12月15日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

TOP > ファンダ記録室 > 12月15日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

2022年12月16日

12月15日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・11月豪雇用統計は失業率が市場予想通りの3.4%となり、新規雇用者数は予想の1.9万人増から6.4万人増になったが、常勤雇用者数が減少していることもあり同指標での反応は限られた

・英中銀は市場予想通りに0.50%の利上げを決定したが、6人が0.50%、1人が0.75%の利上げを支持し、2人が据え置きを主張、議事内容にサプライズはなく、前回同様にさらなる利上げが必要になる可能性を指摘した一方で、景気減速に警戒感を示したことでポンドは売りで反応

・欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、政策金利を0.50%引き上げ、来年3月から量的金融緩和策として買い入れた国債など資産の規模縮小の開始を決めたと発表

・ラガルド総裁が理事会後の会見で「今後の利上げ幅についてはデータ次第」としながらも、「当面は0.50%の利上げが予想される」「来年2月と3月も0.50%の利上げの可能性がある」と発言し、市場では「ECBは金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を示した」と受け止められユーロ買いで反応

・ECBの積極的な金融引き締めがユーロ圏景気の悪化につながるとの懸念からユーロ買いの勢いは長続きせず、欧州を代表する株価指数のひとつユーロ・ストックス50指数は3.5%超下落し、ダウ平均は一時950ドル超下げると、リスク・オフのドル買いが優勢となった

・11月米小売売上高や12月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数など、この日発表の米経済指標が軒並み予想を下回ったことを受けて一時ドル売りで反応する場面があったが、ドル売りは限定的だった

・スイス国立銀行は政策金利を発表し、市場予想通り0.5%引き上げ中央値を1.00%に引き上げた

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


12月16日7:00時点

 

 

 

 

 


12月16日7:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


12月16日7:00時点

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)声明
「政策金利(レンジ中央値)を0.50%から1.00%に引き上げ」
物価安定のためのさらなる利上げを排除せず
「2023年の成長見通し0.5%ほど」
「2022年のインフレ率見通しは2.9%(従来3.0%)」
「2023年のインフレ率見通しは2.4%(従来2.4%)」
「2024年のインフレ率見通しは1.8%(従来1.7%)」

英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
委員6人が0.50%利上げ支持、1人が0.75%利上げ、2人が据え置きを支持
テンレイロ委員、ディングラ委員が据え置きを支持
マン委員が0.75%利上げ支持
「経済はリセッション入り、第4四半期は0.1%のマイナス成長に」

欧州中央銀行(ECB)声明
「一段の金利上昇を見込む」
PEPPの満期償還金を少なくとも2024年末まで再投資
「金利は安定したペースで大幅に上昇する必要」
QTは慎重かつ予測可能なペースで3月に開始

欧州中央銀行(ECB)
「2022年GDP見通しは+3.4%(前回予測+3.1%)」
「2023年GDP見通しは+0.5%(前回予測+0.9%)」
「2024年GDP見通しは+1.9%(前回予測+1.9%)」

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「世界経済は減速している」
「交易条件の悪化が購買力に影響」
「賃金上昇が購買力回復」
「失業率は今後数四半期にわたって上昇する可能性」
「エネルギー支援は一時的で、対象を絞り、調整されたものでなければならない」
「成長見通しへのリスクは下サイド」
「インフレ見通しに対するリスクは主に上サイド」
賃金上昇がインフレを押し上げ
ユーロ安が消費者物価を押し上げている
堅調な労働市場が賃金を押し上げている
「パンデミックによる需要の高まりが依然として価格を押し上げている」
「供給のボトルネックは緩和されているが、依然としてインフレに貢献している」
「供給のボトルネックは徐々に緩和されている」
「根底にあるインフレの指標は高い」
一定期間、0.50%のペースで利上げを実施すると予想
ECBは市場が見込むよりもさらに金利で動くべき
「経済判断については全般的なコンセンサスがあった」
「政策の進め方について、全員が同意したわけではない」
データを見ると2月と3月も0.50%の利上げを示唆

ベイリー英中銀(BOE)総裁
予想通りにインフレ率が下がらないリスクはある

メキシコ中銀声明
「2022年第4四半期のインフレ率を8.1%と予想」
「次回会合で追加利上げの必要がある」
「理事会では4対1で0.50%の利上げを決定」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND