2019年11月7日
解散総選挙にSuper Thrsuday、ポンドが要注目! ~11月7日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は米中協議のヘッドラインで、リスクオフに傾きました。
米政府高官の話として「米
また、英国では議会解散、総選挙がスタートしました。
与党保守党がリードしていることは変わりありません、ブレグジット党が議席を伸ばしたことで保守党単独過半数が難しくなってきているようです。
単独過半数が取れない、ハングパーラメントとなれば、Brexitがまた不安定になりそうなのでポンド売りに繋がりそうで注目しています。
目次
◎本日の注目点
1)Super Thrsuday
本日は英国中銀政策金利発表です。
予想は据え置きとなっています。
英国中銀は政策金利発表と同時に、金融政策決定のための投票配分も発表されます。
投票配分でポンドが動くこともあるので、要注意です。
また、今回が「Super Thursday」と呼ばれるのは、政策金利と同時に四半期インフレーションレポートが発表されるからです。
インフレーションレポートとは、英中銀が今後の経済見通し、成長率、インフレ率などの報告で、政策金利の変更はインフレーションレポートを確認して行われることが多いので注目されています。
ただ、今回はBrexitの条件等が確定していないことと、解散総選挙を控えていることなど、不確定要因が多いことで政策変更には動きづらいと思われます。
そのため予想はすべて据え置きですが、投票配分や声明文、記者会見などで利下げについて触れられるとポンド売りに繋がると思われ注目しています。
2)米中貿易協議
昨日の一部報道で、12月に米中合意署名が延期されるのではないかと報じられると、第1段階合意が白紙に戻される可能性もあるのではないかと懸念されリスクオフに傾きました。
ドル円は一時108.80円付近まで下落しました。
まだ、確報ではないので追加情報待ちの状態ですが、トランプ砲が出てくる環境は整っていると思われます。
株価は高値更新、3連休前、12月の関税まであと1か月ということを考えると、今日明日くらいにトランプ砲が出てきてもおかしくないと注意しています。
本日もヘッドラインに注意しておきたいと見ています。
3)その他リスク要因
・Brexit関連と英国総選挙の支持率
・イタリアやフランスの予算案問題
・米中関係
・香港デモ
・北朝鮮ミサイル問題
・IS(イスラム国)
・米対イラン
・トランプ弾劾問題
◎本日のイベントスケジュール
11月7日(木曜日)
09:30 AUD 豪貿易収支
17:30 GBP Halifax住宅価格指数
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:00 CZK チェコ政策金利発表
21:00 GBP 「Super Thursday」BOE政策金利・声明文・MPC投票配分・インフレーションレポート発表
21:30 GBP カーニーBOE総裁記者会見
11月8日(金曜日)
03:00 USD 30年債入札
03:05 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言(2020年投票権)
05:00 USD 米消費者信用残高
09:10 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
09:30 AUD RBA四半期金融政策報告