月末・月初+米・英中銀議会証言などイベントに追われる1週間!! ~2月25日週の注目点とスケジュール~

TOP > 新着記事一覧 > 月末・月初+米・英中銀議会証言などイベントに追われる1週間!! ~2月25日週の注目点とスケジュール~

2019年2月24日

月末・月初+米・英中銀議会証言などイベントに追われる1週間!! ~2月25日週の注目点とスケジュール~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

先週のドル円は、週末の要人発言に注目が集まり、動きづらい1週間でした。 ただ、期待感は強かったのですが、内容はそこそこでした。 結果、極端に狭い値幅で終わってしまいました。

 

逆に大きく動いたのは、中国関連で豪ドルが大きく下落。 資源国通貨は大きく動いた1週間だったように思えます。 中国の石炭関連の発言・情報は、今後も続く可能性もあるかもしれないと思っています。 うがった見方、個人的な妄想ですが、石炭輸入関連の発言は、中国の仕返し・反発ではないかと思っています。 5G関連からのファーウェイ・ZTEの締め出しや、米中通商協議の八つ当たりが、米国の同盟国に向かったのではないか・・・!? なんて思ったりしています。

 

目次

◎今週の注目点

 

 

1)米中通商協議

 

24日まで米中通商協議が継続中。 いまだ合意には至らずですが、少しづつ進展しているみたいです。 ただ、中国側の思惑と米国の思惑は違うみたいで、着地点が見つからないように見えます。

今のところ、中国側は輸入額を増やすことで米中間の貿易赤字額を減らすことと、為替条項を検討することで米国側に納得してもらいたいと思っている。 特に、知的財産問題や国営企業の部分には触れてほしくないと思っている。

米国は当然、全部求めていくとは思います。 なので、米国側は来週中に合意にならない場合は、関税を引き上げるのか!? それとも、交渉期限を延長するのか!? 選択肢は2つだと思います。 今週の最大の注目点だと思います。 ヘッドラインに注目しておきたいと思います。

 

 

 

2)英国議会と離脱交渉

 

英国とEUの間で繰り返される交渉ですが、いつまでたっても平行線です。 EUと中東でのサミットが開催されるので、その間の隙間時間で再度交渉をするために、メイ首相は乗り込んでいくみたいですが、進展は期待できそうにありません。 離脱期限が迫ってくる中、目が離せなくなってきています。

 

1.離脱案の提出と採決

26日に英国議会でメイ首相は、再度離脱案を表明。 また、いくつか修正案が出てくると思いますが、27日に議会採決を実施! ここで、最終的な離脱案を英国で取りまとめたいと思っています。 まず、第一関門はここで離脱案(離脱修正案)が可決できるかです。

 

2.メイ首相の進退

メイ首相に対し、責任を求める声は高まってきています。 また、離党する議員も出てきています。 今週の採決で、議会をまとめること(可決すること)が出来なければ、メイ首相の責任を問う声はさらに高まってくると思います。

 

3.今後の決定方法

仮に、今週の採決で決まらなかった場合、同じことの繰り返しではダメだということで、政府主導から議会主導に切り替わる可能性があるそうです。 そうなってくると、議会主導で決まっていくので、メイ首相の立場はかなり追い込まれます。 議会主導となるようなことがあれば歴史的なことらしいです。 注目です。

※参照:DMMサロン「FXの流儀」
http://lounge.dmm.com/detail/1215/

 

4.EU側の反応

これだけ、注目だと言っていますが、英国が採決を繰り返し、いくら離脱案を作ってきたとしても、そもそもEU側は「11月末の離脱案」以外は認めないと言っている! 今回の英国採決について、可決となろうが否決となろうが、EU側としては認めないというスタンスは変わりないのではないかと思います。 EU側の反応も注目したいと思います。

 

 

 

3)FRB要人発言と議会証言

 

