9年ぶりの政権交代、ニュージーランド議会

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2017年12月29日

9年ぶりの政権交代、ニュージーランド議会

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

2017年09月23日に投票のニュージーランド議会選挙で、9年ぶりに政権交代が起こりました。

今回の議会選挙結果

第1党:国民党 56議席(-3)
第2党:労働党 46議席(+14)
第3党:NZファースト党 9議席(-3)
第4党:緑の党 8議席(-6)
第5党:ACT 1議席(±0)

前政権与党の国民党は、今回の選挙でも第1党になったものの過半数の61議席は獲得できませんでした。

また、最大野党だった労働党は緑の党と連立を組んでも54議席と、過半数には届きません。

そこで、国民党・労働党ともにNZファースト党に連立交渉をしていました。

2017年10月19日17:00(日本時間)ごろに、NZファースト党は労働党を指示することを発表したことで、3党連立の労働党政権が誕生しました。

為替市場は、NZD売りで反応

NZD/JPYは200pipsの下落となりました。

20NZD円チャート

なぜNZDは売られたのか、、、⁉

懸念材料を考えてみました。

労働党の党首アーダーン氏は37歳の女性です。

19ジャシンダ・アーダーン党首

TPPの離脱・保留

移民政策の上限設定

移住の規制・住宅政策の厳格化

◎政権の安定運営

以上が懸念材料ではないかと思います。

国民党政権はリーマンショック後GDPCPIが一時的に下落はしたものの、現在では回復させた実績があります。

市場も利上げを見込んでいたのではないかと思いますが、労働党政権では経済成長は減速する可能性があり、利上げ観測は後退していくものと思われます。

今後の政権運営に注目していきたいと思います。

 

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