11月19日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年11月20日

11月19日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・加藤財務相が「為替動向、行き過ぎた動きには適切な対応を取る」「非常に緊迫感を持って為替の動きを見守っている」などの見解を示したことで円売りで反応

・ロシアは9月に発表した方針に基づいて核兵器の使用条件を示した核ドクトリン(核抑止力の国家政策指針)を改定、ウクライナが米国から供与された射程の長いミサイルATACMSを使用してロシア領内を攻撃したとの報道が伝わったことで、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりを嫌気し、リスク回避の動きが強まった

・NY市場に入るとラブロフ露外相が「核戦争が起きないというのがロシアの立場だ」と発言したのを受けて、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退した

・国際原子力機関(IAEA)が「イランは核兵器級に近いウランの生産停止に合意」「イランと核施設への査察官受け入れについて合意」と発表すると、さらにリスク回避の動きは進み、ドル円は3時過ぎに154.80円と日通し高値を更新した

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


11月20日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 


11月20日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


11月20日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

ブイチッチ・クロアチア中銀総裁
「インフレが下振れするリスクが高まっている」

加藤財務相
急激な為替変動には適切に対応
「為替動向、行き過ぎた動きには適切な対応を取る」
非常に緊迫感を持って為替の動きを見守っている
「為替は9月末以降急激な動きがみられる」
「為替に対するスタンスは従来から全く変化はない」

農林中金理事長
「今期の損失は1.5兆円から2兆円」

パネッタ伊中銀総裁
「ユーロ圏の経済活動は依然として弱く、苦境に立たされている」
国内需要が弱いままならインフレ率は2%を大きく下回る可能性
ECBは中立的な金融政策スタンスに移行すべき、あるいは必要であれば拡張的政策もとるべき
「おそらく中立金利にはまだまだ遠い」
「金融政策スタンスの公式説明における引き締めバイアスはもはや必要ない」
「ECBは『会合ごとの』データ依存アプローチではなく、より将来を見据えたコミュニケーションが必要」

ベイリー英中銀(BOE)総裁
インフレ率はBOEが利下げした際の予想より低い
「サービスインフレは依然として目標と一致していない」

テイラー英中銀金融政策委員会(MPC)委員
段階的なペースでの利下げを継続しても問題ない
「より正常なシナリオに移行している」
段階的とは来年にかけて100ベーシスポイントを意味する

マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員
「物価と賃金の将来指標は4カ月間横ばいで目標を上回っており、インフレ持続のリスクが高まっている」
金融市場のインフレ予想は、BOEが予測期間内に持続的な2%のインフレ率を達成できないことを示唆
金利を据え置くことが重要であり、段階的な利下げ戦略を追求する必要はない
「私は利下げについて段階的な表現は使わない」
「金融政策では積極的な戦略を希望」
「現在の金融政策の姿勢は特に制限的ではない」
「漸進主義はインフレの持続を長期化させる」

ミューラー・エストニア中銀総裁
12月は25ベーシスポイントの利下げの可能性
「今は大きなステップで動く理由はない」

ラブロフ露外相
「プーチン大統領はすでに警告を発している」
「ロシアの核ドクトリンは米国のものと変わらない」
核戦争を起こさないことがロシアの立場

シュミッド米カンザスシティー連銀総裁
「金利は依然としてやや制限的だが、過度ではない」
「インフレとの戦いはまだ終わっていない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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