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原油価格上昇とサウジリスク

ここ最近、原油価格が上昇しています。  
08原油週足チャート
2017年11月 WTI週足チャート
  ここ1年のレンジを抜けて、一昨年の高値に近づこうとしています。 原油を取り巻く状況を整理してみたいと思います。 ◎2014年の原油価格下落 2014年に100ドル前後あったWTI原油価格ですが、大きく下落しました。 背景には米国のシェールオイル採掘がはじまったことがあります。 シェールオイルは、通常の原油採掘よりも技術とコストがかかります。 そこで、自分たちの利権を守るために、OPEC(中東産油国)vs米国シェールオイルが始まりました。 中東産油国はコストが安いことから、増産をすることで価格安競争に持ち込みました。  
09ベイカーヒューズ社リグカウント
ベイカーヒューズ社リグカウント
原油価格の下落とともに、米国のシェールオイルの採掘量も減ってきました。 ※リグカウント:原油採掘機の数 2016年に入ると、チャイナショックにより原油の需要が減ることで、さらに原油価格は下落しました。 チャイナショックは、米国シェールオイルに大打撃を与えましたが、中東産油国にも大打撃でした。 米国は、何とか技術の向上でコスト削減に成功することで、40ドル台でも利益が出るようになってきました。 逆に中東産油国は原油価格が安くなりすぎたことで、自分の首を絞める結果になってしまいました。 ◎2016年~のレンジ相場 原油価格は最安で30ドルまで下落しました。 体力のなくなってきた中東産油国は、価格安競争をやめて減産政策に切り替えました。 ただ、どれだけの国が減産を守るのか⁉抜け駆けする国はいないのか⁉ また、制裁で原油の輸出が禁じられていたイランは、制裁解除になったばかりなのに、どこまで輸出を許すのか⁉ 上記のような駆け引きをしながら、少しづつ産油量を減産していきました。 産油量が減れば価格が上昇する価格が上昇すれば米国シェールオイルが増産するシェールオイルが増産すれば原油価格が下落する。 この繰り返しで、レンジ相場になっていました。 ◎最近の原油価格の上昇 理由は中東サウジアラビアとイランにあります。 第1にサウジアラビアとイランの関係悪化があるのではないかと思います。 イエメンからサウジアラビアのリヤド空港にミサイルが撃ち込まれたことで、陸海空の交通を遮断したことが原因の1つ。 第2に11月末のOPEC総会での減産延長が合意出来そうなことと、米国シェールオイル(ベイカーヒューズ社リグカウント)が頭打ちしてきたこと。 第3にサウジアラビアで権力闘争・政治不安が悪化していること。 サウジアラビアでは、次の国王(皇太子)の権力闘争で、多くの王子や富豪が逮捕(拘束)されています。 逮捕(拘束)の理由は汚職・腐敗政治の摘発とのことですが、独裁国家で汚職といっても何十年と続いていることですし、全員がかかわっていることなのに、、、 その他にも、薬物や原油収入の勝手な使い込みなども理由に上がっているようです。 また、王子の乗ったヘリが墜落(撃墜)したとの情報もあります。 このことが、新たな地政学リスクとして受け止められ原油価格の上昇と同時に金(gold)価格の上昇につながっています。 サウジアラビアの王子や富豪が拘束されたことで口座も凍結されているようです。 サウジアラビアは、大量のオイルマネーで多数の国や企業に投資しています。 今後、サウジアラビアの権力闘争が悪化するようであれば、オイルマネーの投資先に影響が出てくる可能性もあるのではないかと思います。  

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岡ちゃんマン

岡ちゃんマン
福岡県出身1980年生まれ。 若いころは、植木職人として修業。根っからの職人気質。体調を崩し、自宅でPCだけでもできるビジネスを探していたところ2009年にFXと出会う。FXの様々な経験から、導き出したのが「独自のファンダメンタルズトレード」現在は、自宅でFXをしながら、悠々自適な生活を送る。当ブログでは日々の「トレード戦略」「ファンダメンタルズ解説」の記事を執筆

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川ちゃん

川ちゃん
1975年生まれ。21歳の時、大学在学中に会社を設立。24歳の時にはすでに年商約5億円にまで会社を成長させる。その後、経営のかたわら経済の勉強をしていく中、金融業界の影響の大きさに気づき、2006年から資産運用を始め経営者から投資家に転身する。現在は「いにしえトレード戦略責任者」として、ここ数年に渡り年間5000万円から1億円を稼ぎ続けている楽しいことが大好きで、トレード仲間と食事をしたり、旅行に行くのが趣味のちょっぴり寂しがり屋。今までFXを趣味で教えてきた人数は6年間でおよそ500人にも及ぶ。ここ数年、「億トレ」の実績を出してきたので、「稼ぐ為の考え方」を多くの方に伝えることを使命としている。

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上田

上田
若いころは、料理人として活躍。スペインで富豪宅のお抱えコックやパリのリッツホテルに勤務。日本とユーロを行き来することで為替差益の面白さに気づく。帰国後飲食店・カルチャースクール経営お酒大好きでソムリエ資格保有。 2013年、投資の世界に足を踏み入れるしかしながら、中々思うような結果が出ず、岡ちゃんマンに弟子入り。現在、アシスタントとして奮闘中。 トレードスタイルは、押し目買い戻り売りの順張り派。 トレーダーの考えをできるだけ、初心者にも分かるように書いていきたいです。

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