EUR パネッタECB専務理事発言

 

 

3月1日(火曜日)

 

00:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI

10:45 CNY 財新製造業PMI

12:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表

17:50 EUR フランス製造業PMI

17:55 EUR ドイツ製造業PMI

18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI

18:30 GBP 英製造業PMI

19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

22:30 CAD カナダGDP

23:45 USD 米製造業PMI

 

 

3月2日(水曜日)

 

OPECプラス閣僚級会合

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

03:30 GBP ソーンダースBOE外部理事発言

04:00 GBP マンBOE外部理事発言

09:30 AUD 豪四半期GDP

17:55 EUR ドイツ雇用統計

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

22:15 USD ADP雇用統計

23:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言(23年投票権)

23:30 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言(22年投票権)

 

 

3月3日(木曜日)

 

00:00 CAD カナダ政策金利発表

00:00 USD パウエルFRB議長発言(米下院議会議会証言)

00:30 USD 原油在庫量

01:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

03:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言

04:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)

05:00 GBP カンリフBOE副総裁発言

09:30 AUD 豪貿易収支

10:45 CNY 財新サービス業PMI

16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)

17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI

17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI

18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI

18:30 GBP 英総合・サービス業PMI

21:30 EUR ECB理事会議事要旨

22:30 USD 失業保険申請件数

23:45 USD 米総合・サービス業PMI

 

 

3月4日(金曜日)

 

00:00 USD パウエルFRB議長発言(米上院議会議会証言)

00:00 USD ISM非製造業景況指数

01:30 CAD マックレムBOC総裁発言

03:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言

05:00 GBP カンリフBOE副総裁発言

08:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

18:30 GBP 英建設業PMI

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

 

 

3月5日(土曜日)

 

00:00 CAD カナダIveyPMI

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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