主要国の政策金利発表を終えて各中銀のスタンスについて②

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2017年12月27日

主要国の政策金利発表を終えて各中銀のスタンスについて②

記事を書いた人:岡ちゃんマン

主要中央銀行のスタンスと注目点についてまとめました。

 

主要国の政策金利発表を終えて各中銀のスタンスについて①

現状維持・中立スタンスの中央銀行

★EU(ECB)中央銀行

現在の金利  →  0.0%

注目点:出口戦略の時期とペース、またドラギ総裁の後任人事

EU(欧州連合)は年内の緩和政策は維持の方針ですが、追加の緩和(緩和の延長)は難しいと思われます。また、ハト政策の理由の1つだった政治リスクの後退(欧州選挙リスク)したことで緩和を続ける理由もなくなってきたことも大きいと思います。引き締めたい北欧と緩和を続けたい南欧の駆け引きに注目です。

★ニュージーランド(RBNZ)中央銀行

現在の金利  →  1.75%

RBNZの目標は物価の安定でCPIを1~3%の間に落ち着かせることとしています。現在CPIは上昇を続け、前回のCPIでは2.2%まで上昇しています。RBNZの声明では、引き締めについて言及はありませんが、緩和についての文言もなくなっています。今後もCPIが上昇を続けるか注目です。

 

緩和政策継続スタンスの中央銀行

★オーストラリア(RBA)中央銀行

現在の金利  →  1.5%

オーストラリアは中国とのつながりが強く、中国経済停滞や鉄鉱石価格の下落オーストラリア経済にとってネガティブな状況です。積極的に追加緩和をしていくほどではありませんが、タカ政策に方針転換できる状況ではないと思います。

★日本(BOJ)中央銀行

現在の金利  →  0.0%(0.1%)

日銀は、イールドカーブコントロールという緩和策を取り入れています。資産買い入れ額を年80兆円規模としていますが、あくまで目安としています。現況は年80兆円ペースを下回っています。ステルステーパリングではないかと言われていますが、緩和維持もしくは追加緩和の姿勢を続けています。

★スイス(SNB)中央銀行

現在の金利  →  -1.25%

スイス中銀は通貨安政策を続けています。SNB総裁もフラン高になれば躊躇なく介入するといっています。当面利上げは考えにくいと思われます。

前回と今回で主要8銀行のスタンスと注目点をまとめてみました。

各中央銀行については、今後まとめていきたいと思います。

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