月末月初で重要指標・要人発言多数の1週間! 「5月30日週の注目点とイベントスケジュール」

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2022年5月29日

月末月初で重要指標・要人発言多数の1週間! 「5月30日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週はECBの利上げ期待の高まりからユーロが買われました。

7月利上げは織り込まれていましたが、7~9月期でマイナス金利の解除の期待が高まっています。

7月と9月で連続利上げし、マイナス金利を解除するのではないかとの期待が高まっています。

また、さらに10~12月期で追加の利上げがあり、プラス金利になるのではないかとの観測が出てきています。

 

このような状況が続けば、今まで売られていたユーロが買い戻される可能性があるので注目。

ユーロに関する指標や発言なのに注目が集まるのではないかと注目しています。

◎今週の注目点

 

1)経済指標・要人発言

 

今週は月末月初の週で多数の重要指標が予定されているうえに、多数の要人発言が予定されています。

各通貨ごとにどの指標・発言が注目されていて、どのような影響があるのかまとめてみました。

 

ユーロ

今週、欧州では各国でHICP(消費者物価指数)の速報値が発表されます。

ECBが7月に利上げを開始することが織り込まれている中で、7∼9月期でマイナス金利解除し年内でプラス金利に利上げするのではないかとの観測が高まってきています。

今まで売られていたユーロに買いが入ることで、今まで変われていた米ドルから資金が流れ、米ドルにまで影響が出ています。

ECBの利上げに大きく影響するものの一つとして物価状況があります。

世界的な物価上昇は欧州でも問題となっており、物価上昇が見られれば利上げ観測が加速すると考えられます。

HICP(消費者物価指数)が予想を上回る結果が続くようであれば利上げ観測が加速し、ユーロ買いが進むのではないかと注目しています。

また、指標結果などを確認しながら要人発言にも注目しておきたいと思います。

要人発言からタカ派発言が続き、利上げ観測が進むようであればユーロ買いが加速すると思うので発言内容にも注目しておきたいと思います。

 

 

米ドル

米国は引き締め(利上げ)に関して織り込み済みとなっていて、これ以上の引き締めは米景気を冷やすのではないかとの懸念が出ていることから米ドルが売られやすくなっています。

経済指標や発言から米経済の底堅さに注目です。

ISM製造業景況指数やISM非製造業景況指数が予想よりも弱ければ、これからの米国経済に悲観的な印象となり株価下落ドル売りが進むのではないかと注目しています。

また、雇用統計では思ったよりも雇用者数が伸びていなかった場合も景気後退が懸念されるのではないかと思っています。

雇用統計に関しては平均時給にも注目です。

平均時給が予想以上の伸びを示した場合は、人件費の高騰に繋がり、物価の高止まりに繋がる可能性があります。

なので、平均時給が予想を上回った場合は金利に注目、金利が上昇するようであれば物価高を懸念して追加利上げ観測に繋がっている可能性があります。

雇用統計では平均時給と金利に注目したいと思います。

 

 

豪ドル

豪州では先週、政権交代が起こり親中派政権となりました。

ここからどのくらい中国寄りになるかによりますが、中国経済に注目が集まります。

中国は強固なロックダウンを敷いていましたが、一部を緩和し徐々に緩和を進め6月中に解除を目指しています。

ここまでロックダウンを実施していたことで中国経済は後退しています。

これからの中国経済の観測がどうなっているのか、中国製造業・非製造業PMIや財新製造業PMIから確認したいと思います。

 

 

カナダドル

今週のカナダドルは金融政策発表に注目です。

前回に続き0.5%の利上げを進めるのではないかと予想されています。

注目は次の追加利上げがあるのかと、引き締めを進めることで景気が大丈夫かです。

政策発表声明文で追加利上げについて進める内容が出てくればカナダドルが買われると思いますが、同時に経済に対する懸念が出てくるようだとカナダドルの上値が重くなるのではないかと思います。

