8月23日(木曜日)の注目イベントと注目点!! ~昨日の振り返り付き~

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2018年8月23日

8月23日(木曜日)の注目イベントと注目点!! ~昨日の振り返り付き~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

8/23(木曜日)

トルコ市場休場(犠牲祭)
米中通商協議(次官級)
カンザスシティ連銀主催・ジャクソンホール会合
米中(160億ドル)追加関税発動予定

15:00 NOK ノルウェーGDP
16:00 EUR 仏サービス業・製造業PMI
16:30 SEK スウェーデン失業率
16:30 EUR 独サービス業・製造業PMI
16:30 EUR ヴァイトマン・ドイツ連銀総裁発言
17:00 EUR 欧州サービス業・製造業PMI
20:30 EUR ECB理事会議事要旨公表(7月26日分)

8/24(金曜日)

トルコ市場休場(犠牲祭)
カンザスシティ連銀主催・ジャクソンホール会合
※パウエルFRB議長発言予定

07:45 NZD ニュージー貿易収支
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)

 

 

◎本日の注目点

 

1)ジャクソンホール会合

 

本日よりカンザスシティ連銀が主催する、ジャクソンホール・シンポジウムが始まります。

多くの中銀総裁・副総裁、経済学者が集まるシンポジウムです。

 

ジャクソンホールは、こんなところです。

バケーション、避暑地のようなところです。

 

8月28日、週末に米ワイオミング州ジャクソンホールで行われた経済シンポジウムでは、市場の予想通り、欧米中銀トップから今後の金融政策について明確な発言はなかった。写真撮影する黒田日銀総裁、イエレンFRB議長、ドラギECB総裁、ジャクソンホールで25日撮影(2017年 ロイター/Jade Barker)

 

昨年の写真です。

ノーネクタイで結構ラフな感じで、散歩をしながら話をする。

ジャクソンホールが注目されるのは、夏休みの終盤でジャクソンホールから下半期のスタート。

ジャクソンホールで爆弾発言がでてきた過去があるからです。

 

今回、黒田日銀総裁は欠席。

代わりに若田部副総裁が出席するようです。

パウエルFRB議長は24日に講演予定です。

 

議題の注目は、貿易・関税問題、新興国問題が出てくると思います。

サプライズ発言が出てくることを期待しています。

 

 

2)ECB理事会議事要旨公開

 

前回の理事会では、年内でQE終了来年夏までは現金利水準という発表でしたが、詳しい内容を見てみたいと思います。

QE終了は変わらないと思いますが、利上げ時期について早まることがあるのか!?

EUは懸念事項が多いので、何を懸念しているのか!?

今後の見通しなどに注目しています。

 

今週に入って、ユーロが大きく買い戻されています。

続伸なるか?

再度下落が始まるのか?

注目しています。

 


EUR/USD 日足チャート

 

 

 

3)米中貿易収支・追加関税

 

昨日より、米中貿易通商協議が再開されています。

ただし次官クラスなので、これといって進展はしていない模様。

本日、追加関税発動される模様です。

このまま米中関係悪化に向かうか、次回首脳クラスの通商協議につなげ、下地作りが出来るか注目しています。

あとは、人民元の水準です。

 


米ドル/人民元 日足チャート

 


米ドル/人民元

 

 

 

4)トランプ大統領発言・対応

 

昨日、コーエン弁護士とマナフォート元選対本部長の報道。

トランプ政権の火種が再燃してきています。

米メディアでもかなり報道されているようなので、トランプ大統領の対応に注目が集まります。

火消しのために動くのか!?

別のターゲットを作るのか!?

