米国利上げと年末相場突入! ~12月17日週の注目材料とイベントスケジュール~

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2018年12月16日

米国利上げと年末相場突入! ~12月17日週の注目材料とイベントスケジュール~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

◎今週の注目点

 

1)FOMC

今週のFOMCは利上げ予定。 注目は、ドットチャートと声明文、パウエルFRB議長の記者会見です。 先日の発言から、ホットワードになっているのが「中立金利」「利上げ終了時期」です。 ドットチャートや声明文、記者会見で「中立金利」「利上げ終了時期」「来年の利上げ回数」の内容によっては、米ドル売りに繋がるのではないかと思い注目しています。

 

2)英国Brexit関連

先週は与党保守党内から、党首としての信任投票(党首不信任案)が行われたメイ首相。 過半数は確保して党首として信任されましたが、まだ野党からの首相としての不信任案が出てくる可能性があります。 また、先週末にはEUサミットに参加したメイ首相でしたが、これといった成果は上がっていないようです。 Brexit案については、平行線のまま進んでいません。 英国議会は今週末から年末年始の休みに入ります。 今週の間でBrexit案についてどこまで進むのか!? メイ首相の進退は!? 注目です。

 

3)欧州財政懸念

先週の欧州市場は、フランスPMIが基準ラインの50を割り込み、ドイツも予想を下回りました。 そんな景気後退が懸念される中、フランスのデモや財政問題、イタリアの予算案問題が注目されています。

イタリア予算案は、対GDP比で2.4%から2.04%に修正するとイタリアが発表。 これに対するEU側の反応が気になります。

フランスは、PMIが基準割れする中、財政赤字が懸念されています。 フランスも予算について検討しなおしが必要になるかもしれません。 それどころか、マクロン大統領の支持率が気になります。 不信任案や選挙となると、欧州は再度リスクオフの流れになりそうです。 今週も欧州のリスク問題に注目です。

 

4)年末相場入り

今週最大のイベントFOMCが終わると、本格的に休暇モードになると思います。 そうばが閑散とすると、どんな値動きをするかわからないので、リスク管理が重要になってきます。 個人的には、トレードは終了しようと思っています。

 

 

 

◎今週のイベントスケジュール

 

12/17日(月曜日)

16:00 TRY トルコ失業率・鉱工業生産
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)

12/18(火曜日)

09:30 AUD RBA理事会議事要旨・中間経済財政見通し
18:00 EUR 独IFO企業景況感指数
22:00 HUF ハンガリー政策金利発表

12/19(水曜日)

06:45 NZD 経常収支
18:00 EUR ハンソン・エストニア中銀総裁発言
18:30 GBP CPI(消費者物価指数)
22:30 CAD CPI(消費者物価指数)

12/20(木曜日)

00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD FOMC政策金利・声明文発表
04:30 USD パウエルFRB議長記者会見
06:45 NZD 四半期GDP・貿易収支
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率
12時前後 JPY 日銀政策金利発表
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
17:30 SEK スウェーデン政策金利発表
18:30 GBP 小売売上高
21:00 GBP BOE政策金利発表・MPC投票配分
22:00 CZK チェコ政策金利発表
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業指数

12/21(金曜日)

04:00 MXN メキシコ政策金利発表
08:30 JPY CPI(消費者物価指数)
16:00 EUR Gfk独消費者信頼感指数
16:45 EUR 仏GDP
17:30 SEK スウェーデン小売
18:30 GBP GDP
22:30 USD GDP・耐久財受注
22:30 CAD GDP・小売売上高

12/22(土曜日)

00:00 USD PCEデフレーター
00:00 USD ミシガン大消費者信頼感指数
01:00 CAD 財政収支
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

 

 

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