また、今週はGDPの発表もあるので、カナダ経済の底堅さが確認できれば追加利上げもしやすい状況が出来てカナダドルが買われるのではないかと注目しています。

逆に予想を下回り、カナダ経済に不安が出てくると米国同様に、引き締めによるマイナス部分が意識されカナダドルが売られる可能性があるので、GDPの結果に注目です。

 

 

 

 

 

2)リスク要因

 

ウクライナ情勢

ロシアによるウクライナ侵攻は継続されており、終わりが見えない状況です。

このままの状況が続くのであればマーケットへの影響はほとんどないですが、ロシアが核兵器や生物兵器、化学兵器などを使用した場合は次のステップに移り、リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

特にフィンランドやスウェーデンがNATO加盟申請していることから、ロシアが報復に動く可能性があります。

NATO加盟の進捗状況やトルコの状況などにも注意しておきたいと思います。

 

 

 

中国リスク

中国は経済と軍事の2つのリスクに注意しています。

中国はゼロコロナを目指し強固なロックダウンを実施しています。

そのおかげもあり、感染者数は減ってきており上海のロックダウンも徐々に解除に向かっています。

ただ、それでも長く続いたロックダウンの影響で景気後退が懸念されています。

中国経済の後退は世界の景気に影響するので注目、今週発表の製造業・非製造業PMIや財新製造業PMIの結果などに注目です。

また先週は日米首脳会談、クアッド首脳会談など中国包囲網について話題になりました。

中国は反発し、批判的な発言を出しています。

欧米に対する報復行動などが出てこないかにも注目です。

 

 

 

株安リスク

米国株式市場は先週久しぶりに、ダウ平均は9週ぶりの反発上昇、ナスダックは8週ぶりの反発上昇しました。

物価高による消費活動の低下、FRBによる過度の引き締め政策による景気後退などを悲観して株価が下落しやすくなっています。

今週の経済指標や物価、要人発言など株価の重しになる要因は多数潜んでいます。

先週の上昇が調整の上昇だった場合、今週再度株価の下落が始まる可能性があるので注意したいと思います。

米株が下落するとリスクオフ相場となり、世界的に影響する可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

円高リスク

先週、黒田日銀総裁が出口戦略について発言したことで、イッキに円高が進む場面がありました。

貿易赤字や主要中銀で緩和政策を継続している状況から円安が進みやすいのは間違いないと思いますが、そんな中で出口戦略などの発言が出てくると円安に偏っていたポジションがイッキに円高に振れるので大きな値動きになる可能性があります。

要人発言には注意しておきたいと思います。

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

5月30日(月曜日)

 

米国休場(メモリアルデー)

 

16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)

21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

22:15 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言

 

 

5月31日(火曜日)

 

00:00 USD ウォラーFRB理事発言

02:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言

10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI

15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)・GDP(改定値)

16:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率

17:30 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言

17:50 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言

18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)

21:30 CAD カナダ1∼3月期GDP

23:00 USD 米消費者信頼感指数

 

 

6月1日(水曜日)

 

10:30 AUD 豪1∼3月期GDP

10:45 CNY 財新製造業PMI

16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)

16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)

17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)

17:00 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言

17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

20:00 EUR ラガルドECB総裁、ビルロワ・フランス中銀総裁発言

22:45 USD 米製造業PMI(改定値)

23:00 USD ISM製造業景況指数

23:00 CAD カナダ政策金利発表

 

 

6月2日(木曜日)

 

英国休場(スプリング・バンク・ホリデー)

 

00:15 EUR パネッタECB専務理事発言

00:30 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

00:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言

03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)

10:30 AUD 豪貿易収支

15:00 CHF スイスCPI(消費者物価指数)

15:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

21:15 USD ADP雇用統計

21:30 USD 失業保険申請件数

 

 

6月3日(金曜日)

 

中国・香港休場(端午節)

英国休場(プラチナム・ジュビリー・バンク・ホリデー)

 

00:00 USD 原油在庫量

00:15 USD デコス・スペイン中銀総裁発言

02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言

16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)

16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)

16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)

17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)

21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給

22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

23:00 USD ISM非製造業景況指数

23:30 USD ブレイナードFRB副議長発言

 

 

6月3日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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