6月01日∼02日の注目点

TOP > 注目点とイベントスケジュール > 6月01日∼02日の注目点

2018年6月1日

6月01日∼02日の注目点

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

 

06月01日(金曜日)

G7財務相・中央銀行総裁会議(カナダウィスラー)

17:00 EUR 欧州製造業PMI
17:30 GBP 英国製造業PMI
21:30 USD NFP雇用統計・平均時給
21:55 USD カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁発言
23:00 USD ISM製造業景況指数

06月02日(土曜日)

G7財務相・中央銀行総裁会議(カナダウィスラー)
第3回米中通商協議(~4日)

02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

本日は、雇用統計です。

最近の雇用統計は昔ほど動かなくなったとは言っても、大きく動く指標です。

新規雇用者数も重要ですが、最近は平均時給の方向に引っ張られる傾向が強いようです。

 

雇用統計発表後の長期金利にも要注意です。

平均時給が弱い、長期金利が下落、株価下落となってくると、直近安値の108円割れが見えてくると思います。

 

 


米10年債利回りチャート

 

 


USD/JPY時間足チャート

 

 

また、昨日はイタリアで政権樹立との報道もあり、リスク後退からユーロの買い戻しが入り、EUR/USDで1.1500付近から一気に1.1750まで上昇しました。

 

ただ、まだまだ欧州にはリスク(火種)が控えているので、欧州のヘッドラインには要注意です。

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 


EUR/USD日足チャート

 

 


EUD/USD時間足チャート

 

 

本日は、週末・月初要因もあります。

また、G7で要人が集まっていることもあり、要人発言が多く出てくると思います。

昨日(今朝)には、アルミ・鉄鋼に関税をかけると米国が発表すると、報復関税について各国が続々と発表しています。

 

関連株の下落から、各国株価の下落につながる可能性もあります。

このことは、週末に持ち込む可能性も高いので、週末ポジションには要注意です。

 

あとは、本日よりトルコが先日発表した段階的利上げをしていくので、その行方にも注目しています。

 

 

中国商務省
「米国との通商摩擦が悪化することは望まない」
「中国の投資に対する米側の措置、WTOルール違反だが暫くは状況を注視」

安倍首相
「長年の悲願であるデフレ脱却へ正念場」

茂木経済財政相
「日米FFRは、けっして簡単な協議ではないが、日米双方利益になる協議を進めたい」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「米国経済は非常に良好」

メルケル独首相
「米国の関税はWTOルールに適していない」

トランプ米大統領
「6/12の米朝首脳会談開催できること望む」
「1日の会談ですべてのことを運べるとは考えれれず、さらなる会談が必要」

ロス米商務長官
「EU・加・メキシコへ、鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す」

メキシコ
「米関税に対し報復措置をとる」

マルムストロム欧州委員(通商担当)
「(米関税に対し)EUは市場保護に関して必要な措置を取る」

独商工会議所
「米関税で皆が損失を被る」
「欧州は結束して、米関税による損失を限定する必要がある」
「米国と対話することが必要だが、対抗措置を取ることも必要となってくる」

仏副貿易相
「米関税は受け入れ難いもの」

ガブリエル独副首相兼外務相
「『米国第一主義』に対する我々の対応は『欧州の結束』」
「(米貿易政策に対し)EUは正当な対応の準備をしている」

伊関係筋
「五つ星と同盟、連立内閣閣僚で合意」

ポンペオ米国務長官
「北朝鮮と内容ある協議できた」
「(金英哲・朝鮮労働党副委員長と会談後)物事が正しい方向へ向かっていると確信」
トランプ米大統領は核廃棄が困難なことであることを理解している
「北朝鮮との間にはやらなければならない仕事が山ほどある」

サルビーニ伊「同盟」書記長
「伊組閣は大詰め」

フォックス英国際貿易相
「米鉄鋼・アルミ関税への対抗措置を排除せず」
「WTO(世界貿易機関)への米国提訴を排除せず」
「米国の再考を望む」

ブレイナードFRB理事
「緩やかで段階的な利上げが適切」
「欧州金融情勢は伊政局によって悪化、状況を注視したい」
新興市場からの資金流出や米貿易政策が世界経済にとってのリスク
「米財政刺激や低位のインフレは、緩やかな米利上げを適切であることを示す」

伊「五つ星」「同盟」
「コンテ氏を再び次期首相候補に」

ルダックBOC(カナダ銀行)副総裁
「保護主義の環境は良い環境といえない」
「貿易政策に関する不透明感はビジネスの混乱要因」
「7月の政策金利決定に予断を持たず、データ次第」

格付け会社ムーディーズ
「EU(欧州連合)・加・メキシコへの米国の鉄鋼・アルミ関税、米経済にとって痛みとなる」
「環境は不透明だが、データに基づき正しい選択をする」

伊当局筋
「コンテ次期首相、明日(日本時間23時)宣誓予定」
※トリア氏、伊財務相就任へ

ライス国際通貨基金(IMF)報道官
「保護主義はすべての国に損失をもたらす」

金正恩・北朝鮮労働党委員長
「非核化への北朝鮮の意志は変わらず」

マクロン仏大統領
「トランプ米大統領に対して米国の鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置は違法であり、報復関税措置で対抗する、と伝えた」

カーニーBOE総裁
「米国はモノへの関税よりも、サービス貿易自由化に注力するべき」
ショルツ独財務相
「トランプ米政権の鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置は国際法に違反している」
黒田日銀総裁
「米国は金融政策正常化を慎重に進めている」
「保護貿易主義的な措置を取っている国にも悪影響を及ぼす」
「米国の物価上昇率の上昇は日本にプラスとなる」
「米金融政策の正常化は非常に慎重に進めており、新興国経済に大きな問題を与えているわけではない」
「アルゼンチンやトルコに影響出ているが、固有のマクロ経済的な問題あるため」
米経済が成長してインフレが物価目標に向かって収れんしていく中での米金融政策正常化は世界経済にもプラスとなる」
「G7は保護主義的措置が世界経済に及ぼす影響を議論できるが、通商政策を直接担当しているわけではない」
「イタリアはユーロ圏で独仏に次ぐ経済規模であり、ユーロの動き通じ国際金融・世界経済にどういう影響を与えるか注視」
財務省同行筋
「麻生財務相は米財務長官に鉄鋼・アルミ輸入関税の恒久的適用除外を要請した」
「日米財務相会談では、2国間FTAや為替に関する議論はなかった」
「麻生財務相は、中国の市場をゆがめる貿易慣行の是正に向けた協力を米財務長官に要請した」

RECOMMEND