2017年12月29日
10月26日ECB理事会まとめ
記事を書いた人:岡ちゃんマン
10月26日20:45発表のECB理事会に注目が集まっていました。
事前のコンセンサスは以下をご覧ください。
結果
政策金利:0.0%(据え置き)
預金ファシリティ金利:-0.4%(据え置き)
来年以降のQE額と期間
月額:600億ユーロ → 300億ユーロ
期間:9か月間の延長(オープンエンド)
この発表を受けて、ユーロは売られました。
2017年10月26日20:45 EUR/USD 1分足チャート
結果を見ると、コンセンサス通りなので、なぜユーロは売られたのか⁉
ポイントはQEの延長期間にオープンエンドがついたからではないかと思います。
オープンエンドという文言がついたことで、期間は9か月間としていますが、状況に応じて延長があるということになります。
なので、若干ハト派に受け止められユーロが売られたものと思います。
その後の記者会見は以下の通りです。
・QEは少なくとも来年9月までは継続。
・他のQEシナリオの討議はしなかった。
リスクについては、カタルーニャ問題とユーロ高懸念ではないかと思います。
全会一致ではなかったのは、ドイツをはじめ北欧組がオープンエンドに反対したものと思います。
今後の注目は、カタルーニャ問題とイタリア選挙など、政治面になってくるのではないかと思います。