2018年9月24日
ユーロ・ポンドの見通しと戦略 ~9月EU首脳会議を終えて~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
先週のEU首脳会議が波乱で終わったことで、欧州・英国のスタンスを見直しました。
↓↓↓先週のEU首脳会議は以下をご覧ください↓↓↓
欧州の現時点
・欧州内での問題が多いため、早くBrexit交渉は終了したい
・ある程度の柔軟化はしょうがないと思っていた
・英国に良いとこどりで離脱をされて、英国に続く国が出ないようにしたい
・白紙離脱になることで、英国からの拠出金が入らなくなるのはEUにとってもネガティブ
英国の現時点
・党大会を控えて、強気な発言をせざるを得なかった
・今回のEU首脳会談は、メイ首相の支持率低下
今後考えられること
1)英国議会解散総選挙
・メイ首相の支持率(支持議員)確保
・政権交代
2)2度目の国民投票
・Brexit交渉案の批准を求める国民投票
・離脱そのものを問い直す国民投票
3)首相交代
・交渉の方向性が変わる(白紙離脱、ハードBrexit、ソフトBrexit)
・離脱の見直し
4)英国の崩壊
・北アイルランドの独立
・スコットランドの独立
注目したいポイント
ユーロ円日足で見るとダブルボトムで、ネックライン超えて上昇に見えます。
ただ、上記のファンダを考えるとLongは持ちづらく感じます。
水平線(青点線)で反発してくれると、自分の戦略的には会うのでEUR/JPYのShortポジションエントリーを考えたい。
日足で見ると、まだ狭いレンジを抜け切れていないように見えます。 時間足で見ると上昇チャネルに見えますが、上昇チャネルを下抜けするとShortポジションを考えたい。
EUR/USDの上昇チャネル、押し目にも見えますが、自分の考えに合わないので、Longポジションを取りづらいです。
EUR/GBP日足で見ると、下降チャネル(青)に戻ってくれば、EUR/GBPのShortポジションを考えたい。 ただ、そのまま上に抜けていく場合は、英国の状況をしっかりと分析したい。 白紙離脱などであれば、上に抜けていくことも十分に考えられる。 その時は、EURの売りも入りそうなので、GBP/USDのShortポジションを考えたい。
EURは売り目線、GBPは政策次第で売り買い両方、ドルは基本買い目線
これが、現状の通貨に対する思いとチャートです。