燃料資源価格の上昇、物価の上昇に注目! 「10月11日週の注目点とイベントスケジュール」

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2021年10月10日

燃料資源価格の上昇、物価の上昇に注目! 「10月11日週の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は原油価格の上昇や天然ガス価格の上昇など燃料資源価格の上昇が注目されました。

OPECプラス閣僚会合で増産ペースの拡大が期待されていましたが、今まで通りの拡大ペースを維持すると発表したことで原油価格は上昇。

一時は「米国が戦略石油備蓄(SPR)を放出する」との噂があり原油価格の上値を抑えましたが、米エネルギー省が否定したことで再度価格上昇に繋がり、原油価格は80ドルまで上昇しています。

天然ガスの上昇も注目されていますが、こちらはロシアが供給増について発言したことで、上値を抑えています。

 

米雇用統計では新規雇用者数は予想を下回りましたが、失業率は改善、雇用統計後の米金利は1.6%台まで上昇しました。

米金利の上昇からドル高が進み、ドル円は112円台に突入しています。

 

◎今週の注目点

 

1)資源価格の高騰

 

原油価格・天然ガス価格・石炭価格の上昇がマーケットの大きな影響を与えています。

今週も、燃料資源価格の上昇が注目されそうです。

 

燃料資源価格の上昇は運搬コスト、発電コスト、工場などの機械を動かす燃料コストなど、コスト増に繋がり企業の収益を圧迫、株価の上値を抑えます。

コストが増えた分を回収するため、商品価格に転嫁するため、物価上昇に繋がり消費意欲の低下、景気後退に繋がります。

物価上昇、インフレが進む展開と、景気が後退する展開が同時に起こる、スタグフレーション懸念に繋がってしまいます。

 

燃料資源価格の上昇に繋がる要因として、先週のOPECプラス閣僚会合で増産ペース拡大期待を裏切り、増産ペースを維持したことがあります。

OPECプラスによる産油状況や見通しレポートに注目、また、米国が毎週発表している原油在庫量にも注目です。

 

中国やインドなどでは電力不足が問題となっており、石炭や天然ガスの買い占めを行っています。

電力不足に関するヘッドラインや、ニュースにも注目です。

 

最後に石炭や天然ガスの輸出をしているロシアやオーストラリア、南アフリカなど資源輸出国の動向に注目です。

 

 

 

2)中国恒大集団デフォルト懸念

 

中国恒大集団のデフォルト懸念は継続しています。

先月末のドル建て債利払いは30日間の猶予期間中です。

その他にも12日や15日にも償還日を迎えます。

中国恒大集団のデフォルト懸念が高まり、リスクオフに繋がる可能性があるので注目です。

 

また、中国では不動産バブルの崩壊、連鎖倒産が懸念されています。

連鎖倒産は不動産だけでなく、他業種にも影響するのではないかと注目されています。

電力不足と併せて中国景気の後退につながる可能性があるので注意しておきたいと思います。

 

 

 

3)米金利

 

先週、雇用統計後に米金利は上昇し、1.6%台にのせています。

パウエルFRB議長が言うように物価高は一時的という見方は違っており、物価高は継続的なのではないかと思われ、金利が上昇したのではないかと見ています。

物価高に繋がる要因や、物価高が確認できるようだと金利が上昇するのではないかと考えています。

 

先週の雇用統計は、新規雇用は少ないにもかかわらず、失業率は改善、平均時給も予想通り大幅に上昇しています。

これは求職者が少ないために、失業者が減っている。

求職者が少ないので、企業は新規雇用が出来ず、新規雇用者数に繋がっていない。

企業は雇用を確保するために、高い賃金を出しているために平均時給が上昇している。

このような解釈のようです。

企業が高い賃金を出して雇用しないといけない状況が人件費高騰に繋がり、人件費コスト増から物価高に繋がると考えられているようです。

 

今週は物価の確認ができるCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)の発表が予定されています。

消費者に直接つながるCPI(消費者物価指数)はもちろんですが、商品を作っている生産者の物価指数にも注目です。

PPI(生産者物価指数)はコストだと考えれば、PPI(生産者物価指数)が上昇しているとコスト増だと考え、結果的にCPI(消費者物価指数)の上昇に繋がってしまいます。

物価に関するCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)の結果を受けて金利が上昇しないか注目です。

 

また、今週は10年債や30年債の入札もあるので金利の動きに注目です。

 

 

 

4)雇用統計

 

今週は豪州と英国で雇用統計が発表されます。

豪州でも、英国でも、労働者不足が問題になっています。

 

豪州では前回、前々回の雇用統計で失業率が大幅に改善されていますが、これは求職者が少ないことから失業率が改善されていると豪政府は言っています。
RBAも失業率よりも賃金の上昇が重要と言っています。

今回の豪州雇用統計では、失業率だけでなく、新規雇用者数や労働参加率、フルタイム雇用など、総合的に見ることが重要かなと考えています。

 

英国ではEUから離脱したことで、欧州からの労働者がいなくなり、労働者不足が問題となっています。

低賃金の欧州からの労働者がいなくなり、労働者がいないことと併せて人件費の高騰に繋がりそうです。

人件費の高騰は物価上昇にもつながるので、英雇用統計では平均所得に注目したいと思います。

 

どちらの雇用統計発表後も、それぞれの10年債利回りにも注目したいと思います。

 

 

 

5)トルコリラ

 

トルコでは、なかなか利下げしなかったカブジュオール中銀総裁に対し、エルドアン大統領がイライラを募らせていると一部報道がありました。

また、中銀総裁の更迭に動くのか?

エルドアン大統領の動きに注目が集まります。

さらに利下げ圧力や、中銀総裁の更迭などに動いた場合は、トルコリラの下落、安値更新、暴落してトルコリラショックなどが考えられます。

トルコリラの暴落は欧州などの影響する可能性があるので、リスク要因として注意しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

10月11日(月曜日)

 

米国市場休場(コロンブスデー)

カナダ市場休場(感謝祭)

 

16:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

17:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁、エルダーソンECB専務理事発言

21:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

23:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言

 

 

10月12日(火曜日)

 

07:00 USD エバンス・シカゴ連銀総裁発言(23年投票権)

15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均所得

18:00 EUR ドイツZEW景況感指数

18:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数

 

 

10月13日(水曜日)

 

01:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

02:00 USD 米10年債入札

08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数

15:00 GBP 英月次GDP

15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)

21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)

23:30 GBP カンリフBOE副総裁発言

 

 

10月14日(木曜日)

 

02:00 USD 米30年債入札

03:00 USD FOMC議事要旨

05:30 USD ブレイナードFRB理事発言

07:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言

09:00 USD ボウマンFRB理事発言

09:30 AUD 豪雇用統計・失業率

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

19:10 GBP テンレイロBOE外部理事

21:30 USD PPI(生産者物価指数)・新規失業保険申請件数

23:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

23:40 GBP マンBOE外部理事発言

 

 

10月15日(金曜日)

 

国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会

20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議

 

00:00 USD 原油在庫量

02:00 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

07:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言(23年投票権)

15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)

17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)(改定値)

21:30 USD 米小売売上高

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

 

 

10月16日(土曜日)

 

01:20 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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