2021年5月13日
4月米CPI(消費者物価指数)でサプライズ! ドル買いスタートか!?
記事を書いた人:岡ちゃんマン
目次
◎指標結果
4月CPI(消費者物価指数)(前月比)
予想:0.2%
結果:0.8%
4月CPI(消費者物価指数)(前年比)
予想:3.6%
結果:4.2%
4月コアCPI(消費者物価指数)(前月比)
予想:0.3%
結果:0.9%
4月コアCPI(消費者物価指数)(前年比)
予想:2.3%
結果:3.0%
USD/JPY 5月12日21:30 青線:米10年債利回り
市場予想を大幅に上回る結果が発表されたことで米金利が上昇、ドル買いが進みドル円は急騰。
発表後10分で約50pipsの急騰となりました。
先日の雇用統計といい、本日のCPI(消費者物価指数)といい、予想と結果の乖離が大きいことや政策の転換時期が近づいていることもあり発表後の値動きが大きくなっている。
◎今後の注目点と戦略
方向性:ドル円買い方向
目標:110.80円
昨年の数字が悪いことから、今年のCPI(消費者物価指数)は2%(FRBのターゲット)を一時的に上回ると言われていましたが、さすがに4.2%行き過ぎ。
また、前月比でも0.8%の上昇ということを考えると、FRBも対処すると思われます。
FRBは早めに引き締めに進むのではないかと思われます。
昨日までは8月末のジャクソンホール・シンポジウムでテーパリングについて示唆するのではないかと予想されていましたが、6月のFOMCに前倒しになるのではないかと期待感が高まっています。
ここから6月FOMCの期待感が高まるにつれて金利は上昇、ドル円は上昇という形になるのではないかと思います。
USD/JPY4時間足チャート 青線:米10年債利回り
今後、6月FOMCの期待感が高まれば米金利は上昇、ポイントとなる1.7%を超えてくると米ドル買いも進み、ドル円は110.80円(黄線)くらいまで少々するのではないかと予想し、ドル円ロングを持ちたいと思います。
次の注目ポイントは6月の雇用統計です。
先日の雇用統計がネガティブサプライズだっただけに、今度の雇用統計が良い数字が出てくるようであれば、6月FOMCの期待感は高まりドル買いが進むのではないかと予想しています。
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