2017年12月27日
地政学リスク
記事を書いた人:岡ちゃんマン
今朝、06:45頃に北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。
そこで、現在気を付けてきたい地政学リスクをまとめてみました。
①北朝鮮問題
今日の弾道ミサイル発射は米韓合同軍事演習に合わせたものと思われます。
今後弾道ミサイル発射や核実験が起きそうなイベントを書き出してみました。
・米韓合同軍事演習 : 4月末まで
・米中首脳会談 : 4/6-7
・ジョンウン最高指導者就任5周年 : 4/11
・金日成生誕105年 : 4/15
・北朝鮮軍創設記念日 : 4/25
北朝鮮に関しては中国と米国の対応も気になります。
軍事衝突や北朝鮮による韓国進行等が起きれば、少なからず為替に影響が出てくると思います。
以前北朝鮮が韓国進行した時は、瞬間40pipsくらい円安に振れた後円高に進んだようです。
②サンクトペテルブルグ自爆テロ
サンクトペテルブルグはロシアでも欧州との境に近い位置にあります。
しかも今回はプーチン大統領がサンクトペテルブルグに滞在中(厳戒態勢)の中のテロです。
テロが続くようだと、欧州選挙の極右政党に追い風となってきます。
③ジブラルタル問題
以前の英国対スペインを参照ください。
http://blog.livedoor.jp/okatyannmann/archives/14280721.html
④シリア・IS問題
4日には、化学兵器(サリン)の使用が問題になってきています。
⑤南アフリカ政権問題
ズマ大統領のゴーダン財務相を解任に始まり、内閣改造等の政権基盤の不透明さと批判が出てきています。
⑥ロシアのバルト三国進行
ロシアは命令が出れば24時間以内に攻撃できるように態勢を整えていると、伝えられている。
ロシアの進行については、クリミアの併合が記憶に新しいのではないかと思います。
②③⑥の問題については、欧州の軍事力に影響があります。
欧州の軍事力において、フランスと英国の占める割合が大きく、英国のEU離脱交渉に影響が出てくるものと思います。
長くなりましたが、現在の為替市場において、経済よりも政治や地政学リスクが注目されている気がするので、気を付けておきたいと思います。