2019年1月29日
「師匠、岡ちゃんマンに聞いてみた!」
記事を書いた人:上田
「師匠、岡ちゃんマンに聞いてみた!」というシリーズをスタートします。
2019年の今年注目すべき出来事というシリーズで
何回かに分けて聞いてみたいと思います。
私たちファンダメンタル初心者も気をつけておきたい出来事を
聞いてみましたので、みなさんもごらんください。
目次
1回目は米国の今年注目すべき出来事
1 今年のアメリカの注目材料はなんですか?
岡ちゃんマン、開口一番「やはり政府機関閉鎖の問題を解決しないとですね」
だそうです。
まず予算案での合意。
質問時(1/23)はまだ閉鎖中でしたが、現在、暫定予算で合意し(大統領譲歩)
2月半ばまでは閉鎖解除です。
トランプ大統領は、自分の要求が(国境の壁の予算)通らなければ、
期限が切れる2月15日に政府機関を再び閉鎖するかもしれない。
国家非常事態を宣言し、壁建設を強行する可能性もあるとのこと。
中間選挙で議会が共和党と民主党に分かれたので、
メキシコの壁の予算がスムーズに通らない状況です。
岡ちゃんマン曰く、通常は世論が傾いた方が通ることが多いと
いうことですが、聞けば聞くほど合意は難しそうです。
予算案が通らないと最悪、 債務上限を引き上げる法案も承認されなくなり、
(「借金=国債」とすると、国債の上限?)新たな国債を発行出来なくなります。
国債の新規発行が出来なければ、予算がなくなり、
政府機関の一部閉鎖では済まなくなります。
( 債務上限の引き上げ法案も予算案と同様に、議会承認と大統領のサインが必要。)
そこまで来ると、にっちもさっちもいかなくなるということなんですね。
1/29火曜日に一般教書演説(米国の現状 について大統領の見解を述べ、
主要な政治課題を説明するもの by wikipedia)が行われる予定だったの
ですが、これも延期されるようです。(現在調整中?)
演説が行われれば内容には注目です。
トランプ大統領が非常手段として非常事態宣言を出し、
メキシコの壁の予算を捻出する可能性も、
演説の中で出てくるかもしれません。
トランプ大統領は再選されるつもり満々のようで、 全てそのために
動いていると思われます。メキシコの壁も公約実現のためです。
対する民主党も次期大統領候補がまだ見つかっていないので、
有望候補が現れれば、少し風向きが変わるかもしれないと
岡ちゃんマンが言っています。
2 年末から年始にかけてアメリカの株価が急落して為替も乱高下しましたが、
これについてはどう思われてますか?
岡ちゃんマンは、米株については、あくまでも調整であろうと思っています。
確かにこれまでのような経済成長は見込めないかもしれないけれども、
利上も今年中に終わりそうなので、それにより株価が安定すれば、
景気後退するまではいかないのではないか、ということでした。
少々解説を加えると、政策金利が上がると返済金利なども上がるので、
企業にとっては痛手になります。なので、この先の金利上昇は
株価に徐々に影響が出てくるのでFRBも監視している状況です。
3 2017年、2018年はドル円に動きが少ない年でしたが、
今年の動きはどうなると思いますか?
岡ちゃんマンは、今年は去年よりはドル円が動くのではないだろうか?
と言っています。どちらかといえば、ドル安をイメージをしているそうです。
利上げがあと1,2回で終わればドル買いも落ち着いてくるので
(金利が上がると一般的にその国の通貨は買われる。)
下目線だそうです 。
まずは、一般教書演説と、2/1(金)雇用統計、2/15予算案合意するか?
注目していきましょう!