2017年12月26日
オランダ選挙②
記事を書いた人:岡ちゃんマン
(4)考えられる影響
連立政権作りが難しくなると懸念されます。過半数の議席確保に5つ以上の政党が必要になる可能性もあり、政策のすり合わせが難航すると予想され、政策が停滞する恐れがあります。
これを受けて、投資家のオランダ国債離れは起きるかもしれません。
PVVは国民投票の実施を公約として掲げています。
オランダも英国のようにEU離脱の是非を問う国民投票の実施に動くか?
それが非常に気になります。30万人の署名が集まれば、国民投票が行える国です。
30万人は、有権者数の2.5%ですので、ハードルはそんなに高くないのかもしれません。
英国に続きオランダもEU離脱なんてことになってくると、EU崩壊も現実味を帯びてくるかもしれませんね。
また、オランダが国内の分断という問題とどう取り組むかはもちろん注目点ですが、姉妹党であるフランス極右:国民戦線(FN)のルペン党首への注目度が高まることは避けられないと思われます。