月末月初で材料豊富な1週間! 「11月29日週の注目点とイベントスケジュール」

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2021年11月29日

月末月初で材料豊富な1週間! 「11月29日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週後半は米国の感謝祭で株式市場・債券市場・商品先物市場が休場・短縮取引でした。

金曜日は感謝祭明けで取引量が低下している中で、リスクオフに傾いたことで一方行にポジションが傾き、大きな値動きとなりました。

 

リスクオフに傾いた要因としては、南アで新たに見つかった新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」が、感染力が強くワクチンの効果を薄める可能性があると報じられていることから、世界的に感染拡大し渡航制限など規制強に繋がり、経済停滞に繋がるのではないかとの懸念がリスクオフ要因となっています。

 

リスクオフから円買いが進み、金利は低下、原油価格が下落しています。

 

今週は感謝祭明けで、マーケットに参加者が戻ってきたときに先週のリスクオフの流れがつづくのか注目です。

また、月末要因などにも注目です。

◎今週の注目点

 

 

1)リスク要因

 

コロナ感染拡大と変異株(オミクロン株)

先週金曜日にWHOは南アで発見された新型コロナウイルスの変異種をオミクロン株と命名し、懸念される変異型に分類しました。

米国が感謝祭で取引量が激減している状況で発表されたことで株価は下落、マーケットはリスクオフに傾いています。

オミクロン株の影響がどこまで大きいものか、冷静に判断されたときにリスクオフが後退するのか、それともリスクオフが継続するのか、今週のマーケットの反応に注目です。

また、製薬会社からの発言やヘッドラインに注目です。

既存のワクチンの効果が、オミクロン株に対しても効果があると発表されれば、一気にリスクオフは後退すると思われ、逆にワクチン効果を薄めるとわかれば、一気にリスクオフが進む可能性があります。

製薬会社やWHOなどの発言、オミクロン株の毒性などについてのヘッドラインに注目です。

 

 

 

欧州リスク

欧州はコロナ感染拡大に加え、ロシアやベラルーシとの対立、トルコリラの下落リスク、ポーランドのEU離脱リスクなど、リスク要因が多数控えています。

今はコロナ感染拡大が特に注目されています。

ドイツのロックダウンの話題が出てくるとユーロが売られる展開が続いています。

新しい変異種オミクロン株が出てきたことで、欧州のコロナ感染拡大に注目が集まると考えられます。

また、東欧リスクもあります。

東欧、ロシアやベラルーシとの対立に関しては天然ガスの供給に影響するので、今後影響が大きくなってくるのではないかと注目しています。

制裁が続くようであれば、今後の欧州の天然ガス価格の上昇に繋がり、天然ガス価格の上昇は電気代などの上昇に繋がり物価上昇に繋がります。

トルコリラの下落は今週も目が離せません。

トルコリスクに関しては以下でまとめたいと思います。

また、ポーランドに関しては司法に関する見解で対立しており、ポーランドは不満が募り、いつEUからの離脱を言い出すかと懸念がすすでいます。

ポーランドが離脱ということになると、大きな影響が出てくる、ユーロは大きく下落するのではないかと注目しています。

 

 

 

英国リスク

英国は利上げ期待が進みポンドは底堅い動きをしていますが、欧州との対立リスクが控えています。

北アイルランド議定書の改定に英仏漁業権問題など、英国は欧州と離脱問題で対立しており、最悪の場合は離脱協定の破棄(合意なき離脱)になってしまう可能性があるのではと考えています。

欧州との対立が鮮明化してくるとポンドが売られる可能性があるので、欧州との対立に関するヘッドラインに注目です。

 

 

 

トルコリスク

トルコリラの下落により、トルコのデフォルト懸念が高まっています。

エルドアン大統領は未だに追加利下げに言及しています。

このことから、今週もリラ安が進む可能性があります。

リラ安が進めば、トルコ国債の償還・利払い額が増え、デフォルト懸念に繋がります。

トルコがデフォルトした場合、トルコ国債を多く抱えている欧州の銀行に飛び火し、今度は欧州リスクに繋がってしまいます。

トルコリラの下落に要注意です。

 

 

 

中国リスク

中国ではコロナ感染者数が増え、来年の北京冬季五輪に向けて感染者数を抑える為にロックダウンを実施しています。

その事で経済活動の低下に繋がるのではないかと懸念されています。

今週は製造業・非製造業PMIの発表が予定されていることから、PMIが低下するのかに注目が集まっています。

また、中国恒大集団の利払いデフォルト懸念や、その他不動産バブルの崩壊などにも注目です。

中国リスクからのリスクオフには気を付けておきたいと思います。

 

 

 

 

2)経済指標

 

雇用統計

今週は米国でADP雇用統計とNFP雇用統計の発表が予定されています。

その他にもドイツやカナダでも雇用統計が予定されています。

共通して注目されているのは雇用者数です。

どの国でも人手不足が問題となっていることから、失業率は低下しやすい状況だと考えられれています。

なので、どこまで雇用者数を伸ばすことが出来るのかに注目です。

また、米国の雇用統計では平均時給にも注目です。

人手不足から時給の上昇が問題となっています。

人件費(給与)の増加はコストの増加に繋がり、コストの増加は物価の上昇に繋がります。

物価の上昇は利上げの前倒しに繋がると考えられ、金利上昇やドル買いに繋がるのではないかと考えます。

平均時給が予想を上回る結果が出てくるか注目です。

 

