2018年8月5日
2018年8月06日週の重要指標と注目点
記事を書いた人:岡ちゃんマン
8/6(月曜日)
特に重要指標なし
8/7(火曜日)
13:30 AUD 政策金利・声明文発表
16:30 SEK スウェーデン鉱工業生産
23:00 CAD Ivey購買部協会指数
8/8(水曜日)
時間未定 中国貿易収支
03:00 USD 3年債入札
08:50 JPY 日銀 主な意見公表(7/30・31日分)
10:30 AUD 住宅ローン
12:00 NZD 予想インフレ率
12:05 AUD ロウRBA総裁発言
21:30 CAD 住宅建設許可件数
21:45 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
23:30 USD 原油在庫量
8/9(木曜日)
日米通商協議(ワシントン)
02:00 USD 10年債入札
06:00 NZD 政策金利発表
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
17:00 EUR ECBマンスリーレポート
20:00 GBP NIESR GDP予想
21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)
22:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
8/10(金曜日)
02:00 USD 30年債入札
07:30 NZD 製造業PMI
08:50 JPY 日GDP
10:30 AUD RBA四半期金融報告
15:00 NOK ノルウェーCPI(消費者物価指数)
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
17:30 GBP 英GDP(前月比)・四半期GDP(速報値)・貿易収支
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
21:30 CAD 雇用者数増減・失業率
22:00 GBP NIESR 月次GDP予想
8/11(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD 月次予算諸表(財政収支)
※ は指標トレード予定の経済指標
◎今週の注目点
今週は先週の金融政策変更のようなビックイベントはありません。
週後半には、大きく動く経済指標があります。
特に注目しているのは、英GDPとカナダ雇用です。
カナダは主要産業である原油価格が、70ドル前後の高値圏で安定推移している。
WTI 日足チャート
カナダ中央銀行は利上げ局面にあります。
雇用は利上げに大きな影響を与えるため注目度も高いので、結果次第では大きく動く可能性の高い指標です。
英GDPは、今回から発表内容が変更します。
今までは四半期ごとに統計を取り、速報値・改定値・確報値として発表されていました。
今回から四半期ごとのGDPとは別に、毎月発表のGDPが追加されます。
毎月発表のGDPの内容は、英国産業の7~8割を占めるサービス業を中心に発表されます。
今回からの発表であるため、織り込み(予想中央値)が難しく、コンセンサスとの乖離が出やすいと思われます。
大きな乖離が出れば、指標発表時の値動きも大きくなるので要注意です。
経済指標以外では、日米通商協議・米中貿易戦争・トルコ経済制裁が注目されています。
9/6 日米通商協議(ワシントン)で、どこまで日本が踏ん張れるかが注目!
トランプ大統領は政治家というよりは商売人です。
無理難題を突き付けて、譲歩の代わりに自国に有利な条件で契約する。
なので、TPPのような多国間通商協議よりも、交渉しやすい2か国間の通商協議を好みます。
中国は、米国からの無理難題に対し真っ向勝負!
先日、米国からの輸入品に対し600億ドル相当の報復関税を計画との報道。
中国財政省ウェブサイトでは、5207品目に対し5%~25%の関税。
このまま、米中貿易・関税戦争が悪化していくと、輸入総額の少ない中国が不利です。
なので、中国は元安で対抗するのではないかと思います。
明日以降のUSD/CNH(米ドル/中国元)の水準と関税関連の各国要人発言は要注目です。
トルコは、ブランソン牧師の釈放を巡って米国との関係が悪化しています。
トルコに対して経済制裁も出てきています。
また、エルドアン大統領は、財務相に娘婿を指名したり、中央銀行を大統領の管轄にと発言したり、金融政策を大統領がコントロール(圧力)するのではないかと懸念されています。
それがトルコ中銀は前回の金融政策発表で据え置きを発表!
とうとう中央銀行が大統領の圧力に負けたのではないかと解釈。
トルコリラは売り続けられ、米ドルに対して5.000を超えてしまいました。
トルコが牧師を開放するのか?
それとも、トランプ大統領の中間選挙に向けてアピールの一環で、このままフェードアウトもしくは関係改善に向かうのか?
注目です。
USD/TRY 日足チャート
その他注意点として、欧米では夏季長期休暇に入っています。
欧米勢の休暇で薄商いとなっています。
ちょっとした玉でも、大きな値動きになることがあるので注意が必要です。
今週末は、日本でもお盆前の実需の動きも気になります。
仲値やオープン・クローズ付近など、節目の時間には気を付けたいと思います。
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