2018年1月5日
2018年各国注目点まとめ(カナダ編)
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎カナダ
・継続利上げの可能性
カナダは昨年、2会合連続利上げを行い、驚きました。
しかも、2会合連続利上げを行った後の経済指標の結果も悪くありません。
今後も利上げが続くかどうかに注目です。
・物価と景気
昨年の利上げ要因の一つに、住宅価格の高騰がありました。利上げを行ったことにより一旦落ち着きましたが、今後も上昇してくると追加利上げの期待感は高まります。
カナダ中銀の物価目標は1~3%なので、住宅価格以外でも物価の上昇には要注意です。
物価以外でもGDPや雇用など、景気が後退していないかのチェックも必要です。
・原油価格
カナダの主要産業である原油価格が、昨年後半から50ドル~60ドルの間で安定しています。
原油安も一服したことで、カナダにとってはポジティブにとられてます。
・NAFTAの懸念
NAFTAに関しては、トランプ大統領が再交渉を訴えていますが、メキシコ・カナダは反対しています。このまま大きな変更がないままなら問題ありませんが、何か(関税など)が変更されると、カナダ経済に影響を及ぼすかもしれません。
カナダドルついては、今年注目している通貨の一つです。
景気も好調、ネガティブ要因も少ないことを考えると、今年も追加利上げが期待できるのではないかと考えます。
追加利上げ観測が出ると考えると、カナダドルは買い目線で考えていきたいと思います。
また、追加利上げとなると、オセアニア通貨と並ぶ金利水準になってきます。
長期トレードに必要な、スワップ金利も有利に働いてくれそうです。