オランダ選挙①

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2017年12月26日

オランダ選挙①

記事を書いた人:岡ちゃんマン

2017年は欧州主要国で国政選挙が相次ぎます。その先陣を切るオランダ議会選挙 (3月15日) まであと1カ月となりました。

オランダ選挙についてまとめてみました。

(1)オランダ議会の第一党と連立政権
(2)選挙の状況
(3)注目の政党
(4)考えられる影響

(1)オランダ議会の第一党と連立政権

戦後のオランダでは一政党が過半数の議席を獲得したことは一度もありません。常に連立政権が形成されてきました。

今回最有力政党の自由党(PVV)が第一党となっても、連立を組みたいと希望する政党は、見つからないでしょう。
そのため、第二党以下の政党同志が集まって大連立を組む可能性が高まります。

しかし、「第一党抜きの」新政権に対する国民感情は悪くなることが考えられ、第一党が最大野党に廻れば、議会の動きも相当荒れることが予想されます。

とはいえ、オランダの3月の選挙の注目点は、やはりPVVがどこまで議席を伸ばすかである。

PVVが30議席前後を獲得した場合、PVVを除外した連立政権作りが難しくなると懸念されます。

(2)選挙の状況

各種世論調査によれば、与党の自由民主国民党 (VVD) と労働党 (PvdA) は前回の2012年の議会選挙と比べて大幅に議席を失うと見込まれています。

直近5つの世論調査の平均値ではVVDは24議席、PvdAはわずか12議席の獲得にとどまるとの結果が出ています。

代わって大きく議席数を増やすとみられるのが、EU離脱や反イスラムを掲げるウィルダース党首率いる、PVV です。

世論調査の中にはPVVは36議席と前回の倍以上の議席を獲得するとの予想もある。

PVV以外で議席を伸ばしそうな政党は保守系のキリスト教民主同盟 (CDA) 、左派の緑の党となっています。

オランダ選挙世論調査

長く難しくなってしまいましたが、続きは次回に、、、

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