12月11日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2024年12月12日

12月11日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・一部通信社が関係筋の話として報じた「トランプ関税をにらみ、中国当局は人民元安の容認を検討している」を受け、オフショア人民元(CNH)が急落し、つれてユーロや豪ドルにも売りが進んだ

・欧州時間に伝わった観測報道をきっかけに日銀が追加利上げを急がない可能性が意識されて、円売り・ドル買いが優勢

・11月米CPIは市場予想通りの結果となった

・カナダ銀行(BOC)はこの日、政策金利を現行の3.75%から0.50%引き下げて3.25%にすることを決めたと発表し、声明で「今後は、追加利下げの是非について会合ごとに判断していく」と表明し、緩和ペースの減速を示唆するとカナダドル買いが優勢

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


12月12にt7:00時点

 

 

 

 

 

 


12月12日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


12月12日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「理事会は政策金利を0.50%引き下げ、バランスシート正常化政策を継続」
「世界経済は10月時点の想定通りにほぼ進展している」
「米国では、消費が堅調で労働市場が堅調なため、経済は引き続き幅広い分野で力強い状態にある」
「米国のインフレは安定しているが、物価上昇圧力は依然として残っている」
「ユーロ圏では、最近の指標は成長の鈍化を示している」
「中国では、最近の政策措置と堅調な輸出が成長を支えているが、支出は依然として低迷している」
「世界的な金融状況は緩和し、カナダドルは米ドルの幅広い分野での強さに直面して下落している」
「第3四半期の経済成長率は1%で、10月時点の予測をやや下回り、第4四半期も予測より弱い見通し」
「賃金の伸びは緩和の兆しを見せているが、生産性に比べると依然として高い」
米新政権がカナダから米国への輸出品に新たな関税を課す可能性が不確実性を高め、経済見通しに影を落としている
CPIインフレ率は夏以来約2%で推移しており、今後数年間は平均して2%の目標に近づくと予想
理事会は6月以降、政策金利を大幅に引き下げてきた。今後は政策金利のさらなる引き下げの必要性を1つずつ判断していく
「我々の決定は、今後得られる情報とインフレ見通しへの影響の評価に基づいて下される」
「BOCはインフレ率を2%の目標に近づけることで、国民の物価安定を維持することに尽力する」

マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
「前回の政策金利決定以降のデータはまちまち」
0.25%と0.50%の利下げの両方について議論した
「(0.50%利下げの理由)明らかに制限的な領域にある政策はもはや必要ない」
「(0.50%利下げの理由)10月時点の想定と比較してGDP成長見通しが軟調に傾いている」

イエレン米財務長官
「ドルに対抗できる通貨はおそらく存在しない」
「極端なボラティリティでは市場介入が適切となり得るだろう」
「他国が通貨を操作すると米国は強く反応する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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