2017年10月28日
BOE金融政策委員会と「Super Thursday」について
記事を書いた人:岡ちゃんマン
BOE(英国中央銀行、イングランド銀行)は年8回の金融政策委員会(MPC)を開催します。
MPCでは、総裁1名・副総裁3名・主席エコノミスト1名・外部理事4名の計9名で、政策金利や緩和政策について話し合います。
最終的には、9名の投票で金融政策を決定・発表します。
また、議事録も公表されます。
現在のMPCメンバーは以下の通りです。
「Super Thursday」とは、年8回の金融政策委員会のうち、2・5・8・11月の会合のことです。
「Super Thursday」では、通常のMPCで発表される金融政策・議事録に加えて、四半期インフレーションレポートの公表と総裁・副総裁の記者会見が設定されています。
四半期インフレーションレポートとは、この先数か月・数年先の経済予測(マクロ経済予想)のことです。
これを見ることで、MPCメンバーがこの先の経済をどのように予想して、また何を基準に金融政策を考えているのかを読み解くことができます。
また、記者会見が設定されていることから、理由を説明できるSuper Thursdayで金融政策変更を決定することが多いようです。
以上のことからSuper Thursdayはポンド・ユーロを取引する人にとってはビックイベントとなっています。