9月8日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

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2022年9月9日

9月8日の記録室 ~株価と金利と要人発言~

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

目次

◎昨日の注目点

 

・急速な円安を受けて開かれた財務省・日銀・金融庁の3者会合後に神田財務官が「明らかに過度な変動と思われる」「政府・日銀はこうした動きを極めて憂慮」などの見解を示すと、一時143.43円まで本日安値を更新したが、相場の反応は一時的ですぐに144円台まで切り返した

・ECBは市場予想通りに政策金利を現行の0.50%から1.25%へと引き上げたほか、声明文では「今後数回の会合でさらなる利上げを見込む」と言及し、ECBスタッフ見通しでは2022年から2024年のインフレ見通しがいずれも前回(6月)から上方修正された

・ラガルドECB総裁が理事会後の会見で「今後数回の理事会で一段の利上げを予想する。おそらく今回を含めて2回より多く5回より少ない」と述べた一方、「次回の利上げは0.75%である必要はない。0.75%は標準ではない」と発言すると、大幅利上げが続くとの観測がやや後退しユーロ売り

・パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が金融政策に関するオンライン討論会で「FRBはインフレが低下するまで行動を維持する必要」「歴史は金融緩和への早すぎる転換を強く戒めている」などと述べ、インフレ抑制のため強く行動することを改めて表明

 

 

 

 

 

 

◎昨日の主要通貨強弱グラフ

 

 


9月9日6:00時点

 

 

 

 

 

 


9月9日6:00時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の株価

 


9月9日6:00時点

 

 

 

 

 

 


ダウ平均日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


S&P500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


ナスダック日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経225日足チャート

 

 

 

 

 

 

 


日経500日足チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎各国長期金利

 


米2年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


米10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


日10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イタリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


スペイン10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ポルトガル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ギリシャ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


イギリス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


フランス10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


トルコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 


南ア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


ブラジル10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 


メキシコ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


カナダ10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


オーストラリア10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 


ニュージーランド10年債利回りチャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎商品先物・インデックス先物

 


ドルインデックスチャート

 

 

 

 

 


VIX指数チャート

 

 

 

 

 


WTI原油価格チャート

 

 

 

 

 


金価格チャート

 

 

 

 

 


銀価格チャート

 

 

 

 

 


銅価格チャート

 

 

 

 

 

 

 


鉄鉱石価格チャート

 

 

 

 

 

 

 

CRB指数チャート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎昨日の要人発言

 

ロウ豪準備銀行(RBA)総裁
さらなる利上げが必要だが、あらかじめ設定された道筋ではない
どの程度金利を上げる必要があり、どの程度早く上げるかは、データやインフレと労働市場の見通し次第
「強い経済、持続的な完全雇用には物価の安定が必要」
「世界的な急減速は豪のソフトランディングを難しくする」
「 最近のデータは引き続きオーストラリアの個人消費の底堅さを示唆
「他の条件が同じであれば、キャッシュ・レートの水準が上昇するほど、金利上昇ペースが緩やかになる可能性が強くなる」

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「インフレを抑制するため、金融政策で景気を減速させる必要がある」
「計画的なリセッション(景気後退)というより、計画的な景気減速」

木原官房副長官
(為替について)
「高い緊張感をもって注視」
「急速で一方的な動きを憂慮」
「最近のような動きが継続する場合には必要な対応を取りたい」
「ファンダメンタルズに沿った安定推移が重要」

神田財務官
「急速な円安進行受けて3者会合を開催」
「明らかに過度な変動と思われる」
「政府・日銀はこうした動きを極めて憂慮」
「ファンダメンタルズだけでは正当化できない動き」
「前回の3者会合声明、考えが大きく変わったわけではない」

エルドアン・トルコ大統領
「穀物の輸出が貧しい国ではなく富める国に行く、というプーチン露大統領の発言は正しい」
「ロシアから輸出される穀物を我々も欲しい」

欧州中央銀行(ECB)声明
「今後数回の会合でさらなる利上げを見込む」
「今年後半の経済は停滞する見込み」
「2022年のGDP見通しは3.1%(前回は2.8%)」
「2023年のGDP見通しは0.9%(前回は2.1%)」
「2024年のGDP見通しは1.9%(前回は2.1%)」
「2022年のインフレ見通しは8.1%(前回は6.8%)」
「2023年のインフレ見通しは5.5%(前回は3.5%)」
「2024年のインフレ見通しは2.3%(前回は2.1%)」

ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
ユーロの下落がインフレ高進を増長している
高インフレは弱いユーロも原因
「成長へのリスクは主に下振れ方向」
「インフレ見通しのリスクは主に上振れ方向」
「ガス価格の混乱が経済停滞を強めている」
「全会一致で利上げを決定」
次回の利上げは75bpである必要はない、75bpは標準ではない
「インフレは極めて高い」
「ECBはユーロの為替レートは目標にしていない」
ユーロ相場を注視している
「データが大幅利上げを必要とするなら、そうする」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「パンデミックが労働力規模の縮小の一因となった」
「パンデミックが供給抑制の一因となった」
「FRBはインフレが低下するまで行動を維持する必要」
「パンデミックがなければインフレ急上昇は起こらなかった」
「FRBはインフレの社会的コストを回避するために今すぐ行動する必要」
「早急な緩和のリスクを歴史が警告」
「インフレ調整が完了するまでFRBは直ちに行動する」
インフレを抑えることに強くコミット
「インフレ期待が固定されたままであることが非常に重要」
「労働力は依然として非常に強い」
経済上必要ならバランスシートのランオフの調整を用意
「米財政は近く持続可能な軌道に回帰する必要がある」

ロジャース・カナダ中銀(BOC)上級副総裁
政策金利をさらに引き上げる必要がある
「中銀のこれまでの対応がインフレに完全に影響を与えるまで2年かかる可能性」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「インフレ率を2%に引き下げることがFRBの目標」

ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁
「主要な中央銀行が金融政策を正常化すれば我々にとってプラス」
「為替レートは特定の役割を果たす」
「ECBが1.00%利上げしても問題は発生しない」
「ECBの0.75%利上げに驚かない」

エバンズ米シカゴ連銀総裁
「労働市場は減速していくと予想」
「インフレは非常に高く、労働市場は強い」
「我々は迅速に利上げを行う」
「景気後退を避けることができると信じている」
「今年の米国のGDP成長率は0.5%程度と予想」
「ドル高は投資家のFRBへの信頼を反映」
年末か1月までにFF金利のピークである3.75-4%に到達することに胸騒ぎはない
金利が3.5%近辺になれば引き締め過ぎという懸念も

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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