2019年7月18日
豪ドルの追加利下げはあるのか!? 注目の雇用統計! ~7月18日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日も、方向感のない小動きな相場でした。 米株は、先週までの強さがなくなり、調整下落に入りました。
中東(イラン・トルコ)の懸念が少し後退したことから、原油価格が下落しています。
1番動いたのは、ビットコインのような気がします。 トランプ発言やG7財務相・中央銀行総裁会議で批判的な発言が続いていることが要因かもしれません。
目次
◎本日の注目点
1)豪雇用統計
追加利下げがあるのか!? 利下げは一旦終了か!?
金融政策を見極めるための重要指標、雇用統計が発表されます。 豪ドルは、一旦底を打ったように見えます。 反発上昇のキッカケになるか注目です。
2)米欧関税
欧州ではデジタル課税が進んできています。 特に昨日より開催のG7財務相・中央銀行総裁会議の議題にもデジタル課税が上がっています。 GoogleやApple、FaceBook、Amazonなどネット系の企業が多い米国では、課税されることで不利益を被るとして反対しています。 デジタル課税が課せられれば報復関税を課すと言っています。
デジタル課税が進むのか!? 対欧州関税が課せられるのか!? 注目です。
3)米中関係
先日からトランプ大統領のtwitterで、中国批判が再開しています。 中国が米国から農作物を約束通り購入していないなど……
また、輸出入に関することとは別に、米国は台湾に武器を提供するなど、台湾を国家として扱っています。 香港のデモに関しても口出ししています。 中国は、貿易協議以上に台湾や香港を国家として認めることの方が譲れません。 段々と米中関係が再燃してきているので、リスクオフに傾かないか注目です。
4)トルコ・イラン情勢
イラン・トルコと中東での武力衝突懸念は、一時より後退しています。 ただ、これをチャンスとばかりに、イランは濃縮ウランの貯蔵量を増やしたり、濃縮度を高めていってます。 トルコもロシア製最新鋭ミサイル防衛システムS400を着々と納入しています。 米国は、米最新鋭ステルス戦闘機F35を引き渡さないとしています。 F35を巡りトルコやNATOは引き渡さないのは良くない。 トルコは米国の強奪だ! なんて言っています。
中東は火種がいくつもあるだけに、どこから火が上がるかわかりません。 ヘッドラインに要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
7月18日(木曜日)
G7財務相・中央銀行総裁会議
08:50 JPY 貿易収支
10:30 AUD 雇用者数増減・失業率
17:30 GBP 小売売上高
21:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数
22:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
23:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
7月19日(金曜日)
03:15 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言