夏休みで取引量低下、リスク要因に注意の1週間! 「8月9日週の注目点とイベントスケジュール」

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2021年8月8日

夏休みで取引量低下、リスク要因に注意の1週間! 「8月9日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週はISMや雇用統計で米ドルが上下に乱高下する1週間でした。

ISM製造業景況指数は予想を大きく下回り、米経済のピークアウトが懸念され米金利は低下、米ドルは売られ一時はドル円108円台まで下落しました。

その後ISM非製造業景況指数の結果が予想を大きく上回ったことや、クラリダFRB副議長のタカ派発言などから金利は上昇し米ドルは買い戻され、雇用統計の悔過が予想を上回ったことでさらに金利は上昇しドル円は110円台を回復しました。

 

今週は欧米は夏休み、日本はお盆休みとマーケット参加者は激減。

取引量が少なくなることから急変動を起こしやすくなります。

積極的な取引は控えて、ポイントだけを抑えながらの取引にすることでリスクを管理したいと思っています。

 

◎今週の注目点

 

1)米金利・米ドル

 

最近、米ドルと相関性の高い米3年債利回りは直近高値を超えて、上昇に転換した可能性が見られます。

米10年債利回り、日米金利差、ドルインデックスなど、米ドルの方向性を見ていくうえでの指針も上昇に転換できるか、直近高値を超えられるかのポイントが近づいていることから、今週は米金利の動向に注目です。

米金利と米ドルに影響しそうな要因は、債務上限適用による財源問題、CPI(消費者物価指数)の発表、FOMCメンバーによる発言の3点です。

 

債務上限適用による財源問題

8月1日より債務上限が復活したことで米政府は財源不足になる可能性があり、債務上限の引き上げもしくは一時停止措置を巡って協議されますが、難航するのではないかと思われます。

8月15日には米国債の償還利払いが控えており、協議が難航して財源問題がクローズアップされるとリスクオフに傾く可能性があるの要注目です。

 

 

CPI(消費者物価指数)

原油価格が落ち着き、物価上昇が予想を下回る可能性も噂されています。

予想を下回るとFRBが言っていた「物価上昇は一時的」ということの証明になり、テーパリング期待は後退し金利は低下、米ドル売りに繋がるのではないかと思われます。
逆に物価が予想を上回る結果が出てくると、FRBによる早期テーパリング期待が高まり、金利上昇、ドルが買われるのではないかと思われます。

 

 

FOMCメンバーによる発言

先週はクラリダFRB副議長によるタカ発言で米金利は上昇、米ドルが買われる展開となりました。

今週は2021年投票権を持つメンバーの発言が予定されています。

2021年の投票権を持つ、ボスティック・アトランタ連銀総裁、バーキン・リッチモンド連銀総裁の発言に注目です。

 

 

 

2)トルコ政策金利

 

今週はトルコの政策金利発表が予定され、利下げされるのではないか、金利を維持したとしてもカブジュオール・トルコ中銀総裁が解任されるのではないかと注目されています。

また、トルコリラが売られ、リラ暴落に繋がるのではないかと注目されています。

 

先週トルコのエルドアン大統領は利下げすることでインフレ率は低下するなど、利下げについて2度も発言がありました。

今まで利下げ圧力をかけてきて、利下げに応じない中銀総裁を過去2年間で3回も解任しており、先週のエルドアン大統領の発言は利下げをしないカブジュオール総裁に対して最終宣告なのではないかと思われています。

カブジュオール総裁が圧力に負けて利下げすればトルコリラが下落、圧力に負けずに金利を維持すれば一時的にリラが買われる可能性があるが、その後に総裁を解任すれば再度トルコリラが暴落する可能性があるので要注目です。

 

 

 

3)経済指標

 

今週は米CPI(消費者物価指数)以外に、英国の4~6月期GDPの速報値、豪州の雇用統計が注目されます。

 