 

 

ISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数

米国は人手不足やコロナ感染拡大、ボトルネック(供給不足)などから製造業やサービス業の景況感が悪化するのではないかと懸念されています。

景況感がどこまで悪化しているのか、悪化している場合はリスクオフに傾く可能性があるので注目です。

 

 

 

GDP

今週は豪州とカナダでGDPが発表されます。

豪州はハト派スタンス継続を示していることから、予想よりも弱い結果が出てきた場合は豪ドル売りが加速するのではないかと考えています。

逆にカナダはタカ派スタンスで、利上げ期待が高まってきていることから、予想を上回る結果が出てきた場合はカナダドル買いが進むのではないかと考えています。

GDPの結果に注目です。

 

 

 

トルコCPI(消費者物価指数)

トルコは金融政策の決定にコアインフレ率を指針としています。

通常は物価が上昇している場面では利上げをして物価の上昇を抑えるのですが、トルコは利上げをするのではなく利下げをしています。

エルドアン大統領の理論通り利下げをして物価が下がっているのか、それとも物価が上昇しているのか注目です。

物価が上昇しているようであれば、トルコ経済に大きな影響が出てくるのではないか、リラ売りに繋がる可能性を考えています。

 

 

 

 

3)要人発言

 

FOMCメンバー

FOMCは12月第3週目に予定されていて、来週の第2周目はブラックアウト期間には行ってしまいます。

なので、今週のFOMCメンバーの発言は重要になってきます。

特に22年と23年に投票権を持つメンバーの発言に注目です。

また、今週はパウエルFRB議長とイエレン財務長官の議会証言が予定されています。

経済対策案などについて発言が出てくると思います。

合わせて来年の利上げについて発言が出てこないか注目しています。

 

 

 

英中銀(BOE)MPCメンバー

英中銀(BOE)は12月の利上げに注目が集まっています。

ブラックアウト期間に入る前に、各メンバーの政策スタンスを確認しておきたいと思います。

利上げ期待が高まればポンド買いに繋がります。

特に前回利上げに投票しているラムズデンBOE副総裁とソーンダースBOE外部理事以外の理事から、利上げに関する発言が出てこないかに注目です。

 

 

 

ECB理事会メンバー

ECBは12月にPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しをすると思われています。

欧州では物価高が問題となっていることから、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の終了の声も多く出ています。

ただ、欧州ではコロナ感染者の拡大が問題となっており、ロックダウンの再開などが出てきている状況で、緩和政策の継続の声も出てきています。

どちらの政策になるのか、発言に注目です。

マーケットはハト派姿勢を継続、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に代わる新たな緩和政策が出てくるのではないかと注目しています。

 

 

 

4)OPECプラス

 

先週の原油価格は急落、一時67ドル台まで下落しています。

下落の要因はコロナウイルスの変異型オミクロン株が発表され、入国規制などが発表されたことで、経済の停滞や、人物の移動の減少が懸念され、燃料需要の低下懸念から原油価格は下落しました。

また、もう一つの要因として日米中印などの戦略石油備蓄(SPR)の放出もあると思います。

OPECプラスは日米中印の戦略石油備蓄(SPR)の放出に対して、増産計画の見直しについて触れ、原油価格の下落に対抗する姿勢を示しています。

今週はOPECプラス閣僚会議が開催されます。

増産計画について見直しが発表されるのか、増産されるのか、減産されるのか、内容に注目です。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

11月29日(月曜日)

 

17:30 JPY 黒田日銀総裁発言

19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

 

 

11月30日(火曜日)

 

03:00 USD クラリダFRB副議長発言

04:00 CAD マックレムBOC総裁、シェンブリBOC副総裁発言

05:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

05:05 USD パウエルFRB議長発言

07:05 USD ボウマンFRB理事発言

07:05 AUD デベルRBA総裁補佐発言

10:00 CNY 中国製造業・非製造業PMI

11:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言

16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)

17:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率

18:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)

19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

22:00 GBP マンBOE外部理事発言

22:30 CAD カナダ7∼9月期GDP

 

 

12月1日(水曜日)

 

OPEC閣僚級会議

 

00:00 USD パウエルFRB議長発言(上院議会証言)

00:00 USD イエレン財務長官発言(上院議会証言)

00:00 USD 米消費者信頼感指数

09:30 AUD 豪四半期GDP

10:45 CNY 財新製造業PMI

17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

18:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

22:15 USD ADP雇用統計

23:00 GBP ベイリーBOE総裁発言

23:45 USD 米製造業PMI(改定値)

 

 

12月2日(木曜日)

 

OPECプラス閣僚級会合

 

00:00 USD パウエルFRB議長発言(下院議会証言)

00:00 USD イエレン財務長官発言(下院議会証言)

00:00 USD ISM製造業景況指数

00:30 USD 原油在庫量

04:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)

09:30 AUD 豪貿易収支

22:30 USD 失業保険申請件数

22:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

 

 

12月3日(金曜日)

 

01:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言

10:45 CNY 財新サービス業PMI

16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)

17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)

22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率

23:15 USD ブラード・セントルイス連銀総裁(22年投票権)発言

23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

 

 

12月4日(土曜日)

 

00:00 USD ISM非製造業景況指数

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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