2018年8月25日
2018年8月27日週の経済指標のスケジュールと注目点!
記事を書いた人:岡ちゃんマン
◎今週の経済指標スケジュール
8/26(日曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム(カンザスシティ連銀主催)
01:25 CAD ポロズBOC総裁発言
8/27(月曜日)
ロンドン市場休場
22:00 MXN メキシコ貿易収支
8/28(火曜日)
02:00 USD 2年債入札
15:45 EUR フランス消費者信頼感指数
16:30 SEK スウェーデン小売売上高
20:00 EUR プラートECB専務理事発言
21:30 USD 貿易収支
23:00 USD 消費者信頼感
8/29(水曜日)
02:00 USD 5年債入札
15:00 EUR ドイツ消費者信頼感指数
15:45 EUR フランスGDP
16:00 TRY トルコ貿易収支
21:30 USD 米GDP
21:30 CAD カナダ経常収支
23:30 USD 原油在庫量
8/30(木曜日)
トルコ休日(戦勝記念日)
02:00 USD 7年債入札
07:45 NZD 建設許可件数
10:30 AUD 建設許可件数
15:00 NOK ノルウェー小売売上高
16:00 EUR スペインCPI(消費者物価指数)
16:55 EUR ドイツ失業率
18:00 EUR 消費者信頼感
21:00 EUR ドイツCPI(消費者物価指数)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
8/31(金曜日)
08:01 GBP 消費者信頼感指数
10:00 CNY 中国 製造業PMI
15:45 EUR フランスCPI(消費者物価指数)
16:00 CZK チェコGDP
17:00 NOK ノルウェー失業率
18:00 EUR イタリアCPI(消費者物価指数)
18:00 EUR 欧州CPI(消費者物価指数)
18:00 EUR 欧州 失業率
19:00 EUR イタリアGDP
23:00 USD ミシガン大消費者信頼感
9/1(土曜日)
02:00 EUR デギンドスECB副総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
07:30 AUD オーストラリア製造業PMI
◎今週の注目点
1)ジャクソンホール・シンポジウム
23日~25日にかけてカンザスシティ連銀主催の、ジャクソンホール・シンポジウムが開催されました。
最大の注目点は24日のパウエルFRB議長の発言でした。
発言の受け止め方は、各アナリストで違うようです。
個人的には、ハト派よりに感じました。
ただ、シンポジウムは25日まで開催されています。
ポロズBOC総裁の発言や、その他要人発言が週末にも出てきます。
週明けのマーケットは、週末開催のジャクソンホール・シンポジウムを織り込む展開で始まると思われます。
月曜日の各市場オープン時には要注意です。
2)NAFTA再交渉
米国側とメキシコ・カナダ側で温度差はありますが、再交渉の終わりがみえてきているようです。
内容にもよりますが、交渉終了はポジティブ要因となるのではないかと思います。
3)米中貿易戦争
先週23日に対米・対中で双方160億ドル相当の追加関税を発動しています。
次官クラスですが、通商協議も再開しています。
ただ、米中関係の改善は見えません。
今週も米中関係・貿易関連のヘッドラインに注目が集まります。
(28日には米国 貿易収支が発表されます)
4)トルコ市場休場(犠牲祭)明け
先々週にトルコリラの大暴落(トルコショック)が起きたトルコ市場。
先週は1週間トルコは犠牲祭で休場。
トルコと米国の関係は改善していません。
また、トルコの問題は欧州にも影響します。
今週もトルコ vs 米国の動向に注目したいと思います。
※トルコショック関連ページ
トルコリラ暴落! 2018年8月10日トルコショック⁉まとめ
続・トルコショックまとめ。トルコだけの問題では済まないトルコ問題!!
5)新興国 長期金利
アルゼンチン、トルコ、南アフリカ、ブラジルと新興国通貨の下落が続いています。
長期金利利回りも大幅に上昇しています。
今週も新興国通貨は急落の可能性があるので要注意。
新興国通貨の下落はリスクオフ要因となり、クロス円・クロスフランなどに影響が出る可能性があります。
新興国の通貨と長期金利利回りに注意したいと思います。
6)オーストラリア新政権
オーストラリアは21日に与党・党首選を実施。
ターンブル首相が辛くも再選しました。
ただ、再選後に閣僚が相次いで辞任するなど、ターンブル政権は混乱する展開に。
AUDは大きく下落しました。
24日に2回目の党首選を実施、ターンブル首相は辞任しました。
新首相は元財務相のモリソン氏が就任しました。
新首相の決定でAUDは買い戻されましたが、モリソン新政権樹立など今週も目が離せない状況です。
7)欧州難民・財政問題
欧州は継続的に難民問題を抱えています。
難民の玄関口となっているギリシャ、トルコ、イタリアは、難民受け入れは大きな問題となっています。
難民を受け入れることは、財政に悪影響です。
もともと財政状況の良くない国ばかり、財政問題が気になります。
8)Brexit交渉の進展と白紙離脱
来年の3月に欧州からの離脱が決まっている英国ですが、いまだ離脱交渉がまとまっていません。
欧州、英国ともに白紙離脱(何も決まらない離脱)の懸念が高まってきています。
今週もBrexit交渉の進展についてのヘッドラインが出てくると思います。
また、仮に白紙離脱になった場合の影響なども報告され始めています。
Brexit関連のヘッドラインに要注目です。
9)米朝問題の再燃
一時、落ち着いていた米朝問題ですが、再燃の懸念が出てきました。
トランプ大統領はTwitterで、北朝鮮の非核化が遅れていることを理由にポンペオ国務長官の訪朝計画の中止を投稿。
米朝の発言や行動がリスクオフを引き起こす可能性があります。
北朝鮮側からの反応、米国側の反応に注目したいと思います。
今週も経済より地政学リスクに注目が集まりそうです。
それぞれの注目点については、個別にまとめていきたいと思います。
今週もよろしくお願いします。