中間選挙を控えているので、何かアクションを起こしてくるのではないかと注目しています。

 

 

5)英国Brexit交渉

 

昨日よりBrexit交渉についてのヘッドラインが出始めました。

交渉再開しているので、進展についての英国・EU両国の報道と温度差に注目しています。

英国内では、白紙離脱メイ政権問題スコットランド問題と注目点が多く、ヘッドラインで上下する展開となっています。

 


GBP/USD 日足チャート

 

 

6)新興国

 

大型連休(犠牲祭)で休場のトルコ値動きは落ち着いているように見えます

ただ、まだまだ火種は残っているので、注視しています。

アルゼンチン→トルコ→南ア→ブラジルと新興国通貨の下落とつながっています。

また、NAFTA交渉の進展報道でメキシコペソが大きく動いています

新興国通貨は荒い値動きとなっているので気を付けたいと思います。

 


USD/MXN 時間足チャート

 

 

 

◎保有中のポジションと本日の戦略

 

CAD/JPYのLongはホールドしています。

昨日の小売売上高は、若干弱い結果で下落しましたが、全戻し+上昇しています。

少しづつ、秋の利上げ観測が出始めています。

原油価格の上昇も後押ししています。

まだまだ、上昇余地は残っていると思います。

 


CAD/JPY 日足チャート

 


CAD/JPY 時間足チャート

 

 

個人的にユーロは売り要因が多いと思っているので、今回の上昇は調整なのかと思っています。

米ドルは米債償還・利払いが8月15日

 

米国債償還と利払いについて

 

償還・利払いのドル売り、ネガティブ材料のドル売りは相場観と一致。

ただ、ここまでのユーロ上昇は、自分の相場観とあっていないので静観することにしています。

 


EUR/USD 時間足チャート

 

 

ドル円に関しては膠着状態、狭いレンジが続くとみています。

ジャクソンホールを控えていることから、動きづらいこともあると思います。

110.50を中心に110.80” ~ ”110.10” or ”109.80のレンジを想定しています。

 


USD/JPY 日足チャート

 


USD/JPY 時間足チャート

 

 

 

◎本日の要チェック

 


米10年債利回りチャート

 


日10年債利回りチャート

 


ドイツ10年債利回りチャート

 


イタリア10年債利回りチャート

※利回りが3.0%を超えて再度上昇を始めています。

 


スペイン10年債利回りチャート

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 


トルコ10年債利回りチャート

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

◎昨日の要人発言

トランプ米大統領
「中国がさらに大きくなることを許容することは今のところない」
「貿易協議は時間がかかるが、非常に上手くいっている」
「欧州連合(EU)から来る全ての車に25%の関税を課す」
「もし良い弁護士を探しているなら、マイケル・コーエンは絶対に避けるべき」

格付け会社ムーディーズ
「今年の中国GDPは6.6%まで減速する可能性」
「貿易状況の更なる悪化は米中の成長見通しだけでなく、アジア各国の見通しにリスク」

デベル豪準備銀行(RBA)総裁補佐
「今後数年でインフレは2.25%近辺と予想」
「インフレに対する下方向の力はいずれ減少する」
「現在の緩和的な金融スタンスは雇用やインフレをサポート」

王毅中国外相
「本日からの米中通商交渉では、良い結果を期待したい」

米通商代表部(USTR)報道官
「北米自由貿易協定(NAFTA)の主要課題は未解決」

グアハルド・メキシコ経済相
「できるだけ早くNAFTA再交渉の結論がでることを望む」

セアデ・メキシコNAFTA次期交渉官
「交渉は順調であり、我々は数時間以内で合意に達することができる」

フリーランド加外相
「米国・メキシコのNAFTA再交渉の進展には、非常に勇気づけられる」

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
「多くのメンバーは早期の追加利上げが適切と指摘」
「貿易と住宅、新興国市場に下振れリスク」
「多くのメンバーは中期的にはインフレが2%近辺で安定すると予想」
「数人のメンバーは、下半期の米経済成長は鈍化するが潜在成長率を上回ると予想」 
「パウエル議長はFRB保有資産の縮小規模に関して秋に議論することを提案」
「長短金利差のフラットニングの影響について議論している」

サンダース米大統領報道官
「トランプ米大統領と安倍首相は電話会談を行った」
「両首脳は北朝鮮への制裁継続で合意」
「(コーエン氏の件に関し)大統領は何も間違ったことはしていない」
「マナフォート氏の恩赦は考えていない」

ロス米商務長官
「自動車関税の報告書、完成にはまだ時間が必要」

 

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