11月7日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年11月8日

11月7日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・イングランド銀行(英中銀、BOE)は8対1で政策金利を5.00%から4.75%に引き下げることを決定し、来年・再来年のインフレ見通しを前回から引き上げ、政策金利は2024年第4四半期に4.8%予想と前回から据え置いた

・米連邦準備理事会(FRB)はFOMCで市場予想通り政策金利を0.25%引き下げて、4.50-4.75%にすることを決めたと発表し、声明では「FF金利の目標誘導レンジの追加調整を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」などと指摘し、前回までの「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信を強めている」との文言を削除した

・パウエルFRB議長はFOMC後の会見で「短期的には、選挙は政策に影響しない」としたうえで、「我々はあらかじめ決められたコースを進んでいるわけではない。FRBは会合ごとに決定を下し続ける」と話し、データ次第で利下げペースを決める姿勢を強調した

・ダウ平均株価指数は前日に急伸し史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た半面、FRBの追加利下げが米経済を下支えするとの見方から買いが入ったため、相場は方向感が出なかった

・ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し史上最高値で取引を終え、多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


11月8日7:00時点

 

 

 

 

 

 


11月8日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


11月8日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

ショルツ独首相
1月15日に信任投票、3月末までに総選挙を実施する
「来年1月の信任投票実施を探ると改めて表明」

三村財務官
行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとっていきたい
「為替市場の動向は足元では一方的で急激」
「極めて緊張感をもって注視」

習近平・中国国家主席
「米中は対話を強化すべき」
「米中、協力すれば利益を得るが対立すれば不利益被る」

スウェーデン中銀(リクスバンク)声明
「12月と2025年前半にも利下げする可能性」
「9月の評価よりもやや速いペースで利下げする必要」
「経済回復の明確な兆しはまだほとんど見られない」
「米選挙後の状況を評価するのは困難」

ノルウェー中銀(ノルゲバンク)声明
「政策金利は2024年末まで4.5%に維持される可能性が最も高い」
「ここ数年のクローネ安と企業コストの急激な上昇が、さらなるディスインフレを抑制する可能性」
「引き続き金融引き締め政策が必要」
「経済の見通しは前回の会合以降、大きく変化していない」
「ノルウェー経済の今後の展開には不確実性がある」

英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
MPCは8対1で4.75%への利下げを決定
経済が予想通りに推移すれば、金利は徐々に低下し続ける可能性が高い
「2024年GDP予測は+1.00%(前回は+1.25%)」
2025年GDP予測は+1.50%(前回は+1.00%)
「2026年GDP予測は+1.25%(前回は+1.25%)」
政策金利は2024年第4四半期に4.8%、2025年第4四半期に3.7%、2026年第4四半期に3.7%、2027年第4四半期に3.6%と予想
「マン委員は5%での据え置きを主張」
1年後のCPIは+2.7%(前回は2.4%)
「2年後のCPIは+2.2%(前回は1.7%)」
「3年後のCPIは+1.8%(前回は1.5%)」
「予算案が2026年半ばから2027年初めにかけて、インフレのピークを0.5ポイント未満押し上げると暫定的に予想」

ハーベック独経済相
「経済と財政の計画立案を非常に困難にする地政学的状況に直面」
「現在の政治的混乱が一時的なものではなく、次の政府も同様の課題に直面する可能性が高い」

ベイリー英中銀(BOE)総裁
「ディスインフレが予想より早い」
「英国の金利は下降傾向」
「中期的にCPIを目標値に維持するのに十分な経済的余力がある

 

クノット・オランダ中銀総裁
金融システムへの次のショックがどこから来るかを予測するのは不可能
「2008/2009年の金融危機時に見られた国際的な協力が不足している」
貿易障壁の増加が経済リスクを高める

ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁
米国の関税はEU経済にネガティブな影響を及ぼすだろう
「トランプ政権の政策プランを待ってみる必要がある」

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明
最近の指標は経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している
今年初め以来、労働市場の状況は概ね緩和しており、失業率は上昇しているものの依然として低い
インフレ率は委員会の2%のインフレ目標に向けて進展しているが、依然としてやや高い水準にある
「インフレ率の進展とリスクのバランスを考慮し、委員会はFF金利の目標誘導レンジを0.25%引き下げ、4.50-4.75%にすることを決定」
「FF金利の目標誘導レンジの追加調整を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する」
「委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける」
「委員会は雇用最大化を支援し、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む」
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す
「委員会は、雇用とインフレ率の目標達成に対するリスクはほぼ均衡していると判断」
「経済の見通しは不確実で、委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視している」
「金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する」
「もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」
委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する
「今回の金融政策決定は全会一致」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
ハリケーンやストライキがなければ雇用はやや増加
「労働市場の状況は引き続き堅調」
「個人消費の伸びは引き続き堅調」
最近の指標は経済が堅調に拡大していることを示唆している
「経済は全体的に堅調」
「FRBは引き続き2つの責務の目標にしっかりと焦点を合わせている」
「FRBは会合ごとに決定を下し続ける」
「FRBはよりゆっくりと、あるいはより迅速に抑制を緩和できる
全体的なインフレ率は2%の目標にかなり近づいているが、コアはやや高いまま
「利下げは経済の強さを維持するのに役立つ」
「政策は直面するリスクに対処するのに十分準備ができている」
「短期的には、選挙は政策に影響しない」
「我々は最大雇用と物価安定を達成するためにできる限りのことをする」
「我々は財政政策を推測したり、想定したりしない」
最新のインフレ報告はひどくはなかったが予想より少し高かった
「経済活動データは予想よりも好調」
「債券利回りがどこで落ち着くかを言うのは時期尚早」
推測や憶測、仮定はしない」(トランプ勝利についての質問され)
「長期金利の上昇はインフレではなく成長の強さを反映しているようだ」
「FRBはより中立的な姿勢への道を歩んでいる」
12月の会合ではデータと見通しを注視する
「利回りを押し上げている要因については、これ以上言うことはない」
FRBは財政政策についてコメントしない」(トランプ勝利についての質問され)
「今はフォワードガイダンスを多く行うのに良い時期ではないと考えている」
「削除した文言は利下げ開始に伴うものだった」
「我々はより中立的なスタンスへの道を歩んでいる、データが我々をどこに導くかを見守る必要がある」
財政政策をモデルに取り込むのは法成立の後」(トランプ勝利についての質問され)
「中立接近に伴い、利下げ減速が適切になる可能性も」
「今回の利下げを考慮しても、政策は依然景気に抑制的」
「FRBは中立金利の実現を急いでいない」
「利下げペースの調整について検討を始めたばかり」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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