今週は、半期に一度のFRB議長の議会証言です。 注目度は高いのですが、サプライズの結果が出てくる可能性は低いと思われます。 現状の政策を引き続き継続。 利上げ・バランスシートの縮小は、中止もしくは緩やかにという発言になりそうな気がします。 仮にサプライズ発言が出た場合は大きく動く可能性はあります。 議会証言以外にも要人発言が多数予定されていますが、先週の発言と同様の内容になるのではないかと思います。

 

 

 

4)BOE議会証言

 

英国中銀も今週、英国議会で証言が予定されています。 英国は、離脱日や離脱方法(内容)によって、今後の経済も大きく変わってきます。 なので、BOEの政策内容よりも離脱交渉のほうが注目度が高いです。 同日にメイ首相の発言が予定されているため、そちらの方が注目されると思われます。 ただ、金融政策の内容だけは押さえておきたいと思います。

 

 

5)米国予算

 

債務上限引き上げ期限が迫っています。 毎回のことですが、ギリギリで債務上限が引き上げらると予想されますが、、、もしものことがあった場合は、デフォルトの可能性も出てきます。 週末には注目しておきたいと思います。

 

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

 

2月25日(月曜日)

 

06:45 NZD 小売売上高

19:00 GBP カーニーBOE総裁発言

23:00 MXN メキシコGDP

 

2月26日(火曜日)

 

メイ首相・英国議会で離脱案証言

 

01:00 USD クラリダFRB副議長発言

01:30 USD 2年債入札

03:00 USD 5年債入札

16:00 EUR ドイツGif消費者信頼感指数

18:30 EUR レーン・アイルランド中銀総裁発言

19:00 GBP カーニーBOE総裁・ラムスデンBOE副総裁・ブリハBOE外部理事・ハスケルBOE外部理事 英国議会証言

22:00 HUF ハンガリー政策金利発表

22:30 USD 住宅着工件数

 

2月27日(水曜日)

 

英国議会・離脱案採決

米朝首脳会談

 

00:00 USD 消費者信頼感

00:00 USD パウエルFRB議長上院議会証言

03:00 USD 7年債入札

06:45 NZD 貿易収支

09:30 AUD 建築完了件数

10:30 JPY 片岡審議委員(日銀理事)発言

16:00 NOK ノルウェー失業率

19:00 EUR 欧州圏 消費者信頼感指数

22:30 CAD CPI(消費者物価指数)

 

2月28日(木曜日)

 

米朝首脳会談

 

00:00 USD パウエルFRB議長下院議会証言

00:30 USD 原油在庫量

09:01 GBP 英国Gfk消費者信頼感

10:00 CNY 中国製造業PMI

10:30 JPY 鈴木審議委員(日銀理事)発言

15:45 CHF スイスGDP

16:00 GBP 住宅価格指数

16:45 EUR フランスGDP

17:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)

17:30 SEK スウェーデンGDP

19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)

22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)

22:00 USD クラリダFRB理事発言

22:30 USD 米GDP

22:30 CAD 経常収支

22:50 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

 

3月1日(金曜日)

 

米国・対中関税発動期限

米国・債務上限引き上げ期限

 

01:00 USD ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁発言

03:00 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言

06:45 NZD 建築確認件数

07:30 AUD 製造業PMI

10:15 USD パウエルFRB議長発言

10:45 CNY 財新製造業PMI

16:15 EUR スペイン製造業PMI

16:30 SEK スウェーデン製造業PMI

17:00 NOK ノルウェー製造業PMI

17:45 EUR イタリア製造業PMI

17:50 EUR フランス製造業PMI

17:55 EUR ドイツ製造業PMI・失業率

18:00 EUR イタリア失業率

18:00 EUR 欧州圏 製造業PMI

18:30 GBP 製造業PMI

19:00 EUR 欧州圏HICP(消費者物価指数)・失業率

22:30 USD PCEデフレーター

22:30 CAD カナダGDP

23:45 USD 製造業PMI

 

3月2日(土曜日)

 

00:00 USD ISM製造業景況指数

00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

02:50 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言

03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND