5月18日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2023年5月19日

5月18日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・4月の豪雇用統計は、失業率は予想や前回値の3.5%から3.7%へ悪化、新規雇用者数も予想の5.3万人増が0.43万人減となったほか、正規雇用者数も減少したことで豪3年債利回りが3.22%台から3.13%台まで低下したこともあり、豪ドルは大きく売りが進んだ

・5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は-10.4と発表され、予想の-19.8を上回り、前週分の米新規失業保険申請件数は24.2万件と発表され、予想の25.4万件を下回り、全般ドル買いが先行した

・米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するローガン米ダラス連銀総裁が「現在のデータは利上げ停止を正当化しない」と発言したこともドル買いを促し、ブラード米セントルイス連銀総裁が「インフレに対する保険政策として利上げを続けることを支持する」と述べたこともドル買いの材料となった

・米共和党のマッカーシー下院議長は「(債務上限交渉)合意に至る道筋が見えている」と述べ、来週にも下院で採決できるとの見方を示したほか、シューマー米上院院内総務(民主党)も「下院通過後速やかに上院でも採決する」との考えを示したことで、米債務上限問題を巡る与野党協議が進展するとの期待から米国株が底堅く推移しリスク要因は後退した

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


5月19日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

ロバートソン・ニュージーランド(NZ)副首相兼財務相
「2023/24年のGDPは1.0%と予想 (前回-0.3%)」
「2023/24 年の失業率は5.0%予想(前回5.5%)」
「NZ財務省はリセッション(景気後退)に陥るとはもはや予想していない」
「NZ政府は前回予想より1年遅れ、2025-26年に財政黒字に戻ると予想」
「最近の経常赤字の拡大は反転する見込み」

ミュラー・エストニア中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)が2024年の早い時期に利下げをするとの予想は尚早

デギンドスECB副総裁
利上げ局面は終わりに近づいているものの、もう少し利上げの余地は残されている
「サービス価格の上昇が最大の懸念材料」
「ユーロ圏の今年の成長率は1%前後へ減速する見通しだが、リセッション(景気後退)に陥っていないことは評価できる」

木原官房副長官
「(日米首脳会談で)日米首脳は厳しい対ロ制裁と強力なウクライナ支援の継続で一致」
「経済版2プラス2で経済安保の協力を具体化させることで一致」

ローガン米ダラス連銀総裁
現在のデータは、利上げ停止を正当化しない

岸田首相
「(日米首脳会談で)中国巡る諸課題について協力することで一致

米共和党のマッカーシー下院議長
来週、下院で債務上限合意を討議する可能性

マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁
利下げについて考えるのは時期尚早
「4月CPIは予想を上回った。食料価格のインフレは依然として高すぎる」
「6月の金利決定は経済データに基づいて決定される」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「インフレに対する保険政策として利上げを続けることを支持」
「次回会合では柔軟な考え方をもつ」

米下院金融サービス委員会のパトリック・マクヘンリー委員長(共和党)
米債務上限に関する交渉は何も進んでいない

シューマー米上院院内総務(民主党)
米債務上限を巡る交渉は前進している

メキシコ中銀声明
「今回の決定は全会一致」
「労働市場は強い状態」
「ヘッドラインのインフレは低下し続けているが、まだ高い水準」
「経済はディスインフレプロセスに入ったと考えられる」
「政策金利を現在の水準で長期間維持する必要がある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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