2018年8月28日
通貨安政策?ドル安トレンド入りか!?
記事を書いた人:岡ちゃんマン
トランプ大統領の通貨安誘導の発言が止まりません!
「欧州や中国などは通貨安誘導をしている」、「ユーロ安や人民元安が米国に不利益をもたらしている」、「FRBは気に入らない」などと発言しています。 他国に対して通貨安誘導批判をしていますが、一番の通貨安誘導しているのは米国・トランプ大統領です。
この発言を受けて、ジャクソンホール・シンポジウムでのパウエルFRB議長の発言に注目が集まっていました。 市場はFRBの独立性、トランプ大統領の圧力は金融政策に影響しないなどの発言を期待していました。 結果は独立性についての発言はなかったどころか、ハト派寄りの発言。 ドルは売られる展開となっています。
パウエルFRB議長の発言によると、年内1回or2回の利上げ。来年は2回の利上げで打ち止めになるのではないかと受け止められています。 長期金利利回りも低下しています。
ドルは低下、長期金利利回りは低下、米企業にとってはポジティブに反応。 米株価は上昇しています。 ダウ平均は上昇、S&P500・ナスダックは史上最高値を更新しています。
米国が通貨安誘導(政策)をとるのであれば、かなりの確率でドル安になると思われます。 金価格もドル安が始まった15日を境に上昇し始めています。 ただ、ドル円で見た場合にはドル安・円安でレンジ内で推移するのではないかと思います。