8月27日の注目イベントと見通し!

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2018年8月27日

8月27日の注目イベントと見通し!

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎本日の経済指標スケジュール

 

8/27(月曜日)

ロンドン市場休場

22:00 MXN メキシコ貿易収支

8/28(火曜日)

02:00 USD 2年債入札

 

 

◎本日の注目点

 

1)ジャクソンホール・シンポジウムの織り込み

先週末のジャクソンホールで、パウエルFRB議長の発言に注目が集まっていました。

内容は、米国経済は強いものの物価の上昇は鈍化と発言

利上げの打ち止めを匂わせる発言も出ました。

本日は、この内容を織り込んでいくため、ドル/円・ユーロ/ドルが中心となりそうです。

 


EUR/USD日足チャート

 


EUR/USD 時間足チャート

 


USD/JPY 日足チャート

 


USD/JPY 時間足チャート

 

 

2)貿易・関税関連

米中間でお互いに160億ドル相当の関税を発動しています。

米国は中国に対し、さらなる追加関税を検討しています。

中国をはじめ、欧州は米国の関税政策についてWTOに提訴しています。

今週も関税関連の発言が出てくると思われます。

発言・ヘッドラインに注意・注目したいと思います。

 

 

3)米中・米朝関係悪化

トランプ大統領はTwitterで、ポンペオ国務長官の訪朝計画を中止と投稿。

北朝鮮の非核化が遅れている事を理由としています。

ただ背景には、中国との関係悪化もあるのではないかと思われます。

米朝問題は、過激発言や軍事行動に発展しないか注意したい。

米中問題は、貿易関税問題もありますが、人民元の推移も注目したいと思います。

 


米ドル/人民元

 

 

 

4)オーストラリア新政権

先週のオーストラリアは、政治・政権が激変の1週間でした。

今週は、モリソン新政権が政権樹立

また新政権が支持されるのか、安定するのか注目したいと思います。

 


AUD/USD 日足チャート

 


AUD/USD 時間足チャート

 

 

5)トルコリラ・新興国通貨

新興国(アルゼンチン・トルコ・南アフリカ・ブラジル)なども対ドルで大きく下落しています。

トルコは大型連休(犠牲祭)明けで、どのような反応をするのか注目です。

トルコリラは ”6.00” 台まで戻してきてます。

ただ、懸念材料は残っています。

再下落に注意したいと思います。

トルコリラの下落は欧州に大きく影響するので、こちらも気を付けたいと思います。

 


USD/TRY 日足チャート

 

 

6)月末要因

今週は月末週です。

実需の動き仲値・FIX・各市場オープン・クローズ付近は注目したいと思います。

また、今月は8月15日に米国債の償還・利払いが行われています。

米国債償還と利払いについて

 

 

 

◎保有中のポジションと本日の戦略

 

保有中のポジションは、CAD/JPYのLongとEUR/USDのShortです。

CAD/JPYのLongは利上げ確率の上昇や、原油価格の高値安定、NAFTA再交渉の終了見通しなどポジティブ要因が多いため、このままホールドしたいと思います。

 


CAD/JPY 日足チャート

 


CAD/JPY 時間足チャート

 

 

EUR/USDのShortですが、先週のジャクソンホールの影響を見極めたいと思います。

ユーロに関しては、イタリア財政問題トルコ問題Brexit交渉ギリシャ・スペイン政治問題などマイナス要因が多いと見ています。

ただ、組み合わせペアの米ドルが下落するようであれば、通貨ペアの組み換えを考えたいと思います。

 

今日はロンドン市場が休場ということ、夏休みで閑散相場なことを考えると、偏った方向に動くことが懸念されます。

週明けなので特別の要因が急遽出ない限り、様子見したいと思います。

 

 

◎要チェック

 

 


米10年債利回りチャート

 


日10年債利回りチャート

 


ドイツ10年債利回りチャート

 


イタリア10年債利回りチャート

 


スペイン10年債利回りチャート

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 


トルコ10年債利回りチャート

 


ブラジル10年債利回りチャート

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

◎週末の要人発言

 

米ホワイトハウス
「米中貿易協議が終了」
「貿易協議は中国の構造問題も含む」
「米中は貿易の公平さの達成方法について議論」

オアNZ準備銀行(中央銀行、RBNZ)総裁
「政策金利の引き下げを排除しない」
「NZドルの動きは非常に満足」

中国商務省
「中国と米国は次のステップに向けて連絡を密に取る」
「米中は貿易問題に対して建設的で、率直的な意見を交換した」

財務省
「31日に日中財務対話を開催」

グロエペ南アフリカ準備銀行(SARB)副総裁
「金利に対して慎重な対応をとる」
「南アフリカランドのボラティリティは外的要因」
「通貨安が継続すれば対応する」

格付け会社ムーディーズ
「(豪州の)首相の交代は格付けには影響を与えない」

劉昆中国財政相
「中国は、米国が講じている理不尽な措置に対し、断固として対応していく」
「貿易摩擦の影響を受けた失業者や労働者を支援するために財政支出を拡大する」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「米連邦準備理事会(FRB)は、イールドカーブに配慮する必要はない」
「2018年の米経済は好調だが、2019年と2020年は減速する可能性」
「もし景気拡大が加速した場合、政策調整で対応する」
「インフレ圧力はそれほど感じていない」
「市場は、米連邦準備理事会(FRB)よりもハト派」
「米連邦準備理事会(FRB)は、米議会からの法的拘束力を重視

メスター米クリーブランド連銀総裁
「今年の成長率予想を3.00%程度に上方修正する」
「米連邦準備理事会(FRB)のこれまでの政策は正しい」
「現時点では、FF金利誘導目標を3.0%付近と思われる中立金利以上に引き上げるべきかの判断は難しい」

カプラン米ダラス連銀総裁
「FRBは金利を中立水準まで動かすべき」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「強い経済が続くと予想する十分な根拠がある」
「過熱リスクは高まっていないとみる」
「成長が堅調に続けば漸進的な利上げは適切」
「インフレが2%を大きく上回る兆候はまだ見られない」

グアハルド・メキシコ経済相
「米国とメキシコ、NAFTA再交渉は順調に進んでいる」

トランプ米大統領
「現時点ではポンペオ米国務長官が北朝鮮を訪問することはない」
「北朝鮮の非核化は不十分」

コンテ伊首相
「イタリアは欧州連合(EU)の財政規則を守ることができない」

ポロズBOC(カナダ銀行)総裁(ジャクソンホール会議)
「将来のインフレリスクに対応するには、段階的で経済指標に基づく金融政策が有効」
「物価の上振れは一時的要因による」

 

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