豪CPIとロウRBA総裁発言について

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2017年12月27日

豪CPIとロウRBA総裁発言について

記事を書いた人:岡ちゃんマン

オーストラリア準備銀行(RBA)の金融政策決定に影響を与えるCPI(消費者物価指数)が発表されました。

2017年07月26日10:30発表

消費者物価指数(前年比)(Q2)  予想2.2% → 結果1.9%

27豪CPI一覧

オーストラリアCPIは四半期に一度発表されますが、推移は上記のようになっています。

オーストラリア準備銀行のホームページでは「消費者物価のインフレを中期的に平均2~3%に保つことを目指す」と書かれています。

目標に近づいています。

これに対して、ロウRBA総裁発言は以下の通りです。

「安定的な失業率の下で辛抱強い対応が可能に」
「労働市場の改善に伴い賃金の伸びは加速へ」
世界の他の中銀に金利で歩調を合わせる必要はない
豪ドルがやや下落すれば、もっと良い
「将来の政策金利、平均して過去よりも低い水準となる見込み」
(Bloomberg・ロイター参照)

オーストラリアは輸出国なので、通貨安のほうが経済回復には好都合です。なので、ややハト派な内容の発言に終始した模様です。

ただ、弱い対円・対ドルに対して通貨高になっています。

AUD/USDにおいては、2015年3月以来の水準まで来ています。

27AUDUSD週足チャート
(AUD/USD週足チャート)

8月01日には金融政策発表があります。変更はないと思いますが注目していきたいと思います。

 

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