引き締めと緩和で別れた各中銀について

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2017年12月27日

引き締めと緩和で別れた各中銀について

記事を書いた人:岡ちゃんマン

2017年07月20日時点での各中銀のスタンスと注目点

オーストラリア中央銀行(RBA)

7月04日発表の金融政策 → 現状維持

コンセンサスは現状維持でしたが、どちらかというと追加緩和よりの現状維持でした。

しかし、議事録の内容は意外とタカ派的でした。

特に注目すべきは、「これ以上の追加緩和政策はない」と文言が入ったことです。

これを好感してAUDは買われました。

20豪議事録オージードルチャート

今後の注目は、雇用と物価と住宅ローンではないかと思います。

カナダ中央銀行(CAD)

7月12日発表の政策金利  0.5% → 0.75% 利上げ

コンセンサスは利上げで、予想通り7年ぶりの0.25%利上げでした。

利上げの最大の理由は、住宅価格の高騰でした。

利上げ後、現在は住宅価格は暴落している模様です。

利上げの効果とみるか、利上げは失敗だったとみるかはこれからですが、利上げ後の記者会見では経済指標次第では追加利上げもあるとのこと。

物価と住宅価格と原油価格に注目です。

日本銀行(BOJ)

7月20日発表の金融政策  現状維持 → 現状維持

コンセンサス通り。。。もう少し変化の欲しいところですが。。。

注目点は、物価は上がる気配がないので、日銀が物価目標を下げるのか⁉

あとは、黒田総裁の後任人事ではないかと思います。(黒田総裁再任の声も、、、)

次回、欧州中央銀行(ECB)についてまとめたいと思います。

 

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