4月10日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

TOP > ファンダ記録室 > 4月10日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

2024年4月11日

4月10日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・NZ準備銀行(RBNZ)は予想通り政策金利5.50%の据え置きを発表し、NZ国内総生産(GDP)が2期連続マイナスと景気が減速しており、市場では利下げ前倒し観測がくすぶっていたが、声明では「全体としてリスクのバランスは2月の声明以来ほとんど変わっていないということで委員は同意」との内容が示された

・米労働省が発表した3月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.4%/前年比3.5%と予想の前月比0.3%/前年比3.4%を上回り、エネルギーと食品を除くコア指数も前月比0.4%/前年比3.8%と予想の前月比0.3%/前年比3.7%より強い内容となり、米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まると、全般ドル買いが優勢となり、ドル円は節目の152.00円や153.00円を突破し一時153.24円と1990年6月以来約34年ぶりの高値を更新した

・カナダ銀行(BOC)は市場予想通り政策金利を5.00%に据え置くことを決めたと発表し、声明では「インフレ率は2025年に中銀の目標に達すると予想」「物価安定を回復するという確固たる決意を維持」との見解を示した

・マックレムBOC総裁が会見で「6月利下げは可能性の範囲内」「予想通りの展開になれば、利下げが適切になるだろう」などと発言すると、米ドルが全面高となる中でカナダドル売りが進んだ

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


4月11日6:00時点

 

 

 

 

 


4月11日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 

 


4月11日6:00時点

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 
日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ドイツ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 


CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

 

植田日銀総裁
「当面は緩和的な金融環境が継続すると考えている」
「2%物価目標の持続・安定的な実現が見通せる状況に至った」
「基調的な物価は現在ではまだ2%に届いていない」
「基調的な物価が徐々に2%へ収束していく見通しを持っている」
基調物価が2%を大きく超えれば、急激な利上げが必要となる可能性がある
厳格なインフレターゲットを目指しているわけではない
「2%の物価目標はグローバルスタンダードであり適切」
「景気、一部に弱めの動き見られるが緩やかに回復している」
「春闘の最近のデータから、賃金と物価の好循環の強まりが確認されてきている」

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明
「生産能力への圧力とインフレをさらに軽減するには、引き続き制限的な金融政策スタンスが必要」
現在の消費者物価インフレ率は依然として委員会の目標範囲である1-3%を上回っている
「委員会は政策金利を一定期間にわたって制限的な水準に維持することで、消費者物価インフレ率を1-3%の目標範囲内に戻すことができると確信している」
全体としてリスクのバランスは2月の声明以来ほとんど変わっていないということで委員は同意
「サービスインフレの持続が依然としてリスクであり、商品インフレは依然として高止まりしている」
「世界成長が低迷する環境下で継続的な制限的政策が続けば、予想よりも急速なインフレ低下につながる可能性がある」

カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
「世界経済は約3%の成長を続けるとともに、大半の先進国のインフレが徐々に緩和すると予想」
「米国経済は、回復力のある消費と堅調な企業支出と政府支出に支えられ、予想よりも好調であることが再び示された」
「米GDP成長率は今年下半期に鈍化すると予想されているが、1月予想よりは依然として強い」
「ユーロ圏は現在の低成長から徐々に回復すると予想」
「原油価格は上昇し、1月想定より平均約5ドル高となっている」
「1月以降、利回りは上昇したが、企業の信用スプレッドの縮小と株式市場の急騰により、全体的な金融状況は緩和した」
インフレ率は2025年に中銀の目標に達すると予想
「労働市場の状況が引き続き緩和していることを幅広い指標が示唆
「雇用の伸びは生産年齢人口に比べて遅く、失業率は徐々に上昇し、3月には6.1%に達した。最近、賃金圧力が緩和している兆候がいくつか見られる」
「経済成長は2024年に加速すると予測」
2024年のGDP成長率を1.5%、2025年に2.2%、2026年に1.9%と予測
「2月CPIインフレ率は2.8%に減速し、物価圧力の緩和が財やサービス全体にわたってより広範に広がっている」
「今年上期のCPIインフレ率は3%近くとなり、下半期には2.5%を下回り、2025年には2%のインフレ目標に到達すると予想」
理事会は政策金利を5%に維持し、バランスシートの正常化を継続することを決定
「インフレ率は依然高すぎる、リスクは残っているものの、CPIとコアインフレ率はここ数カ月でさらに低下している」
「理事会はこの低下の勢いが持続しているという証拠を模索」
「理事会は特にコアインフレの推移に注目しており、経済における需要と供給のバランス、インフレ期待、賃金上昇率、企業の価格設定行動に引き続き焦点を当てる」
「物価安定を回復するという確固たる決意を維持」

マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
6月利下げは可能性の範囲内
予想通りの展開になれば、利下げが適切になるだろう
「インフレ指標全体に進展が見られる」
「企業の価格設定が正常化し始めている」
「インフレのモメンタムが低下したのは最近のこと」

 

バーキン米リッチモンド連銀総裁
「インフレに関しては大きく前進していると考えている」

バイデン米大統領
「日本、英国との軍事演習実施を楽しみにしている」
「年末までに利下げが実施されるだろう」
「利下げは1か月延期される可能性がある」

岸田首相
「日本は防衛能力を決意を持って強化」
「日米は中国との対話を維持」
「日米は中国関連問題で緊密に連携する」
「バイデン氏と北朝鮮について協議した」

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月19-20日分
ほぼ全員が年内の利下げが適切と判断
「当局者らは経済成長が2023年から減速するとみている」
「インフレ率は中期的に2%に戻ると予想」
「インフレの進展が停滞した場合、当局者らは金利を高水準に維持することで合意」
「かなり近いうちにランオフのペースを縮小する準備」
「多くの当局者は低所得世帯に金融圧力が高まっていると認識」
当局者は利下げの前にインフレに対するさらなる確信を求める
「最近のインフレデータは当局者にとって失望」
「インフレは低下し続けたが、最近の進捗状況にはばらつきがある
「雇用とインフレ目標の達成に対するリスクはより良いバランスに向かいつつあると判断」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND