2017年12月27日
英国金融政策決定会合とインフレレポートについて②
記事を書いた人:岡ちゃんマン
前回まとめた、
目次
英国金融政策決定会合とインフレレポートについて
を受けて、今後のポンド(英国)の注目点と方向性をまとめたいと思います。
注目点
①ブレグジット関連
②英国議会総選挙
③BOEメンバーの後任人事とメンバーのスタンス
④CPI(消費者物価指数)と平均賃金
①ブレグジット関連
英国リスボン条約50条宣言
英国のEU離脱までの現状
現在、違約金の支払いと離脱交渉でもめています。どこで折り合いをつけるかが注目されています。
②英国議会総選挙
6月8日に英国議会総選挙があります。
メイ首相は発言権、またブレグジット交渉について優位に進めるために与党議席数を伸ばせるかが注目されています。
5月4日に行われた、統一地方選挙の結果を見る限り、メイ首相に有利な結果になるのではないかと予想されます。
英国地方統一選挙の結果について
③BOEメンバーの後任人事とメンバーのスタンス
シャーロット・ホッグ副総裁とアンドリュー・フォーブス理事の後任人事が注目されます。
特にフォーブス理事については、今回の政策金利決定会合では唯一利上げ票を投じているので、後任のメンバーがタカ派かハト派が注目です。
また、中立と思われていたソーンダース理事がタカ派よりの発言をしていることから、中立よりもややタカ派なのではないかと思われます。
今後、後任人事とスタンスによっては、利上げもそう遠くないのではないかと思います。
英国中銀(BOE)メンバーについて
④CPI(消費者物価指数)と平均賃金については次回まとめたいと思います。