2018年1月9日
2018年各国注目点まとめ(ニュージーランド編)
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎ニュージーランド
・新政権の政策
ニュージーランドは2017年の総選挙で、労働党とNZファースト党の連立政権に政権交代しました。
新政権は保守的な考えと、RBNZの改革を公約に掲げていました。
ニュージーランドもオーストラリアと同じ住宅問題を抱えています。
そこで新政権は、外国人の不動産売買を制限する法案を出しています。
その他には、移民の規制など保守的な政策をこれから進めていくようです。
保守的な政策は、ニュージーランド国民にとっては、住宅価格の安定や雇用の安定につながるのかもしれませんが、経済・技術の成長にはマイナスにつながりかねません。
どこまで政策を進めていけるか、経済が後退していかないかがニュージーランド注目点です。
・RBNZの改革
新政府は中央銀行の改革を考えています。
改革案の注目は2点。
1点目は中央銀行に外部理事を迎えいれて、金融政策の決定方法を投票制にすること。
2点目は中央銀行の責務(役割)に雇用の安定を加えること。現在は物価の安定のみ。
以上2点の改革が良いのか⁉悪いか⁉はわかりませんが、利上げ時期(引き締め時期)の後退につながるのではないかと考えます。
・物価と住宅価格
オーストラリアと同じで、外国人(中国人)の不動産購入により住宅価格は高騰しています。
また物価は、物価目標1~3%の上限に近づきつつあります。
新政権の政策で、住宅価格と物価がどこまで抑えられるかが注目ですが、このまま上昇を続けると利上げ時期を早めなくては、いけなくなるのではないかと思います。
・乳製品価格
ニュージーランドの主要産業の一つが乳製品の輸出です。
乳製品価格の上昇・安定は、景気・経済の安定や成長に影響するので要チェックです。
現段階でニュージーランドについては、判断しかねるというのが個人的見解です。
政権交代が起こるまでは、昨年末もしくは今年には利上げではないかといわれていました。
なので買い目線でしたが、政権交代が起こった今、政策次第ではないかと思っています。
ただ、金利は高いので、トラリピのようなリピート系戦略にはもってこいではないかと思っています。
新政策や改革案などが発表されるたびに、買われたり売られたりと上下を繰り返してくれるのではないかと期待しています。