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欧州議会選挙・米中新冷戦・英国首相辞任! 地政学リスクのマーケット ~5月27日週の注目点とイベントスケジュール~

 

先週は、米中貿易戦争に始まり、欧州議会選挙、メイ首相の辞任と政治が各マーケットを振りまわす1週間となりました。 リスクオフで、株価は下落、原油価格など商品価格は下落、VIX指数は上昇しています。 また、米長期金利は2.3%を割り込み、2017年12月以来の水準となりました。 市場では、FRBの年内利下げが予想されています。

 

また、オーストラリア大手銀行Westpacは、RBAの年内利下げ予想を2回から3回に変更しています。 世界的景気後退、世界的低金利政策に懸念が広がっています。

 

◎今週の注目点

 

 

1)欧州議会選挙

 

欧州議会選挙の出口調査の結果が、月曜早朝から出てきます。 その後、東京マーケット時間中に各国開票結果が出て来ると思われます。 注目は、欧州懐疑派がどこまで躍進しているかです。 欧州懐疑派が躍進することで、過半数を獲得することは難しいと思われます。 ただ、前回までの連立政権が過半数を取れないということになると、少数政党を連立に加えなくてはいけなくなり、欧州議会の運営が不安定になります。 今回の選挙結果が出てすぐに、ユーロに影響が出てくることはないかもしれませんが、議会不安定は長期的に見るとユーロにとってネガティブ要因と思われます。 また、今年秋に予定されている、いくつかの欧州議会要人の人事にも大きく影響すると思われます。 選挙結果と、その後の欧州勢の選挙結果に対する方向性を見極めたいと思います。

 

また、欧州では、欧州議会選挙後に注目されるのは、経済不安です。 ギリシャ・イタリア・ドイツ・フランスなど経済・景気不安が高まっています。 選挙が終わり、審議会がスタートすれば、次は予算案になってきます。 今週は月末週ということもあり、経済指標も出てきます。 経済指標や景気関連の報道に注目です。

 

また、トルコリラの下落圧力が続いています。 トルコの危機は、欧州の銀行の危機に繋がります。 トルコリラの動向にも注目です。

 

 

 

 

2)英国政権

 

メイ首相の辞任が6月7日に決定しました。 注目は後任人事に移っています。 6月10日週から後任選定作業に入るものと思われます。 誰が手を挙げるのか!? また、どのような考えを持っているのか!? 注目です。

 

昨日、ムーディーズは、英国の合意なき離脱の可能性が高まったと指摘しています。 この合意なき離脱の可能性が、株価・債券にどのように影響するのか!? 注目です。 離脱案に関しては、欧州側は新政権になっても離脱案の再交渉は認めないとしています。 今後のBrexit関連報道に注目です。

 

 

 

 

3)米中関係

 

先週は米中関係のヘッドラインに振り回される1週間でした。 今週も米中関係から目が離せないと思われます。

 

米国側は、ファーウェイやハイクビジョンなど制裁対象となっている企業に対して、どこまで制裁を強めるのか!? また、追加で制裁対象企業が出てこないか!? 注目です。 その他に気になるのが為替報告書です。 本来は4月中旬に公表される為替報告書ですが、まだ公表されていません。 いろいろな憶測が出ていますが、為替報告書を切り札として出してくるのではないかと言われています。 中国が人民元の切り下げをしていることが気に入らないようです。 (日本に対しても同様ですが...)

 

中国側は、対抗手段として人民元の切り下げや、米国債の売却をちらつかせています。 また、最大の切り札として注目されているのが、レアアースの出荷停止です。

 

米中関係がこのまま悪化していくのか、落ち着きを取り戻していくのか、ヘッドラインに注目です。

 

 

 

4)その他地政学リスク

 

先週、米国はサウジアラビアに武器の販売・提供しています。 イラン問題のためということですが、中東リスクが高まってきています。

 

また、トルコ・ロシアと米国の関係も気になります。 トルコは、ロシアからミサイル購入や新型ミサイルの共同生産などが報道されています。 これに対し、米国は反発しています。 トルコに対し、制裁となるようなことがあれば、トルコリラの下落に繋がります。 トルコリラのこれ以上の下落は、危機的水準です。 トルコ要注意です。

 

トランプ大統領の来日は、通商協議のためだと思われます。 中国同様、貿易交渉や為替問題など、米国側からの要求に注目です。

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

5月26日(日曜日)

