7月10日(火曜日)の注目点

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2018年7月10日

7月10日(火曜日)の注目点

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

7/10(火曜日)

17:30 GBP 鉱工業生産
20:00 GBP NIESR GDP予想

7/11(水曜日)

02:00 USD 3年債入札
02:00 EUR ラウテンシュレーガーECB専務理事発言
09:30 AUD Westpac消費者信頼感
10:30 AUD 住宅ローン比率

 

昨日は要人発言で大きく動いた一日だった!

まずはドラギ総裁の議会証言。思ったよりもハト派色の発言だったが、市場が驚くような内容はあまり出てこなかった。

ただ、EU内の不安要素は、そこまで懸念されているようではなく、その点はユーロにとって好感を持たれユーロ買いに反応!

 


EUR/USD時間足チャート

 

 


EUR/USD日足チャート

 

 

また、市場関係者が一番驚いたのは、英国政権の崩壊!

デービス大臣とボリス・ジョンソン大臣のいきなりの辞任です。

Brexit交渉で、一部軟化した内容になりつつあるメイ首相に反対し、いきなり辞任です。

この発表を受け、ポンドは上下に乱高下しました!

 

 


GBP/USD5分足チャート

 

 


EUR/GBP5分足チャート

 

 

トルコではエルドアン大統領が中央銀行の法を変えて、総裁の任命権を大統領が持つことと5年任期を撤廃、また、緊急利上げ等を行ってきた中銀副総裁を解任! 自分の身内(娘婿)を財務相に任命! 人気・信頼の厚かった副首相を閣外へ! 公務員を1万8000人粛清!

とやりたい放題で、トルコリラ急落。。。

 


EUR/TRY5分足チャート

 

 

 

欧州・英国では政治不安ですが、米中貿易戦争も注目です。

ただ、市場は大方織り込んでいたようで、昨日の株価は上昇で反応しています。

 


日経225 時間足チャート

 

 


ダウ平均 時間足チャート

 

 

株価の反応塔から見ると、貿易関連での不安に関しては織り込みが終わったとみて、リスクオフモードは軟化。

クロス円は全般的に円安方向へ!

 

ただ、英国・欧州に火種が残っていることは注意しておきたいことと、日本での豪雨水害での被害がどこまで膨らむか、損保会社の保険支払い額がどのくらいになるか、保険支払いのための円転がないかに注意しておきたいと思います。

それがなければ、頭は重いと思いますが、ドル円は一つ上のレンジに突入できるのではないかと思っています。

 


USD/JPY日足チャート

 

 

 

 

昨日からの要人発言

英首相府
「新たな英EU離脱担当相が任命される」

ブランチフラワー前英MPC委員
9日09:09「メイ英首相は次の週まで生き残れないかもしれない」

黒田東彦日銀総裁
「景気は緩やかに拡大、先行きも緩やかな拡大続ける」
「物価2%目標の実現を目指し、安定持続に必要な時点まで緩和を継続する」

デイビス前英EU離脱相
「メイ首相のブレグジット政策には多くの弱点がある」
「EU側がさらなる譲歩を求めてくることを懸念」
「私の辞任が譲歩とならないよう政府への圧力となることを望む」

英保守党のリース・モグ議員
「近い将来にメイ英首相の信任投票は行われない」
「メイ英首相は来年3月時点で首相を継続していると思う」

トゥスク欧州連合(EU)大統領
「来週東京でEU-日の首脳会談を行う用意」

ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「物価安定とは、インフレ率が中期的に2.0%前後で推移することを意味する」

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁
「保護貿易主義の脅威増大がより目立っている」
成長見通しのリスクは概ね均衡している」
「少なくとも2019年夏にかけて金利を据え置くと予想」
「インフレが上昇していくことに自信」
「ユーロ圏の成長見通しは概ね均衡」

トランプ米大統領
「北朝鮮に関して中国が悪い圧力を行使する可能性

メイ英首相
「英国はBREXITに関するEUの提案を受け入れられない」

 

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