2017年12月29日
カナダ政策金利発表と声明
記事を書いた人:岡ちゃんマン
10月25日23:00発表のカナダ政策金利
市場コンセンサス通り据え置きでした。
ただ、声明文がかなりハト派な内容であったためCADは大きく売られました。
声明文
・金融刺激策の必要性は時間とともに低下するも、
・インフレ目標の達成時期の見通しを2018年下半期に後退。
・NAFTA再交渉でかなりの不透明感があると強調。
・カナダドル高の影響で、
ポロズBOC総裁記者会見
・インフレの下振れリスクにより心を奪われている。
強気だった総裁・副総裁はどこに行ったのかと思えます。
過去、強気な発言と2会合連続利上げでCADは大きく上昇していました。
経済指標も今年に入ってから強気な結果が出ていましたが、連続利上げから通貨高になり、少し経済に影響が出ているようです。
◎消費者物価指数(CPI)(前月比)
◎雇用者数増減
◎失業率
◎GDP
今回の声明文の発表を受けて、12月の利上げ確率は37%から30%に下がっています。
今後の政治状況や指標結果次第で、利上げ確率は変わってくるとは思います。
また、利上げ確率が上がってくることがあればCADも上昇してくると思います。
注目していきたいと思います。
余談ですが、先日行われた中銀・財務相会合でカナダ中銀の利上げ政策は好評だったようです。