EU財務相会合にパウエルFRB議長の議会証言に要注目! ~7月8日週の注目点とイベントスケジュール~

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2019年7月7日

EU財務相会合にパウエルFRB議長の議会証言に要注目! ~7月8日週の注目点とイベントスケジュール~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週は週末に雇用統計が控えていたことと、米国独立記念日で祝日だったことで、ほとんど動きのない1週間でした。 ただ、ユーロは弱い経済指標やギリシャ総選挙など、ネガティブ要因多数で大きく売られる場面もありました。

 

雇用統計では、強い結果が出たことで米ドルが買われ、長期金利(10年債)は2%台を回復しました。 ただ、0.5%利下げ確率はほぼ消えました。 利下げ観測後退(0.25%の利下げは織り込み済み)で株価は下落、ドル買いの頭を重たくさせました。 

 

 

目次

◎今週の注目点

 

 

1)パウエルFRB議長議会証言と要人発言

 

10日・11日でパウエルFRB議長が上下院議会で証言します。 どちらも、金融関係の証言なので注目度は高いです。 また、先週の雇用統計を受け、今月のFOMCで0.25%の利下げが確実視されている中で、どのような内容の証言になるのか注目です。

 

パウエルFRB議長については、最近トランプ大統領が利下げ圧力をかけたり、パウエルFRB議長を辞めさせて後任にドラギ総裁を……なんて発言したりしています。 このような状況をどう判断するのか!? 中銀の独立性についてどう発言するのかも注目です。

 

また、月末にFOMCを控えて、要人発言が多数予定されています。 特に10日・11日に要人発言が集中しています。 パウエルFRB議長の議会証言と被っているので、この2日間は要注意です。

 

その他に、利下げについてどこまで議論されたのか、FOMC議事録も注目です。

 

 

 

2)カナダ政策金利

 

先週のカナダ雇用統計は弱い結果となりました。 ただ、CPI(消費者物価指数)や住宅指標、PMIなどはそこそこの結果が出てきています。 さすがに、利上げに動くとは思えませんが、声明文や記者会見が前回の内容よりもポジティブに変化する可能性はあるのではないかと思います。

 

ポジティブに変更されていれば、カナダドル買いに反応、年内利上げでも見えてくるようならば、カナダドル買いトレンドが出来るのではないかと注目しています。

 

 

 

3)EU財務相会合と欧州経済

 

ギリシャ総選挙で、波乱の政権交代が起こるのではないかと噂されています。 今後、ギリシャ発のユーロ売りが出てくるかもしれません。

 

そんな中、ユーロ圏ではEU財務相会合が予定されています。 7月3日に欧州委員会がイタリアに対し過剰財政赤字是正手続き(EDP)の発動を見送りとしましたが、イタリアの財政問題が解決したわけではありません。 財務相会合では、イタリア財政問題が話題にあがると思われ注目です。 また、最近の弱い経済指標や、今後の緩和についてなどにも注目です。 ユーロはネガティブ要因ばかりなので、財務相会合での話題はほとんどがユーロ売りに繋がるものばかりだと思います。 しっかりと解決策をガイダンスできるかが、ユーロ買いに繋がってくると思います。

 

また、ECB理事会議事要旨も発表されます。 今後の緩和政策について議論されたのか、この先の経済について、どのようは見解なのか注目です。

 

 

 

4)日韓貿易問題と日経平均

 

先週、日本は韓国向け半導体輸出の条件を見直しました。 日本側の主張は、今までの優遇措置を一般的な条件に戻しただけとしています。 韓国側の主張は徴用工問題に対する報復措置で自由貿易を阻害するものだとしています。 韓国はWTOに提訴するとし、10日に文在寅大統領が日韓貿易について発言するとしています。

 

半導体輸出の条件を見直しは、韓国にとって打撃ですが、日本国内企業にも影響が出そうです。 なので、関連企業の株価は下落、日経平均の重しとなっています。 今後、韓国の不買運動や訪日抑制など報復措置さらなる株価下落につながるのではないかと思います。 株価下落からくる円高になるかもしれません。 要注目です。

 

 

 

5)トランプリスク

 

最近、米中関係がおとなしくなっています。 閣僚級では米中貿易協議は進んでいるようですが、進展があったかどうかは怪しいところです。 米国の貿易収支では赤字額が拡大し、対中赤字も拡大していました。 どこで、トランプ発言が再開されるか注目です。

 

トルコでは、ロシア製対空ミサイルシステムの納入が今週から始まるようです。 米国がどのような対応をとるのか、制裁は課されるのか注目です。 また、トルコではエルドアン大統領が中銀総裁の首を切ったとの報道が出ています。 次の中銀総裁がどのような政策をとるのか、注目です。

 

イランでは、濃縮ウランの貯蔵量が核合意の上限を超えました。 また、イラン産原油を積んだタンカーが英国軍に拿捕されました。 イラン革命防衛隊幹部は「英国が拿捕したイランのタンカーを解放しなければ、英国のタンカーを拿捕する」としています。 イラン・ロシア・トルコの3か国首脳会談が8月に開催されるのではないかとも言われています。 当然、トランプ大統領としても放置はできません。 口だけなのか、制裁に動くのか、軍事衝突なのか注目です。

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

7月7日(日曜日)

 

ギリシャ総選挙

 

16:30 EUR クーレECB専務理事発言

 

 

7月8日(月曜日)

 

EU財務相会合(ルクセンブルク)

 

09:30 JPY 黒田日銀総裁発言

14:00 JPY 日銀地域経済報告(さくらレポート)

15:00 EUR ドイツ鉱工業生産

 

 

7月9日(火曜日)

 

EU財務相理事会(ルクセンブルク)

 

04:00 USD 消費者信用残高

10:30 AUD NAB企業信頼感指数

17:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言

17:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

21:15 CAD 住宅着工件数

21:30 CAD 建築許可件数

22:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)

23:10 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言

23:15 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言

 

 

7月10日(水曜日)

 

文在寅大統領、日韓貿易について発言

 

03:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数

10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)

15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)

17:30 GBP 英国GDP

23:00 USD パウエルFRB議長発言(米下院金融サービス委員会議会証言)

23:00 CAD カナダ政策金利・声明文発表

23:15 CAD ポロズBOC総裁記者会見

23:30 USD 原油在庫量

 

 

7月11日(木曜日)

 

02:00 USD 10年債入札

02:10 GBP テンレイロBOE外部理事発言

02:30 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言

03:00 USD FOMC議事録

10:30 AUD 住宅ローン

15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)

16:00 CZK チェコCPI(消費者物価指数)

16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)

18:30 GBP 英中銀(BOE)金融安定報告書

20:00 USD OPEC月次報告

20:30 EUR ECB理事会議事要旨

21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)

21:30 CAD 新築住宅価格指数

23:00 USD パウエルFRB議長発言(米上院銀行委員会議会証言)

 

 

7月12日(金曜日)

 

00:10 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

01:00 USD WASDEレポート(米国農務省USDA世界農業供給と需要予測レポート)

01:15 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

01:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言

02:00 USD 30年債入札

03:00 USD 月次財政収支

06:00 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁

07:30 NZD NZ製造業PMI

16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

17:30 GBP ブリハBOE外部理事発言

18:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁、トリア・イタリア財務相発言

21:30 USD PPI(生産者物価指数)

 

 

7月13日(土曜日)

 

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント数

 

 

 

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