2018年9月6日
ポンド急騰からの急落! さすが殺人通貨ポンドの急騰・急落の背景!
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日、N.Y.時間にポンドが急騰!! 一瞬、何が起こったのか分かりませんでした。 その後伝わってきたのが、「英独、EU離脱に関する主要な
あれだけ、EUからの離脱にペナルティがないと英国に続く国が出てくるため、厳しい内容を求めていたドイツが妥協案を提示。 また、英国側も妥協案を提示。 ともに妥協をすることで、合意が間近なのかと思わせるような内容のヘッドラインでした。 これはかなりのインパクト! 急騰したまま降りてきませんでした。 この報道は、クロス円や他通貨ペアまで影響するくらいのインパクトでした。
ただ、、、今度は急落、、、やっぱりと思いながら原因を探すと否定報道が出ていました。
ただ、全戻しまでいっていないところを見ると、Brexit交渉の進展に期待している人もいるのだろうと思います。
先日もポンドが急騰しましたが、その時もBrexit交渉の進展によるものでした。
↓↓↓前回のポンド上昇については以下を参照ください↓↓↓
ポンド急騰!! バルニエBrexit交渉官の発言とポンド上昇の背景解説
これだけポンドが急騰・急落するのは、Brexit交渉の期限が迫ってきているからではないかと思います。 Brexit交渉のタイムスケジュールを再度確認しておきたいと思います。
~Brexitまでのタイムスケジュール~
1)10月18日~19日 EUサミット
2)11月中旬 臨時EUサミット
3)12月13日~14日 EUサミット
4)1月末 EU加盟国でのBrexit案批准手続き終了期限
5)3月29日 Brexit交渉終了期限
6)3月30日 移行期間スタート
7)2020年12月31日 移行期間終了
上記タイムスケジュールの中で、どれが重要というのはなく、すべて重要だと思います。 英国・EUともに、交渉を合意することは大事ですが、合意するだけではダメで批准手続きが必要です。 批准手続きを行うための期間が必要なため、10月のEUサミットで交渉合意内容を示すことが必要だといわれています。 なので、最終合意期限が10月だといわれていました。 ただ、先日の発表では、10月は間に合いそうにないため、11月に臨時EUサミットを開催して、そこで合意内容を発表するとしていました。 なのに、今回の報道! かなり違和感を感じました。
今後も、Brexit交渉の内容については、様々な内容のヘッドラインが出てくるかもしれません。 期限が迫っているため、過敏に反応してしまう可能性が高いです。 なので、内容がしっかりと確認できないのに飛び乗るのはリスクがあると考えています。 しっかりとイメージ作りをしておきたいと思います。
個人的には、交渉合意内容よりも、批准手続きがポイントになるのではないかと思います。 批准手続きの重要性については別でまとめたいと思います。