英国は感染者数が増えていますが、ワクチン接種が進んでいることから重症者数は増えないだろうということから規制はせず、経済活動は正常化しています。

ワクチン接種が進み段階的に経済活動を再開してきた4~6月期がどのくらい経済が進んでいたのか、GDPの結果に注目です。

予想を上回れば、利上げ期待などに繋がりポンド買いが出てくる可能性が出てきます。

 

豪州では感染者が出てきたことでロックダウンが再開するなど、コロナリスクが再燃しています。

このロックダウンが雇用にどこまで影響しているのか注目です。

RBAは雇用に関する発言が目立つことから、8月18日に発表される賃金指数とともに今週発表される雇用統計には要注目です。

 

 

 

4)リスク要因

 

今週は重要指標や重要イベントが少ないことから、リスク要因による急変が懸念されます。

また、今週はお盆や夏休みでマーケット参加者が少なくなり、取引量が低下することから急変動のリスクは高まります。

注目されているリスク要因は以下の点です。

 

・米中リスク

・米国債務上限

・中東リスク

・リラ安リスク

・コロナ感染者数の増加による規制

 

リスク要因に関するヘッドライン、株価指数、VIX指数などに注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎今週の注目通貨

 

1)米ドル

 

基本はドル買いだが、一時的にドル安が進む場面もあるのではないかと見ています。

ドル買い要因としては、週初めのISMや雇用統計を通過し米金利が上昇に転じていることや、FRB理事などからタカ派発言が出ていることなどからドル買いが進むのではないかと思われます。

ドル売り要因としては夏休みを前にして円転ドル売りなどアノマリーとしてのドル売りが懸念されています。

中長期ではドル高が進むと見ているので、ドル安が進んだ場面で買っていきたいと思っています。

 

 

 

2)豪ドル

 

豪ドルは売り目線継続。

今週発表の雇用統計が予想よりも弱かった場合や、雇用統計の結果が強い結果だったにもかかわらず豪ドルが弱かった場合は豪ドルを売っていきたいと思います。

逆に雇用統計が弱い結果だったにもかかわらず豪ドルが売られなかった場合、豪ドル売りが一旦終了する可能性があるので様子見に転換したいと思います。

 

 

 

3)ポンド

 

ポンドは先日の政策発表がタカ派に感じたので買い目線でいます。

今週発表のGDPが強い結果が出てきた場合は、利上げの期待が高まりポンド買いが進むのではないかと注目しています。

GDPの結果とポンドの値動きに注目です。

 

また、懸念材料としてコロナ感染者数が増加しています。

英国はワクチン接種により重傷者が増えないという考えのもと行動規制はしていません。

重症者が増えてきて行動規制などに繋がるとポンド売りに変わる可能性があるので要注意です。

 

 

 

4)ユーロ

 

ユーロ売り継続。

ユーロが買われる要因が少ないことや、来月にドイツ議会選挙が予定されていること、トルコリラ安リスクなど、ユーロ売りの要因が多いことからユーロは当分売り目線でいます。

今週は特にトルコリラの動きに注目しながら、ユーロが買われたポイントでユーロ売りを仕掛けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

8月9日(月曜日)

 

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)

23:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

 

 

8月10日(火曜日)

 

01:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

18:00 EUR ドイツZEW景況感指数

18:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数

23:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言

 

 

8月11日(水曜日)

 

02:00 USD 米3年債入札

09:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数

15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)

23:30 USD 原油在庫量

23:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

 

 

8月12日(木曜日)

 

01:00 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言

02:00 USD 米10年債入札

03:00 USD 米月次連邦財政収支

15:00 GBP 英GDP(4~6月期)(速報値)

20:00 TRY トルコ政策金利発表

21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)・新規失業保険申請件数

 

 

8月13日(金曜日)

 

02:00 USD 米30年債入札

03:00 MXN メキシコ政策金利発表

10:30 AUD 豪雇用統計・失業率

15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)

16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

 

 

8月14日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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