10月26日ECB理事会まとめ

TOP > 新着記事一覧 > 10月26日ECB理事会まとめ

2017年12月29日

10月26日ECB理事会まとめ

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

10月26日20:45発表のECB理事会に注目が集まっていました。

事前のコンセンサスは以下をご覧ください。

10月26日のECB理事会に向けて

結果

政策金利:0.0%(据え置き)

預金ファシリティ金利:-0.4%(据え置き)

来年以降のQE額と期間

月額:600億ユーロ → 300億ユーロ

期間:9か月間の延長(オープンエンド)

この発表を受けて、ユーロは売られました。

 

26ECB政策金利チャート
2017年10月26日20:45 EUR/USD 1分足チャート

 

結果を見ると、コンセンサス通りなので、なぜユーロは売られたのか⁉

ポイントはQEの延長期間にオープンエンドがついたからではないかと思います。

オープンエンドという文言がついたことで、期間は9か月間としていますが、状況に応じて延長があるということになります。

なので、若干ハト派に受け止められユーロが売られたものと思います。

その後の記者会見は以下の通りです。

QEは少なくとも来年9月までは継続。大規模な刺激策が引き続き必要。成長のリスクはほぼ均衡。成長への下方リスクは為替相場が含まれる。

他のQEシナリオの討議はしなかった本日の決定は全会一致ではなかったQE期限をオープンエンドにすること大多数が支持。

リスクについては、カタルーニャ問題ユーロ高懸念ではないかと思います。

全会一致ではなかったのは、ドイツをはじめ北欧組がオープンエンドに反対したものと思います。

今後の注目は、カタルーニャ問題とイタリア選挙など、政治面になってくるのではないかと思います。

 

RECOMMEND