 

欧州議会選挙(最終日)

スペイン地方選挙

ベルギー下院選挙

ドイツ ブレーメン州議会選挙

トランプ大統領が国賓として来日(28日まで)

 

20:45 EUR ラウテンシュレーガーECB理事発言

 

 

5月27日(月曜日)

 

トランプ大統領が国賓として来日(28日まで)

英国休場(スプリング・バンク・ホリデー)

米国休場(メモリアルデー)

 

12:00 JPY 黒田日銀総裁発言

 

 

5月28日(火曜日)

 

トランプ大統領が国賓として来日

臨時EUサミット

 

14:45 CHF スイスGDP

15:00 EUR Gfkドイツ消費者信頼感指数

16:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言

18:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数

21:00 HUF ハンガリー政策金利発表

22:00 USD 住宅価格指数

23:00 USD 消費者信頼感指数

 

 

5月29日(水曜日)

 

02:00 USD 5年債入札

06:00 NZD RBNZ金融安定報告書

08:00 NZD オアRBNZ総裁発言

09:00 JPY 黒田日銀総裁発言

10:00 NZD オアRBNZ総裁発言

15:45 EUR フランスGDP・CPI(消費者物価指数)

16:00 EUR ヴァイトマン・ドイツ中銀総裁発言

16:30 SEK スウェーデンGDP

16:55 EUR ドイツ失業率

17:00 EUR レーン・フィンランド中銀総裁

23:00 BOC カナダ政策金利発表・声明文発表

23:00 USD リッチモンド連銀製造業景気指数

 

 

5月30日(木曜日)

 

02:00 USD 7年債入札

07:45 NZD NZ建設許可件数

10:30 AUD 豪建設許可件数

10:30 JPY 桜井日銀審議委員発言

16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

21:30 USD GDP(改定値)

21:30 CAD 経常収支

 

 

5月31日(金曜日)

 

00:00 USD 原油在庫量

00:00 MXN メキシコ金融政策決定会合議事録公表

01:00 USD クラリダFRB副議長発言

03:15 CAD ウィルキンスBOC副総裁発言

10:00 CNY 中国製造業PMI

16:00 TRY トルコGDP

16:00 CZK チェコGDP

17:00 EUR イタリアGDP

17:00 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言

18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)

21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

21:30 CAD カナダGDP

21:30 USD PCEデフレーター

23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

 

 

6月1日(土曜日)

 

01:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 


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エディター紹介Editor

岡ちゃんマン

岡ちゃんマン
福岡県出身1980年生まれ。 若いころは、植木職人として修業。根っからの職人気質。体調を崩し、自宅でPCだけでもできるビジネスを探していたところ2009年にFXと出会う。FXの様々な経験から、導き出したのが「独自のファンダメンタルズトレード」現在は、自宅でFXをしながら、悠々自適な生活を送る。当ブログでは日々の「トレード戦略」「ファンダメンタルズ解説」の記事を執筆

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川ちゃん

川ちゃん
1975年生まれ。21歳の時、大学在学中に会社を設立。24歳の時にはすでに年商約5億円にまで会社を成長させる。その後、経営のかたわら経済の勉強をしていく中、金融業界の影響の大きさに気づき、2006年から資産運用を始め経営者から投資家に転身する。現在は「いにしえトレード戦略責任者」として、ここ数年に渡り年間5000万円から1億円を稼ぎ続けている楽しいことが大好きで、トレード仲間と食事をしたり、旅行に行くのが趣味のちょっぴり寂しがり屋。今までFXを趣味で教えてきた人数は6年間でおよそ500人にも及ぶ。ここ数年、「億トレ」の実績を出してきたので、「稼ぐ為の考え方」を多くの方に伝えることを使命としている。

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上田

上田
若いころは、料理人として活躍。スペインで富豪宅のお抱えコックやパリのリッツホテルに勤務。日本とユーロを行き来することで為替差益の面白さに気づく。帰国後飲食店・カルチャースクール経営お酒大好きでソムリエ資格保有。 2013年、投資の世界に足を踏み入れるしかしながら、中々思うような結果が出ず、岡ちゃんマンに弟子入り。現在、アシスタントとして奮闘中。 トレードスタイルは、押し目買い戻り売りの順張り派。 トレーダーの考えをできるだけ、初心者にも分かるように書いていきたいです。

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