2019年10月25日
EUからの離脱期限の延期期間待ち! ~10月25日の注目点とイベントスケジュール~
記事を書いた人:岡ちゃんマン
昨日は、ECB理事会が開かれましたが、注目されたのは記者会見。
ドラギ総裁は、最後の記者会見となりました。
ドラギ総裁お疲れさまでした。
英国議会では解散総選挙を見越して、如何にして選挙戦を有利に運ぶかの駆け引きが行われているように感じます。
解散総選挙をするためにも、EUが離脱期限の延期を認めるかにも注目が集まります。
もう一人の注目されていた人物、ペンス副大統領は中国に気を使ったハト派な内容で終わり、マーケットへの反応はほとんどありませんでした。
本日は、五十日で週末、仲値やFIXに要注意です。
週明けは欧州・英国がサマータイムを終了し標準時間に戻ります。
目次
◎本日の注目点
1)Brexit交渉
英政府・ジョンソン首相と野党労働党・コービン党首の駆け引きが終わりません。
コービン党首:合意なき離脱をしないなら解散総選挙してもいいよ!
ジョンソン首相:11月5日まで協定案審議して6日解散、12月12日の解散総選挙を提案!
EU加盟国多数派:1月31日まで離脱期限の延期
EU加盟国少数派:離脱期限の短期間延期
それぞれの意見としてはこんな感じです。
今日、もしくは来週月曜日にはEU側が離脱期限の延期期間について発表があると思います。
そこで、短期間の延期しか認められなければ、解散総選挙の可能性は消えると思います。
1月31日まで離脱期限の延期が認められれば、解散総選挙をするかどうかに注目が集まります。
来週28日月曜日に12月12日の解散総選挙と提案するようですので、解散総選挙を認めるのかどうか採決が行われ、2/3の賛成が取れるかが注目になります。
2/3の賛成が得られれば、12月12日の解散総選挙となります。
この流れが、今日もしくは来週月曜に決まってくるので要注目です!
2)その他リスク要因
・Brexit交渉
・米国による対EU報復関税発動
・イタリアやフランスの予算案問題
・米中関係
・トルコのシリア侵攻
・香港デモ
・サウジ、イラン、イスラエル、中東問題
・北朝鮮
◎本日のイベントスケジュール
10月25日(金曜日)
15:00 EUR ドイツGfk消費者信頼感指数
17:00 EUR ドイツIFO企業景況感指数
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
23:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
10月26日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10月27日(日曜日)
欧州サマータイム終了・標準時に移行
ドイツ・テューリンゲン州議会選挙