米PPI(生産者物価指数)や小売売上高に注目! 「3月14日の注目点とイベントスケジュール」

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2024年3月14日

米PPI(生産者物価指数)や小売売上高に注目! 「3月14日の注目点とイベントスケジュール」

記事を書いた人:岡ちゃんマン

 

昨日は春闘の集中回答日でトヨタをはじめ多くの企業で満額回答が続いています。

春闘の結果を受けて日経新聞が「日銀は来週18-19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するか議論」「2024年の賃上げ率は昨年を上回る見通しで、2%の物価目標を安定的に達成できる確度が高まった」と報じるなど、金融正常化期待が高まり円買いが進む場面がありました。

 

本日は米国のPPI(生産者物価指数)や小売売上高など米指標と、引き続き日本の春闘の結果と金融正常化に関する発言に注目したいと思います。

目次

◎本日の注目点

 

1)経済指標

 

米PPI(生産者物価指数)、米小売売上高、米失業保険申請件数

PPI(生産者物価指数)はCPI(消費者物価指数)の先行指標として注目されています。

PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、前回値を下回っているようであれば米国の物価は落ち着き、利下げの期待が高まるのではないかと思い注目しています。

また、米国は消費がGDPの大半を占めるので、小売りの状況が悪化していると消費低下と受け止められます。

その他にも、FRBは雇用市場に注目していることから雇用の先行指標として失業保険申請件数に注目しています。

全ての結果が強い方向、もしくは弱い方向に揃った場合は大きな値動きに繋がるのではないかと思います。

 

 

 

2)要人発言

 

欧米英など日本以外は利下げ時期に注目が集まっています。

スイスが一番利下げが近いと予想され、続いてカナダ、その次に欧州、英国と米国が年後半に利下げと予想されています。

いつから利下げがスタートするのか、年に何回利下げがあるのか、利下げに関する発言に注目です。

また、欧州や米国はQT(量的引き締め)終了に関する発言にも注目です。

発言を受けて金利が低下するようであれば通貨売りが進むのではないかと思います。

ECBは先週の理事会で6月理事会での利下げの可能性が高まり、理事会後の要人発言でも6月利下げを支持する発言が続いています。

ただ、一部では4月理事会での利下げの可能性を指摘されており、4月利下げに関する発言が出てこないかに注目です。

 

対して日本は金融正常化に関する発言に注目です。

先週は今年の春闘の賃上げ要求が昨年の平均4.49%に対して平均5.85%と連合が明らかにしたことで、日銀の金融正常化が進むのではないかとの観測から円買いが進み、「賃金物価の好循環の強まり確認できれば、大規模緩和策の修正を検討」植田日銀総裁が発言したことでさらに円買いが加速しました。

昨日は春闘の集中回答日で、トヨタをはじめ満額回答が続いています。

春闘の結果受けて日経新聞が「日銀は来週18-19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するか議論」「2024年の賃上げ率は昨年を上回る見通しで、2%の物価目標を安定的に達成できる確度が高まった」と報じるなど金融正常化期待が高まっており、金融正常化に関する発言に注目が集まっています。

 

 

 

 

◎本日のイベントスケジュール

 

 

3月14日(木曜日)

 

02:00 USD 米30年債入札

16:00 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)

18:30 EUR エルダーソンECB専務理事発言

18:40 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言

20:00 EUR シュナーベルECB専務理事兼主席エコノミスト発言

21:00 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言

21:30 USD 米小売売上高、PPI(生産者物価指数)、失業保険申請件数

 

 

3月15日(金曜日)

 

03:00 EUR デギントスECB副総裁発言

03:30 EUR ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁発言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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