最近の注目の要人発言

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2018年3月6日

最近の注目の要人発言

記事を書いた人:岡ちゃんマン

03月02日、世界的に株価下落となりました。

また、ドル円も大きく下落、、、

クロス円でも軒並み円買いの流れとなりました。

この日の円買いは、2人の発言からでした。

1人目は、日銀の黒田総裁の発言

黒田日銀総裁
「2%の物価目標までまだ距離があり、金融緩和を粘り強く続ける」
「物価は弱めの動きが継続」
「再任できれば、全身全霊で職務にまい進する」
「各国中銀と緊密に連携し、市場に適切に情報発信」
「物価目標実現の総仕上げに全力で取り組む」
「必要があれば、さらなる緩和策の検討も」
「今すぐ出口を議論するのは適切ではない」
「今の政策調整の方針を維持していく」
「(出口で)必要なタイミングで市場とのコミュニケーションは可能」
「2019年度ごろに2%物価目標達成の可能性が高い」
「物価目標達成時期、2年、3年と申し上げるのは適切ではない」
「戦後のようなハイパーインフレが起こる可能性はない」
2019年度ごろに物価目標2%に達すれば、出口を検討、議論していくこと間違いない
「現時点で、18年度ごろに出口を議論することにはならない」

 

発言全体を見ると、

・物価目標に届いていないので、まだ緩和政策を続ける
・日銀の政策は間違いなく効果は出てきている。
・このままいけば2019年ごろには、物価目標を達成できそう。
目標を達成できたなら出口戦略について議論する。
・目標を達成できていない現時点では、出口戦略は議論することはない。

普段とあまり変わらない内容に感じますが、出口戦略(緩和政策の終了)について発言が出たことに市場は反応したようです。

日銀としては、緩和政策を続けていくことは伝えたい!
だけど、「いつまでも緩和政策を続ける」=「日銀の政策が効果がない」
なので、国内向けには成果が出ていることを伝えたい!

今回の発言の真意はこんなところではないかと思います。

ただ、市場は出口戦略という言葉のみに反応円買いがスタートしました。

 

その後、2人目の発言で円買いが加速しました。

2人目はトランプ大統領です。

トランプ米大統領
鉄鋼25%、アルミ10%の輸入関税を賦課する
「通商面で実質的に全ての国に対して数十億ドルも失っている時、貿易戦争有用で、勝つのも簡単

「鉄鋼とアルミニウムに対する関税は、公正な北米自由貿易協定(NAFTA)が合意された場合のみ撤回される」
「貿易に関して最大の問題は中国」
「鉄鉱やアルミの関税計画が貿易戦争を引き起こすとは思わない」
「トランプ大統領は貿易戦争に勝つことに自信があるが、それがゴールではない」

 

このトランプ大統領の発言で、株価暴落、一気にリスクオフの流れに傾きました。

各国とも関税導入に反対の立場と意見を発表しました。

現在は少し落ち着き、トランプ大統領の発言は
「各国と交渉を有利に進めるための発言で、本気ではない」
とみているようです。

今後のトランプ大統領の発言と行動に注視したいと思います。

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